沖縄の台風対策(家や車を守る方法)
※記事の情報は執筆時点のものとなります(10年前の投稿)
沖縄県を通っていく台風は、強力な風と大雨を伴い、ゆっくり進行していくのが特長です。
初めて沖縄の台風を経験したときは、
私が知っている台風と全然違う!
なんなんだこの突風は!?
と、ビックリしました。
数時間で通り過ぎる本土の台風とは威力が全然違います。
沖縄の台風は通り過ぎるまでも数日かかるので、しっかり台風対策しておくことが大切です。
今回は、沖縄の台風対策についてご紹介します。
ぜひ本州でも今回紹介する台風対策を実践して、被害を最小限にとどめていただきたいです。
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窓の台風対策
窓にテープを貼る
窓ガラスが割れた際に、破片が飛び散らないよう、窓にテープを「×(または米)」の形で貼りましょう。
貼るテープは、ガムテープではなく、養生テープがおすすめです。
私たちは紙のガムテープを貼ったおかげで、台風が去った後、剥がすのが大変でした…
小石やゴミが風でぶつかってガラスが割れてしまうことがあるそうので、もしもに備え、事前に補強用のダンボールを用意しておくといいかもです。
窓の隙間に新聞紙をつめる
風と雨の勢いが凄まじいので、隙間から水が入り込んできます。
窓のサッシ部分に新聞紙やタオルをつめ、水が入らないように対策しましょう。
玄関の扉も同じように、新聞紙などで隙間を埋めるようにしてください
新聞紙の代わりに、ペットシーツをつめておくのも有効です。
新聞紙よりも水分を吸収してくれますよ!
雨戸・カーテンを閉める
雨戸のある家は、雨戸を必ず閉めましょう。
私たちは台風が来る度、雨戸のない家を選んだことを後悔します。
窓ガラスが割れ、破片が飛び散るリスクを少しでも減らせるように、カーテンを閉めておくことをおすすめします。
なるべく台風の際は、危険なので窓から離れたところにいるようにしましょう。
通気口の対策
通気口をパテで埋める
沖縄の物件には湿気対策で、通気口がついていることが多いです。
台風の際は、この通気口にパテを埋め込みます。
そうすることで、窓と同様に水が入り込んで来ることを防ぎます。
パテは乾燥しない粘度みたいなもので、ホームセンターでも安く売っていますよ
断水・停電に備える
お風呂に水を貯めておく
沖縄では台風の影響により、断水してしまうことがあります。
断水に備え、お風呂に水を貯めて置きましょう。
トイレを流すための貯水・手洗いなどに活用することができます。
飲料水を確保
飲料水は台風前に備えておきましょう。
ただ、みんなが買いだめに走るため、もしかしたら、なかなか手に入らないかもしれません。
私たちは普段から、スーパーにあるウォーターサーバーを利用していたので、そちらを水の蓄えにしました。お水はひとりあたり1日3Lと言われています。(例:3人家族、3日分で27Lとなります。)
洗い物・シャワーなどは早めに
水が出るうちに、できることはしちゃいましょう。
「後でやろう」と思っていると、断水してしまい、できなくなってしまいます。
料理もできるうちにして、すぐに食べられる状態にしておくのが望ましいです。
停電時は冷蔵庫を頻繁に開けないように!
停電した場合、冷蔵庫は頻繁に開けるのは避けましょう。
冷蔵庫内の冷気でしばらく保冷効果が続いてくれます(1〜2日くらい)。冷気を逃さないためにも、「頻繁に開けない・開けたらサッと閉める」を心がけてくださいね。
懐中電灯やロウソクの準備
朝やお昼に停電した場合は、まだ明るくていいのですが、夜の停電は真っ暗でよく見えません。
明かりとなる、懐中電灯やロウソクは事前に準備しましょう。
充電できるものは充電しておく
携帯電話・パソコン・ラジオなど、事前に充電できるものはしておくことをおすすめします。
風でテレビのアンテナが飛ばされ、テレビが映らないこともあったので、ラジオやインターネットからも情報を得られるようにしておきましょう。
↑モバイルバッテリーをもっておくと、スマホを何度か充電できるので心強いです。
↑わが家は大容量のポータブル電源を購入して使っています。
電話も圏外になる恐れがある
2019年9月、わたしたちが千葉の実家に帰省した際、大型の台風に遭遇しました。
電波塔が機能せず、場所によっては圏外になりインターネットでの情報収集や安否連絡もままなりませんでした。
そのときに、情報収集で役立ったのがラジオでした。1つは持っていると復旧情報などを手に入れられます。
食料不足に備える
停電・断水時も食べられるものを確保
沖縄はとくに流通が飛行機や船しかないため、台風の影響により数日流通がストップしてしまいます。
台風時は、電子レンジ・水・火をなるべく使用せずに食べられる食料品を確保しておきましょう。
停電時でも基本的にガスは使えますが、換気扇が使えません。
外は台風で換気できないのでガスの使用は控えたほうがいいかもしれません。
ベランダの対策
ベランダにあるものは家の中へ
ベランダに置いてあるものは、すべて家の中にしまいましょう。
物干竿も下ろすだけでなく、必ず家の中にしまってください。
ベランダの排水口がつまっていると、浸水して窓から水が入ってきてしまうので、事前に掃除しておきましょう
関連沖縄ではさ、台風がくる前にとりあえず「外」に出してたものしまおうな。思わぬモノ飛ぶからな
外の洗濯機は水を溜める
外に洗濯機はある場合は、水を重しとして中に水を溜めるようにしましょう。
空の洗濯機では台風で転がってしまったケースがあるようです。
室外機に重しを置く
台風で室外機も転倒してしまうことがあります。
室外機が固定されていない場合は、コンクリートブロックなどの重しを置き、飛ばされないようにしましょう。
車の対策
車を少しでも飛ばされないように
車は可能であれば、屋内の駐車場へ置いておきましょう。
インターネットで、那覇空港の立体駐車場に避難させてきたという書き込みをみて「なるほどー!」と思いました。
1泊1,500円で車を守れるなら、だいぶ安いですよね。
建物のすきま風があるところには置かない
建物のすきま風は、さらに風力を増します。
隙間風がないところに車を停めましょう
フロントガラスを建物側に
風で飛んできたものが車のガラスに当たり、窓が割れるリスクを少しでも下げましょう。
ただ、風を横から受けるようになってしまう場合は、辞めた方がいいと思います。
(風を横に受けると、よりひっくり返りやすいので)
ガソリンを満タン入れておいて、少しでも車体を重くしておくのも手です
災害後はガソリンスタンドが空いていなかったり、混雑するので事前に入れておくと安心ですよ。
車両保険に入った方が安心
私たちは、中古車を購入したこともあり、最初は車両保険には入っていませんでした。
しかし、沖縄の台風は車がひっくり返ると聞いたので、台風のまっただ中に慌てて車両保険に加入しました(なんせ車を購入して間もなかったので)。
台風の間、「車が飛んでしまったらどうしよ」とヒヤヒヤしていたので、あらかじめ車両保険に加入しておくことをおすすめします。
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沖縄の台風対策まとめ
移住したての頃は、沖縄の台風に驚いていましたが、回数をこなしていくうちに少しずつ慣れてきました。
地元の方のように、台風のなか居酒屋へ行くことはできませんが…(絶対ムリ)。
しっかり台風対策しておけば被害を最小限にすることができますので、ここにあげた対策はなるべく行ってみてくださいね!