沖縄で仕事をしていて困ることって何?移住者が働きだして大変なことを考えてみた
今回は、「沖縄で仕事をしていて困ること」。
沖縄に移り住むとなったら、ほぼすべての人が沖縄で働くことになります。
同じ日本ながら、亜熱帯の温暖な地域、独特の島文化、やっぱり違いに戸惑うこともあるかもしれません。
沖縄で働くとなった時に「困ること」ってどんなことがあるのか、挙げてみました。
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都市圏と比べてお給料が下がる(ところが多い)
まずは、沖縄移住&転職を考えるかたが、真っ先に気になる話。
東京など都市圏から、転職してきた人の多くが「お給料が下がった..」と言っています。
地方にいくと、都市部より給与が下がる傾向がありますが、沖縄も日本の地方。その傾向は顕著にあります。
感覚的な話ですが、同じ職種で2割は下がる感じです
月給が30万なら、25万円くらい。25万なら20万くらい。18万なら15万くらいといったところでしょうか。
それをカバーしているわけではありませんが、都市部に比べ、沖縄は家賃が安いです。
東京都23区内で2LDKの部屋に住むとなると、少なくとも家賃12〜15万/月は覚悟する必要がありますが、沖縄なら6〜8万円くらい。
いい部屋や、海が見える部屋にして、家賃10万円/月前後です
やりようによっては、給与減が生活費に影響しないので生活の質は、そんなに変わらないかな、という印象です。
でも上がるならまだしも下がってますからね。
給与明細を見ると、やっぱり、切なくなりますよね。
※もちろん、全部の会社が全部、給与が下がるわけではないです。
車通勤は、到着時刻が読めない
沖縄は、車社会です。
那覇のゆいレール沿線以外の場所は、車移動が主になります。
車移動は電車と違い、到着時間が読みにくいです
14時に待ち合わせしたとして、都内ならピッタリ到着できるところ、沖縄では前後10分、15分のズレがほぼ毎回出ます。
特に大変なのは那覇周辺の通勤・退勤ラッシュ!!
これを踏まえて到着時間を読むのは至難の技です。
移住当初は、高確率で渋滞にハマってしまうので、驚くほど、移動に時間がかかり焦ります。
移住者の友人は、初出勤の時に、30分早く着くよう家を出たのに、1時間のラッシュにはまってしまい、結局、遅刻してしまったそうです。
(上司さんは事情を知っているので、快く許してくれたそうです..よかった!)
最近はスマートフォンの地図・カーナビアプリが渋滞時間も踏まえてくれるので、それを活用するとだいぶ楽ですよ
名前・地名が覚えにくい
ぱっと見で、まず読めない人の名前としては、例えば、
- 伊是名さん
- 桃原さん
- 根路銘さん
- 瑞慶覧さん
- 喜屋武さん
などなど。
読めますか?
正解はこちら。
- 伊是名(いぜな)さん
- 桃原(とうばる)さん
- 根路銘(ねろめ)さん
- 瑞慶覧(ずけらん)さん
- 喜屋武(きゃん)さん
もう、全然、読めないです。
唯一「ももはら」と読めそうな桃原さんも「とうばる」だし
同じように地名も、ぱっと見で読めないものばかり。
- 勢理客(じっちゃく)
- 阿波根(あはごん)
- 北中城(きたなかぐすく)
- 饒辺(のへん)
- 仲村渠(なかんだかり)
でも沖縄に住んでいる人からすると、常識レベルで読めるんだからすごいです(ちなみに私たちはまだ読めない漢字があります)。
沖縄に住み始めたときは、なにかと人名、地名を聞き返したり、忘れてしまったりして、大変な思いをします。
あとPCの文字変換候補がないのも地味に困ります。
しましょうね問題
沖縄に移住した人が必ずと言っていいほど遭遇する「しましょうね」問題が、現実問題となります。
わかりやすいので例を書きます。
しましょうね問題
会社で打ち合わせが終わり、同僚の与那城さんが「じゃこの書類まとめておきましょうねー」と言って立ち上がりました。
私は「わかりました」と言って、書類を持って行こうとします。すると、与那城さんが「いやいや、書類持っていかないでよ」と言い出します。
書類をまとめるのに、書類を見ちゃいけないなんて!
こ、これは、私に対するイビり。。。ッ!?
はーい、イビリじゃないですよー。
「〜しましょうね」は、沖縄の方言で、「(私が)〜しますね」という意味。
知らないと、「一緒に〜しようね」か、「あなたが〜してね」という意味に捉えられるので、コミュニケーションミスが発生します。
まぁさすがにイビりに間違える事例はないですが、「〜しましょうね」を間違えて、二重作業してしまったり、会議室の場所を間違えたりはありえます。
ほかにも「だはずよー(〜なはずだよ)」が、会議でよく出てくるので、情報の確実性を正すのに苦労するなど、沖縄方言に慣れるまで苦労するシーンはあるようです。
台風だからといって、納期が遅れたりはしない
沖縄IT業界あるある?
沖縄の「台風」は、本州のそれとは比べものにならないくらいの規模でやってきます。
フィリピン沖で発生した台風は、ちょうど沖縄に来る頃に最大化します。
とんでもない大雨と最大風速70mなんていう暴風が吹き荒れるのが沖縄の台風。
そんな時は、会社・学校がお休みにせざるをえません
わーい、臨時の休日だー!なんて、嬉しいことかと思いきや、沖縄IT業界の友人に話を聞くと大変なこともあるみたいです。
付かぬ事を聞きますが
何?
台風でプロジェクトが後ろ倒しになることってあるの?
あ、ならないっす笑
なんと!
納期前は「台風だけど、頑張ろうね☆」ってなります
ほぎゃー!!w
あ、でも!
(ほっ、一応、配慮はあるのか)
打ち合わせで来沖するクライアントさんが、台風で来られなくなると、プロジェクトのスタートが遅れることはあるよ笑
ほぎゃー!www
始まりは遅れたとしても、終わりは遅らせません!w
さすが沖縄IT業界!自然に強い!
彼のところは在宅作業もできるので、台風時は、うまくやりくりしているようです。
いやはや、沖縄のIT業界で活躍するみなさまの、台風時の人知れぬ努力を思い知りました..。
一番のネックはお給料ですかねぇ
こんな感じで、働いていて困ることを挙げてみました。
だいたい、一番のネックは「お給料が〜」というところになるとは思います。
沖縄は地方の中では、勤務時間が長い傾向があると聞きます。
労働時間の対価として給与を考えると、困るシーンも出てくるかと思います。
- 今までの給与水準を維持するべきか否か
- 収入が減るならば、自分の生活の質が極端に落ちないか
- 給与以外の部分で、豊かさや充実感を手に入るか
この辺は、個人個人が検討する必要があるでしょう。
仕事探しをするときは、「リクナビNEXT」から求人を探してみると県内のなかでも高給な仕事があったりします。チェックしてみてくださいね。
それ以外は、(台風は正直こわいですが)、方言のコミュニケーションロスがあるとしても、言葉は日本語で通じるし。
周りの人々がいろいろと気にかけてくれる感じも日本的だし、そんなに大きくは悪くはないかなと思います。
時間にあくせくしていなかったり(最近の沖縄は時間にルーズではないですが)、人と人とのコミュニケーションにゆとりがあったり、そういうのを望む人によってはむしろ働くのに良い環境かなーと思います。
沖縄での仕事を考える際の参考にしてくださいね。
沖縄への転職を考えている人へ
沖縄の転職相談で推薦がもらえるかも
沖縄求人ドット・コムでは、無料のお仕事相談サービスがあるようです。移住者向けに暮らしの助言もあるもよう。このサービス、場合によっては企業に仕事の推薦をしてくれることも。書類選考で駄目だった人が同じ企業で選考通過した事例もあるそうです。
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