やんばるの大迫力パワースポット「大石林山」でトレッキング
※記事の情報は執筆時点のものとなります(8年前の投稿)
沖縄最北端「辺戸岬」の近くにある、大石林山(だいせきりんざん)。
大石林山はパワースポットとして知られ、またトレッキングできることから沖縄北部の観光スポットとしても人気の場所です。
今回は、大石林山のコース説明やトレッキングの様子をご紹介します。
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2億年の年月をかけてつくられた大石林山
大石林山は、2億年前の石灰岩が雨水などにより侵食されてできた、世界最北端の熱帯カルスト地形だそうです。
また沖縄の神様「アマミキヨ」が沖縄で最初につくった聖地・安須杜(アシムイ)がある地域でもあります。
安須杜には、今でも40を超える御願所(拝所)があり、神人の祈りが捧げられているとか。
そんな自然と神々によってつくられた神聖なスポットが、大石林山ということです。
大石林山へ行く前に
ビーチサンダル・ヒール厳禁!動きやすい靴で行こう
大石林山は山道をトレッキングして進んでいきます。
場所によってはぬかるんでいて滑りやすいところもあるので、ビーチサンダルやヒールのある靴は避けましょう。
スニーカーやトレッキングシューズがおすすめです。
私たちはスニーカーがなかったので、マリンシューズで代用することに。
マリンシューズに土の汚れがつきましたが、マリンシューズなら洗って干すのも楽チンなので結果としてよかったです(ただスニーカーよりも少し滑るので注意が必要)。
虫・日焼け対策をお忘れなく!
亜熱帯自然の森、大石林山。森の中には蚊があちこち飛んでいます。
あらかじめ虫除けスプレーを身体に吹きかけてから、スタートするようにしましょう。
また日陰スポットは多いながら、日陰がないところもあるので、日焼け対策もお忘れなく。
小雨くらいなら観光できるよ!
大石林山の観光は小雨くらいであれば、問題なく観光することができます(普段より山道が滑るので注意が必要ですが)。
私たちが観光していたときも、晴れていたのに突然パラパラ雨が降ってきたりを繰り返していました。山は天気が変わりやすいって本当なのですね。
大石林山のところどころに傘の貸し出しスポットがあるので、雨が降ってきたら借りることができるようになっていますよ。
いざ、出発!バスでスタート地点へ
券売機でチケットを購入後、スタート地点までバスで移動します。
整備されていない山道を進んでいくので、ぐわんぐわん揺られます。
バスの道中では野生のイノシシに遭遇。「どんだけ野性味あふれる場所なんだ!」と高まる期待・・・!
そうこうしていると、5分ほどで、スタート地点に到着です。
さっ、いよいよ大石林山へスタート!
大石林山のコースは4つ
大石林山は全部で4コース。
①巨岩・石林感動コース(1,000m・約35分)
2億年前の石灰岩層が隆起してできた、世界最北端の熱帯カルスト地形を体感するコース。
縁結びの岩があるのもこのコースです。
②美ら海展望台コース(700m・約30分)
沖縄最北端の辺戸岬や大海原を望むコース。
大パノラマを楽しむ展望台では、晴れた日には約30km先の与論島(鹿児島県)までを一望することができます。また沖縄最大級のパワースポット「石林の壁」や「生まれ変わりの岩」など、礼拝スポットも多いコースになっています。
③バリアフリーコース(600m・約20分)
道幅3メートル、ゆるやかなスロープのウッドデッキのコース。
コース内には屋根付の休憩所もあるので、ご年配の方や車イスの方にも安心して楽しむことができます。
鋭く切り立つ「鳥帽子岩」や、神秘的な「鍋池」など見所満載。
③亜熱帯自然林コース(1000m・約30分)
亜熱帯の木々が密生するヤンバル(山原)の森コース。
巨大なガジュマルや6万本のソテツ群落など迫力満点!木々の息吹を感じながら散策できるコースです。
私たちは、一通りみてまわることができる「巨岩・石林感動コース→美ら海展望台コース→亜熱帯自然林コース」の順にみてまわることに!
大石林山の楽しいトレッキング
コースはしっかりわかりやすいように、看板で示されているので、自分の行きたいコースへ進んできます。
途中もロープが張られているので、森の中で迷うこともないので、安心して進むことができますよ。
今回は見所をピックアップしていくつかご紹介します。
見所もツッコミ所も満載な岩
大石林山には、それはそれはたくさんの奇岩があります。
写真は亀の形をした岩です。わかりますか?
続いて、この岩はどんな形にみえますか?
正解はライオンキングでした。
こんな感じであちらこちらに生き物の形をした岩があります。
歩きながら「どこだー・・・・あっ、あった!」と探すのが楽しいので、見つけてみてくださいね!
なかには、「この名前はムリがあるなー笑」「だんだんネーミングが適当になってきてるなー笑」など、企画者の気持ちがわかる気がする岩もあるので、そこもチェックしてみてくださいね!笑
大パノラマ!辺戸岬・与論島を一望
美ら海展望台コースの頂上は、展望台になっています。
大石林山から望む、辺戸岬。
さらにその奥にはうっすら与論島が!
ここからの景色を眺めていると、「山道を登ってきたのだなー」と実感します。
生き物の宝庫!東洋のガラパゴス
亜熱帯の森である大石林山には珍しい生き物がたくさん!
私は生き物が苦手なので遭遇するたびヒィヒィ言っていましたが、虫少年・みなみのひげ(夫)は撮影に無我夢中。
キノボリトカゲ
貝殻がボーダーのかたつむり
ナナホシキンカメムシ
ほかにも、白とオレンジ色のツマベニチョウがいたりと、今まで見たことがなかった生き物に出会うことができました。
パワースポットで祈願
大石林山には縁結び・生まれ変わりの岩などのスポットがあります。
こちらは骨盤岩。
女性特有の病気に効くとされています。
この骨盤岩と生まれ変わりの岩を合わせてお祈りすると、子宝祈願になると書かれていたので、お祈りしてきました。
大石林山の代表格「悟空岩」
大石林山のイメージ写真でよく登場する、悟空岩。
「西遊記」の孫悟空が生まれた岩山をイメージして命名されたそう。
切り立つ石灰石の岩は大迫力なので、ぜひみていただきたいスポットの一つです。
小屋でお昼ご飯
コースの出発点でもあった小屋は休憩スポットになっています。
私たちは「巨岩・石林感動コース→美ら海展望台コース」と廻り、亜熱帯自然林コースへ行く前にお昼休憩をすることに。
今回はおにぎりを持参しましたが、アシムイカフェがあるので、ピザやアイスを食べることも可能です。
歩き疲れた場合も、この小屋で休憩するといいと思います。
日本最大級の巨大ガジュマル
亜熱帯の木々が密生する「亜熱帯自然林コース」はほかの3つのコースとは少し雰囲気が違います。
今までは岩が中心だったものが、木が中心となります。
その代表的なのが、ガジュマルの木です。
少しずつ移動するというガジュマルは、近くの木々をも巻き込みながら成長していきます。その姿に、生命力の強さを感じずにはいられませんでした。
沖縄の精霊「キジムナー」の目撃談もあるそうですが、私たちの時は見当たらず・・・。
もっと心が純粋でないと見られないのかな。
2〜3時間で全部みてまわることができます
私たちはお昼休憩をゆっくり挟んだので、所要時間は3時間ほどでした。
スムーズにまわれば2時間くらいで全部の見所をみることができるので、1つのコースだけとはいわず、複数のコースをぜひ観光してみてほしいです。
それくらいどのコースも見所が多く、楽しいですよ!
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