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執筆しました小さな家づくり〜平屋でシンプルに暮らす〜

眠れないほど不安でもポジティブになれる方法

不安で眠れない

不安で不安で眠れない」、時にそんな場面が出てきます。

夜も眠れないような強い不安に対して、私たちはどのように対処したら良いでしょうか。

国内で「プロの執事会社」を経営し、執事を職業とされているかたがいます。そのかたの書籍を読んだところ、思考整理のやり方に、精神的な疲労を溜めない工夫がありましたのでご紹介します

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不安で、よからぬ想像ばかりが浮かぶ

大きな計画や長いプロジェクト、重要なイベントの直前などに、強い不安に襲われることがあります。トラブル・失敗を避けたい心に火がつき、「あぁなったらどうしよう」、「こうなったらどうしよう」、よからぬ想像ばかりが頭に浮かぶ。

夜もうまく眠れなくなり、疲れが重なり、体調は崩れ。

結局、そんな状態では力を十分に発揮できず、大事なところでミスしてしまい、恐れていた失敗を自ら招くような結果になってしまいます。

不安で不安で仕方ない、不安をどうにかなくしたい、そう考えている人はどうしたら良いでしょうか。

不安にもメリットがある

まず大切なこととして、大事なことの前に不安になるのはとても正しいことでもある、そのことを認識しましょう。

執事のダンドリ手帳 ~やるべきことがみるみる片づく』では、不安になることについて、「ものごとは計画通りに進むことはほとんどなく、むしろ、立てた計画を都度修正していくことが大事である」と主張した上で、このように書いています。

「もしもうまくいかなかったら・・・・・・」と想定しておくことはむしろ必要なことなのです。

「こんな場合はどうするべきだろうか?」「こんな失敗をした時にはどう対応すべきだろうか?」などと想定をしておき、あらかじめ対応をしておくことがダンドリです。

執事のダンドリ手帳 ~やるべきことがみるみる片づくより

不安な感情、それ自体はネガティブで苦しいことかもしれません。
一方で、不安を抱くことは、むしろチェック機能を強化し、事前の段取りを良くする効果を強めているとも言えます。

たしかに不安になると「あれは大丈夫かな..」と、心配なことに頭がいきますね。その時にミスや課題を見つけられるように頭が働くわけです。

過度な不安には、「状況整理」で対処すると良い

しかし、眠れないほど不安なのは辛いです。
疲労も溜まってしまいますし、体調を崩して、予定通り物事が進まなくなってしまうなら、それは問題です。

そういう過度の不安を和らげる対処法があります。

それは、状況をきちんと整理することです。

人が不安になる時というのは、往々にして「見通しがついていない時」です。

うまくいくかわからない、間に合うかわからない、そういった焦りが不安に変わり、冷静さを失わせてしまいます。

だからこそ、状況を整理してみます。

執事のダンドリ手帳 ~やるべきことがみるみる片づくより

こちらの文章の通り、不安は「見通し」がつくことによって、大きくやわらぎます。

人間は未知の部分へ対処するために不安な感情を持ちます。未知の部分があると、人の脳はあらゆる事態が起こる可能性を考えるので、たくさん頭のエネルギーを使いますし、最悪のケースにも対応できるよう、心に強い不安が起こります。

反対に言えば、「状況整理」がつくと、あらゆる事態の想定も、強い不安も必要なくなります。

  • 今の状況は全体の計画の中でどの地点か
  • やるべきことは順序立ててきちんと解決しているか
  • 課題が曖昧なまま放っておかれていないか

このような事項が分かっていないと、強い不安の種になります。

不明確なことがらを、できる限り具体的にはっきりさせる。
状況整理の際は、これをやりましょう。

眠れなくなるほどの不安はなくなり、プレッシャーで自らを押し潰してしまうようなことは避けられるはずです。

不安な気持ちをうまく使う

不安な感情は「諸刃の剣」です。

  • メリット  強力なチェック機能
  • デメリット 辛さ、苦しさ

辛さや苦しさを自分に与える一方で、チャレンジングなことを成し遂げる時に、強力なチェック機能を果たします。

不安は味方でもあるのです。

体調を崩すほど強い不安を抱くようならば、状況整理を行いながらメンタルコントロールをして、不安をうまく使いこなしていきたいものです。

今回の参考図書

情報整理や、思考の整理術が、精神的な疲労をためない工夫となっています。単純に執事さんの段取りの良さにも驚きます。

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