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マガジン「沖縄で家づくり」読んでみてね!

ムーチー(鬼餅)を、寒くもないのにおもむろにほおばってみる。

ムーチー
私、実は移住してすぐの頃から、「ムーチー」がずっと気になっていました..。

月桃の葉に包まれながらも、チラリと見える、紫・黄色・緑のモチモチな姿。「ムーチー」という地方のゆるキャラにでも使われそうなかわいらしい柔らかな名前。巻かれたラップにペッタリとくっついてツヤめくお餅の肌理。

ムーチー、それは餅が好きな私にとっては魅惑的な食べもの。

あぁ、一口でいいから食べてみたい..。

でも餅ってどのタイミングで食べていいかよくわからないんですよね。しかも季節もの?のようで、おもむろに買ったら地元の人的に変に思われたりするのかな、とか勘ぐってしまって。

食べたいと思いながらも手に取ることはできず1年半。こないだ勇気を振り絞って初めてムーチーを買いました。

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ムーチーとは?

ムーチー(鬼餅)は沖縄の旧暦12月頃(カレンダーだと1月頃)に、縁起物として食べられるお餅のことだそうです。

ムーチー(餅、鬼餅)は、沖縄県で食される菓子の一種。「餅」の沖縄方言であり、サンニン(月桃)の葉で巻くことから「カーサムーチー」と呼ばれることもある。餅粉をこね、白糖や黒糖で味付けを行い、月桃の葉で巻き、蒸して作る。旧暦の12月8日(グレゴリオ暦では概ね1月)に、健康・長寿の祈願のため縁起物として食される。

引用:Wikipedia – ムーチー より

起源は沖縄の昔話にあるようですよ。

昔、首里から大里に移り住んだ男が夜な夜な鬼になって人畜を襲うことから、その男の妹が憂いて、鉄釘入りのムーチー(鉄の塊とする場合もある)を兄に食べさせ、弱ったところを海に蹴り落として殺したというものである。

引用:Wikipedia – ムーチー より

漢字表記が「鬼餅」なのもここからきているようです。

ちなみに、今は8月。全然、ムーチーの時期じゃない

みなみのひげ、ドキドキ初ムーチー

ある時、スーパーかねひでのレジのすぐ横に、ムーチーを発見しました。それから数週間は、かねひでへ行くたびにチラチラとムーチーを見ては悩み、手を伸ばしては引っ込めの繰り返し..。

ムーチーを食べたい正直な欲求と、買ったら変な目で見られるんじゃないかという戸惑いを何度もいききした結果、決断しました。

よし、ムーチー買うぞ!

勝負は一瞬。あたりを見回した後、ごく自然に、紫色のムーチーをひょいと買い物かごに混ぜます。
レジのお姉さんのところへ持っていくと、、何気ない顔をして会計を通します。

ムーチーがレジに読み込まれているときは、「うわっ何こいつ?ムーチビーサー(ムーチーを食べる時期)でもないのにムーチー食べるわけ?意味わからんさー」とか思われてないかと、ドキドキが止まりませんでした。

しかし何事もなかったかのように、会計は済み、無事、ムーチー(79円)を購入することに成功しました。

やった!やったぞー!

ムーチーを眺める

勇気を出して買ったムーチー。
家に帰って、奥さんが向こうの部屋にいる間に、キッチンでいそいそと袋から取り出します。

まずはまじまじと眺めます。

ムーチー紅芋
見まごうことなく、ムーチーです。モチモチ。

ムーチーの裏側
だ、誰も見ていないから、裏返しちゃったりしようかな..。う、裏返しちゃうんだなっ。

あらやだ。品名一口カーサだそうです。たしかに、一口でいけそうなサイズ感。

ラップを外して、ムーチーを切ってみます..。

切ってみるとプックリ
包丁を入れて(餅だから切りにくい)、パカっと開けてみると、プックリとしたムーチーがその姿を見せてくれました。

お、お、美味しそうっ!

我慢できずかぶりつきます

みなみのひげ、ムーチーのモチモチ感にとうとう我慢ならなくなって、かぶりつきます。

ムーチーにかぶりつくみなみのひげ
我慢できーん!ガブっ。

もぐもぐ(モチモチ)。

ごくん。

ふむ。

思っていたよりも月桃葉の香りが強いですな。

すあま(←好き)みたいな味と香りをイメージしていたのですが、加えて、ちょっと生姜のような香りがあります。

まぁこれはこれで悪くないです。おいしゅうございます。

次は1月に食べようと思います

そんなわけで、ただ餅を買って食べたお話でした。

ムーチーは旧暦12月(カレンダー1月)に食べるものとわかりました。鬼が出てくるし、本州でいう豆撒きの文化とかと関連しているのかしら?次はきちんと季節を意識して1月に食べようと思います。

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