新しくなった名護博物館へ子どもといってきた[標本展]
博物館っていいですよねぇ。
知的好奇心が満たされる感じで、私、好きなんですよねぇ。
ゴールデンウィークに子どもとお出かけすることになり、名護博物館が新しくなったとウワサをきいていたので行ってみました♪
さてさて名護博物館にはどんなものがあるのかな??
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「名護・やんばる」のくらしと自然をテーマとした博物館
名護博物館は「名護・やんばるのくらしと自然」をメインテーマとした博物館です。
沖縄本島北部のやんばると呼ばれる地域はけっこう広く、国頭村が有名ですが、ここ名護もエリアとしては入ってます。

亜熱帯の森に包まれたやんばる。イメージはこんなですね。名護も街が目立ちますが、地域的にはこういうエリアです
やんばるである名護の「自然」や「暮らし」について、調べようと思ったらここ名護博物館に訪れるといいですね。
ひろーい1階の受付ラウンジ。
基本的には常設展示と特別展示に分かれているようです。あと、ワークショップ棟っていうのがあって、ワークショップイベントも開催されるみたいです。いいですねー♪
観覧料はこんな感じ。
- 大人………………440円(350円)
- 高・大学生……330円(260円)
- 小・中学生……220円(170円)
※小学生以下は無料。
※2025年5月時点の料金です。
また名護市内の人や、やんばる地域の人は、それぞれ割引料金がありました。くわしくは公式ホームページで確認ください。
公共施設なのでかなり親切な値段設定ですね♪
ちなみに1階は外(中庭?)へ抜けられるようになっていて、琉球民家が見学用に建っています!赤屋根の沖縄らしい家の造りが勉強できちゃいます。

1階は外に抜けられて、外では赤屋根の琉球民家を見学できます
これはもなかなかよかったですよ〜♪
特別展示:今回は「標本展」がやってました

こちらは骨格標本。奥に剥製もありますね
さてさてまずは特別展でも見ていきましょうかね!
今回は「標本展」というのをやっていましたよー。

標本展のポスター
「標本の役割とは?」という基本的なところから、いろいろな標本の仕方、さまざまな動物の標本と、ワンフロアにしてはかなり勉強になりました。

標本は記念ではなく、大事なのは「情報」です。将来、学術的な価値を発揮できるよう、情報を残すために標本があります

標本は大事な資料。作って終わりではなく、情報を残すために手間ひまかけて保存していく
標本の基本的なことを理解したら、いろいろな標本を見ていきます。
まぁ子どもたちは面白いのを見るのが優先ですね。

外国の蝶の標本はきれいですね〜

私の好きなクワガタの標本。南西諸島だけでなく奄美など九州離島の個体などもあり比べられる

OISTの展示ブースがあり……

名護のアリの種類が展示されていました。こんなに種類がたくさんいるのね!
顕微鏡でやっと見れるダニの標本なんていうのもあったり、なかなか興味深かったです。
常設展示は迫力満点の骨格標本が!
お次は2階にあがって常設展を見てみましょう。

階段をあがっていくと……
フロアを上がると……すごい展示が!
↓↓↓

迫力満点!!クジラの骨格標本
じゃじゃーん!
なんとでっかいクジラの骨格です!
ザトウクジラとマッコウクジラ、そしてイルカが迫力満点に展示されています。
これには子どもたちは大喜び!

階段をもうすこしあがると、鯨の骨格を近くで見ることもできます
ちなみに沖縄でも行われていた捕鯨文化の歴史なども紹介されています。

今ではクジラ・イルカ保護の観点から規制が進んでいる捕鯨。人々の生活文化と鯨の関わりの変化として展示はおもしろいです
クジラにつづいて沖縄の海洋生物の展示もありますよ。

沖縄らしい海岸の環境を再現したブース。風葬文化など自然と人間文化の関わりについてもわかります

沖縄の海辺でみられる貝の種類が展示されているのもいい!ビーチでみたあの貝殻の種類がわかる

沖縄の昔ながらの漁船「サバニ」
海洋生物だけでなく、陸上、ことやんばるの生き物についても展示がありますよー。

やんばるの森や河川の環境を再現したブース

みんな大好きヤンバルクイナの模型。ちなみにヤンバルクイナは最近、名護市内の森でも個体確認されている
やんばるの暮らし・生活文化についてもおもしろい

海洋生物から海洋生活文化、そしてやんばるの森から、やんばるの生活文化ブースへ
自然だけでなく生活文化についての展示もおもしろいですよー。
沖縄は特に自然と生活文化がゆるやかに繋がりあっているので、展示からもそのムードが伝わってくるのがいいです。

やんばる地域の生活で使われていた道具類

リュウキュウイノシシとイノシシ罠
木材を切り出して家や炭燃料にしたり、森や海の生き物を食べ物として糧にしたり、風葬・御嶽など自然のなかに信仰を見出したり……。
沖縄の人々がいかに島の自然とつながって生きてきたかがよくわかります。
自然とのつながりだけでなく、日本の里山らしさだったり、中国らしい文化だったり、沖縄のいろいろな生活の側面も展示から感じ取れますよ。

沖縄の食事メニューはとってもおいしそう!食品サンプルなのによだれがでちゃう!

すごく立派なデザインの骨壷「厨子甕」は、昔話のような形のなかに中国文化とのつながりも感じさせます

昭和レトロ感たっぷりの売店。いいですねー。ここだけ時が止まったみたい
もっと細かくいろいろ紹介したいものもあるのですが、記事が長くなりすぎるので割愛。
駆け足で紹介してもこんなにたくさん展示があってとっても楽しめました!
沖縄北部の自然・生活がよくわかる素敵な博物館
いやぁ、博物館っていいんですよねぇ♪
楽しみながらいろいろ勉強になりました。
名護博物館はだいたい2時間〜半日くらいの所要時間で楽しめる感じでしたね。
子どもといっしょに大人も楽しめるし、また別の特別展があったときにいってみよっと。
常設展もなかなかのクオリティ。
沖縄旅行のついでに北部観光もかねていってみるのもいいかもしれません。
子どもの夏の自由研究とかも、これでできちゃいそう。
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スポット情報
名称 | 名護博物館 |
---|---|
住所 | 沖縄県名護市大中四丁目20番50号 |
アクセス | 沖縄自動車道 許田インターより約14分 |
営業時間 | 10:00 ~ 18:00(最終入館 17:30) |
定休日 | 月曜・祝日・毎月第4木曜(館内整理)・慰霊の日・年末年始(12/29~1/3) |
電話番号 | 0980-54-8875 |
URL | https://www.city.nago.okinawa.jp/museum/ |
駐車場 | あり |
地図
スポット情報は2025年04月27日更新時点のものです。