「タナガーグムイの滝」でやんばるのマイナスイオンをたっぷりと浴びる
※記事の情報は執筆時点のものとなります(8年前の投稿)
※現在、タナガーグムイは立ち入り禁止です。自然そのままの素晴らしい環境がある一方で、滝壺や急流によって、過去に複数の死傷者が出ています。こちらの記事はそのまま残しておきますが、以上のことをくれぐれもご理解の上、お読みくださいますようお願い申し上げます。
沖縄県国頭村安波、沖縄本島の北端とも言っていいくらい北のエリア。
ここは「やんばる」と呼ばれる亜熱帯性の森(というか、ジャングル)があります。
タナガーグムイの滝は、そんなやんばるの中にある「滝」。
今回、奥やんばるの里に友人家族と泊まったので、昼間、タナガーグムイの滝を見に行ってきました。
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タナガーグムイ(テナガエビの群れる)滝へ
タナガーグムイとは、「テナガエビの群れ」という意味。
「タナガー」は、「テナガー」、つまり「手長(テナガ)」の訛りで、沖縄では「テナガエビ」の呼び名です。「グムイ」が「群れ」という意味です。
タナガーグムイの滝へ行くには、山の斜面を大人の足で5分くらい降りていきます。
入り口にこんな看板が…。えー!
あとでも説明しますが、滝の近くで遊泳などは危険な場所だそうです。
山の斜面を降りていきましょう。
雨上がりだったので、けっこう滑りそうな場所が多かったです。足元にお気をつけを。
道の途中で「キノボリトカゲ」が!(カメラを向けたら隠れちゃいました)
名前通り、木に登るトカゲです。沖縄だと比較的、よく見られるのですが、絶滅も危惧される貴重な生きものです。
さすがやんばる。自然が豊か。
到着!タナガーグムイの滝です。
向こうに滝壺が見えます。
森に囲まれていて、非常に爽やか。沖縄だけど、避暑地みたいです。
川は、清流とはいえ緑色。亜熱帯の広葉樹の森なので、葉っぱのタンニン成分が流れ出して茶色っぽい川の色をしている感じです。アマゾンの川の色が茶色いのと同じような原理。
確かにテナガエビが好みそうな環境です。川の浅瀬をよく見ると、テナガエビも泳いでいました。
川はあちこち流れがはやく、大人でも流されそう。
ちなみに、先ほどの溺水、転落による事故が多い話ですが、「滝壺付近は、水深が非常に深い(濁っていてわかりにくい)」というのと、「急流のすぐ先に、もう一つ垂直な滝があり、岩場かつ高い(4、5mくらいありそう?)」というのがあります。訪れた際には事故に十分お気をつけください!
というわけで、ちょっと水遊びでもしようと考えて訪れましたが、やっぱりやめました。
こりゃ水遊びには向いていません。
でも、景色を楽しんだり、涼んだりするのには良さそうです。
なんか仙人でも住んでそうな雰囲気。川岸にいるだけで、だいぶ癒されました。
夏場に訪れたい涼しげなスポット
行き帰りが山の斜面を上り下りするので、ちょっとしたトレッキング気分になりますが、滝までくるとなんだか「隠れ家スポット」に来たような気分になります。
避暑地っぽい、夏場に来たら涼しげなスポットでした。