小さくて美味しい南の島の「島バナナ」の食べかた
※記事の情報は執筆時点のものとなります(8年前の投稿)
普通のスーパーに売っているバナナとはちょっと違う、「島バナナ」というバナナが沖縄にはあります。
沖縄や小笠原などの島で、民家の庭や、畑、通り沿いのちょっとしたところに植えられているバナナで、フィリピンから輸入されてくるバナナとは違う種類。
沖縄の地元の人からすると、お盆にお供え物に使われたりする、けっこう身近なバナナだそう。
今回は、そんな島バナナを初めて食べてみたので、食べ方などをご紹介します。
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青い状態で売っている小さいバナナ
前々から、ファーマーズマーケット(野菜市場)に「小さいバナナがあるなぁー」と、横目で見ていたのですが、最近、それが初めて「島バナナ」なるものだと知りました!
小さい!バナナ小さい!私の手で持つと、こんな感じ。
(バナナが黒い理由は後でわかります)
長さは10cmあるかないかの可愛らしいバナナ。これくらいが普通のサイズのようです。
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島バナナの食べ方
さて、記事冒頭のバナナの写真、青かったですね。
島バナナはこのような青い状態で売られていますが、そのまま食べると甘くないようです。
店員さんに教えてもらったのですが、黄色くなって、さらに黒っぽくなるまで追熟させると、美味しく食べられるんですってー!
普通は黄色で美味しい気もしますが、島バナナは黄色くなったくらいだと、まだちょっと酸味が強いのだそうです。
ちなみに、私は最初、緑のまんま食べれるもんかと思っていました…。
青パパイヤ的な感じかなって。炒め物にすんのかなって…。んなわけないか。
室内に常温で4、5日放置したら色が変わった
ビニール袋から出して、室内で常温で置いておきます。(冷蔵庫だとうまく追熟されないらしい)
4、5日経ったタイミングで、色が一気に変わり始めました!一週間も経つ頃にはこんな状態に。
食べごろです。バナナの近くで匂いを嗅ぐと、熟したフルーティーな香りがしています。美味しそう〜。
ちなみにもう一房、小さい島バナナも買っていたのですが、そちらはなぜか、あまり黄色くならずに黒くなりました。個性…なのかしら?
と、いうわけで、一番黒そうなバナナを食べてみます。こんなに黒くて大丈夫かいな。
はい、全然、大丈夫でした〜。中身はキレイなバナナの身。
黄色い方も、この通り。ちゃんとバナナでございました。
普通のバナナよりも香りがフルーティー
さて、熟した島バナナを食べてみます。
パクッ、もっしゃもっしゃ..。
あ、美味しい! なんか、こう、普通に、、美味しい。(ボキャブラリー0点)
島バナナ、香りがすごいフルーティーで、ちょっとねっとりした食感と、熟したバナナ甘さがよく合っています。
小さいからすぐ食べ切れるのもいい感じ。こりゃいいな。
急に大人しくなって、嬉しそうにバナナをもしゃもしゃし続ける私。
ピノ子さんに「お猿さんみたいだね」と言われましたが、仕方ありません。みんな先祖は猿ですもの。
島バナナ、おいしゅうございました。
流通がむずかしいらしい
この島バナナ、なんで全国のスーパーに並んでないのかというと、生産が安定していないので流通が難しい理由があるそうです。
検索してみたら情報がありました。
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島バナナが大規模生産されない理由は、第一に、生産の不安定さによります。島バナナにはいくつか敵があります。
まず、台風。
台風は沖縄農業全体の天敵ですが、仮茎も根も弱く、風が吹かなくても実の重みで倒れかねないバナナは、台風ではいちころです。(〜中略〜)流通コストの高さには、バナナの結実期を揃えるのが難しいという事情もあります。(〜中略〜)
台風以外のバナナの大敵は、ゾウムシと土壌で伝染するイチョウ(萎凋)病などによる立ち枯れです。バナナは品種によって病気に対する耐性が異なるのですが、島バナナはイチョウ病に弱いのです。引用:バナナ的エッセイ:沖縄・島バナナ編 より文中の一部を抜粋
これは大分、端折って引用しております。上のサイトにはもっと詳しく書かれておりましたので、ぜひ読んでみてください。
なるほど、安定した供給を保持するのが難しい事情があるんですねー。
というわけで、あまり沖縄の外には出回らないのが島バナナだそう。機会があれば、ぜひ味わってみてください。
食べやすくて気に入ってます
普通のバナナの半分以下の大きさなので、ほとんど、一口サイズ。
おやつサイズで食べやすいので気に入っています。
おやつ・朝食に島バナナはおすすめですよ。
ネット通販からも買えるので、気になる方は食べてみてください。