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【移住が決まったら】沖縄移住のモチベーションを整理しておこう。

なんだっけ?
沖縄移住をしてしばらく経つと「当初、沖縄移住に求めていたものってなんだったっけなー」と、思い返す場面がでてきたりします。

今回は移住のモチベーション整理について書いてみたいと思います。

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モチベーションが何か、整理するのは大切

いざというときに冷静さを保つ

「人は自分でもよくわからない動機によって動いている」これはひとつの真理です。

しかしながら、動機(モチベーション)を自分なりに整理し、明確にしておくことはとても大切なことです。動機をはっきりさせることで、いざという時の自分の冷静さを保つことができるようになるからです。

モチベーションを曖昧にするデメリット

モチベーションを整理せず、曖昧にしておくことで起こるデメリットがあります。

移住当初、さまざまな課題やハプニングに一生懸命対応しているうちはいいのですが、半年、1年経ち、沖縄生活に慣れて熱が冷めだしたときに「あれ、私何してたんだろう?」と、ふと夢からさめたみたいになることがあります。

私はこれをネバーランドで大人になる症候群と勝手に名付けていますが、こういうときに移住のモチベーションが曖昧なままだと、気持ちがさめていく状態をコントロールできません。

嫌なことがあるたびに沖縄移住したことが元凶に思えてきて、生活が急に虚しくなり、ややもすると移住を中止し帰りたくなることすらあり得ます。

言葉にすると冷静になれる

そんなとき、移住したモチベーションを言葉にして思いかえすことで、冷静に生活を続けることができます。

突然の虚しさは辛く、頭も落ち着いています。自分としては移住前の冷静さを取り戻して「今がダメだ」と判断したように思えます。しかし虚しさはある種の混乱状態で、その場の自分の妄想として虚しくなっていることが多いです。

自分は○○○○のために沖縄に来たんだ」このワードが思い返せるだけでもだいぶ気持ちが楽になります。

沖縄移住のモチベーション整理の仕方

沖縄移住のモチベーション
さて、モチベーションの整理が大切なことはわかりましたが、いきなり「整理しろ」と言われても急にはできませんね。

人それぞれに動機はありますので、モチベーション整理のしかたをいくつかご紹介します。自分は沖縄に何を求めていたかを思い出し、整理してみましょう。

キーワードから整理する

「自分が好きな沖縄」、「自分の考える沖縄移住」、「自分の理想の暮らし」など、理想のイメージから派生するキーワード、結びつきが強いキーワードを書き出して自分のモチベーションを整理する方法です。

ポイントは「沖縄に相応しいかどうかではなく、自分が相応しいと思えばそれでいい」ということです。

私の場合、「自分が好きな沖縄」からは「エメラルドブルーの海」「知念岬からの景色」「南国の植物」「オカヤドカリ」「ハンモック」「暖かい」などのキーワードが出てきました。

「オカヤドカリが住む南国の環境で、景色のいい場所で暮らしたい」っていうのがモチベーションとしてあるんだと思います。

オカヤドカリを沖縄移住にくつける人はあまりいないですが、私はオカヤドカリが大好きなのでそれでいいのです。浅はかで他人に通じなくても、自分に正直で納得感のある動機が出てくることが大切です。

ストーリーから整理する

「沖縄を好きになった」、「沖縄に移住したいと思った」そんなきっかけを思い返し、ストーリーとしてまとめておきます。ストーリーは記憶しやすいので、あとで思いかえすのが楽です。

ここでのポイントは、沖縄が普通もしくは無関心だった自分が「沖縄好き」に切り替わった瞬間を、なるべく深堀することです。

例えば、ある人は、小学校のときに日本地図を広げて見ていたら、日本の端っこに沖縄を見つけて「こんなところにも人が住んでるんだ!将来、こんなところに住んでみたい!」と思ったのが沖縄移住を考えたきっかけだったそうです。子供のときのワクワクする冒険心を沖縄に抱いたのが始まりなんでしょうね。

多かれ少なかれ、人が変わる瞬間にはドラマがあるので、沖縄移住のモチベーションを思いかえす時に効果的です。

同時期に影響を受けたものを探る

「沖縄移住だけ」が好きな人生を歩んでいる人は少ないです。誰もが必ず同時にいろいろな好きなもの・憧れを持って生きているはずです。沖縄以外の好きなものから共通していることを見つけ、沖縄移住のモチベーションを探ることができます。

「沖縄移住したい!」と思ったときと、同じ時期に、自分に影響を与えていたものをピックアップしてみましょう。

「おしゃれな建築の家」とか、「ダイビングでマンタと出会う」とか、「陶器の作家さん」とか、沖縄移住と同様に好きになったものや憧れたものをピックアップします。

「沖縄移住」と「おしゃれな建築」が同時期に好きだったら、もしかしたら「おしゃれな暮らしがしたい!」というモチベーションのもと、沖縄移住も考えていたのかもしれません。

嫌なことから整理する

逆説的なやりかたですが、意外と整理できます。

人は好きなものより、嫌いなもののほうが判断しやすい生き物です。それを逆手にとって、「こんな生活はしたくない」という反理想的な状態の裏返しとして、沖縄移住のモチベーションを把握します。

「時間に追われる生活が嫌」、「ペースの速い生活が嫌」、「コンクリートだらけの街が嫌」、「物価が高いのが嫌」、「ストレスが多い環境が嫌」など、嫌なことの裏返しが沖縄にあるかを考え、それがモチベーションになっているか考えてみます。

ただし、嫌なことから逃れることだけをモチベーションにしないようにしましょう。移住して環境が変わってからも、別の嫌なことを見つけてしまいがちになります。

冷静さを失わないことが大切

間違ってはいけないのは、あくまで冷静さを失わないことが大切なのであって、「沖縄移住をやめないこと」は重要ではないのです。

労力をつかって沖縄移住すればするほど、地元に帰るのはなんだか負けたような気がするものです。しかしながら、人にはさまざまな状況が起こります。金銭に限らず、健康や精神状態、人間関係的にも、帰ったほうがいい状況はあり得ます。

そのときに無理して沖縄生活を続けてしまうのは自分を不幸にするばかりです。

一時的な辛さに弱気になっただけで、沖縄生活をやめるほどのものではない」のか、「当初の想定と実生活が余りに違い、生活状況を変える(戻す)必要がある」のか、十分に冷静な判断をしたいものです。

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