沖縄の「住みやすさ」について。沖縄移住5年のわたしが解説します!
「沖縄の生活って、どう?」
そう聞かれる度に、「住みやすくていいところだよ!」と答えている私。
今回はどのような点が住みやすいのか、私が思う「沖縄の住みやすさ」についてまとめてみることにしました。
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沖縄が住みやすいと思うところ
夏は意外にも涼しい
沖縄って南国、亜熱帯のイメージじゃないですか。だから夏はものスゴく暑いと覚悟していたのです。
それが意外や、意外。涼しい。
「沖縄が避暑地?夏場の沖縄が本州より涼しいのか調べてみた」の記事にもあるように、梅雨明け後の最高気温で平均値を出してみると・・・
- 東京都 33.6度(29日平均)
- 京都府 34.9度(28日平均)
- 沖縄県 31.5度(48日平均)
東京や京都よりも2〜3度ほど、涼しいことがわかりました。
もちろん直射日光は日本で最高レベル。
でも日陰に入れば風が吹き抜けるので、涼しいです。
冬もあたたかい
夏は涼しい。冬は暖かい。って最高じゃん
気候が生活にこんなにも影響していたのかと、沖縄に住むようになって実感しています。
冬といえば、実家(埼玉)に住んでいた頃は、こんな暮らしでした。
- 朝起きたら乾燥してノドが痛い
- 「寒くて布団から出られない・・・」といって二度寝→遅刻しそうになる
- 蛇口から出てくる水が冷たすぎて、「ヒャッ」となる
- 通勤時、駅のホームで凍える
- しもやけが痒い
- 乾燥でリップとハンドクリームが手放せない
冬はできることなら、冬眠していたいと何度思ったことか。
それくらい本土の寒さは辛いものでした。
一方、沖縄で暮らしている冬はこんな感じです。
- 蛇口から出てくる水が冷たすぎない
- 肌がカサカサと乾燥しない
- 朝起きたときにノドが痛くない
- しもやけにならない
- お布団の誘惑に負けにくい
- 暖房器具があまり必要ない(光熱費も安く済む)
- 車移動になって寒くない
外は風が吹いていて寒いこともありますが、気温自体はさほど低くない(16〜18度くらい?)ので、防風してしまえば寒くないです。
去年のクリスマスパーティーは暑くて、窓をあけてやっていたくらい。それくらい本土と気温差があります。
冬はつくづく「沖縄に住んでよかった」と思うことが多いです。
杉花粉がない
冬が過ぎると、引き続き、「沖縄でよかった」と思う時期がやってきます。
沖縄には杉花粉がないそうで、花粉症の私にとって天国のような場所です。
鼻水・目のかゆみ・頭痛が解消され、春を迎えるのが怖くなくなりました。
人混みがほどよい
沖縄でイベントが開催されても、「人が多すぎて大変!」ということが少ないです。
ちょうど週末に沖縄県内最大級のグルメイベントが開催されましたが、自分たちが持参したテントを張って日陰で過ごせるくらい、スペースに余裕がありました。これも人が多すぎないからできることだと思います。
ショッピングモールも人でごった返していることもなく、ちょうどいい。
国際通りも人を避けるのが大変なほど人がいるわけでもないので、歩きやすいです。
街がコンパクト
沖縄県は那覇を中心に栄えており、繁華街・オフィスはその周辺に集中しています。
空港も那覇からすぐ。那覇に住めば、ほとんどのことが那覇市内でこと足ります。
また、移住された多くの方が「通勤時間が短くなった」と言っており、徒歩や自転車・バスで通勤する人も。
ドアtoドアで「通勤時間は15〜30分」と耳にすることが多い気がします。
ただ、渋滞が・・・。
自家用車で通勤する方は、30分で行けるところを渋滞で1時間かけて通勤しているという方もいます。
家を選ぶ際は、渋滞情報と合わせてチェックしましょう!
車移動だから楽チン&安心
沖縄は1人1台と言われているほど、車社会。
我が家も、沖縄に住んでからメインの移動手段が電車から車に変わりました。
車移動でいいなと思うところは、
- 荷物の量を考えなくていい
- 外でもプライベート空間がある
- いざという時でも家に帰れる
電車移動のときは、自分の居場所が全然なく、常に人が近くにいる状況でした。だから気が休まることがあまりなかったというか・・・。
でも車であれば、どこでも個室。いつでも自分の空間がある状態なので気が楽です。もちろん運転の疲れはありますが、好きな時に車を止めて休憩できるのもいいなーと思うところです。
それと、電車移動していた頃は人身事故が発生する度に、パニック!時間は大幅に遅れるし、ホームに人は多いし・・・。
でも車であれば、渋滞はあっても自力で家に帰ることができます。その安心感が全然違います。
ほかにも子どもがいる場合は、満員電車にベビーカーを乗せずに済むとか、駅のエレベーターを探さなくていいとかの移動のしやすさもあるかもしれません。
(沖縄は車で送り迎えをしている方が多いみたいです。「子どもを電動自転車の前に乗せて・・・」という方はほとんどみません。一方、だから余計に渋滞するって噂も・・・)
休日の過ごし方が旅行みたい
普段の暮らしは沖縄だからといって、そんなに特別変わりません。
でも休日の過ごし方は大きく変わりました。
今までの休日といえば、買い物・飲み会がほとんど。特別何かしていたかというと、何もありませんでした。
沖縄に住んでからは、シュノーケリング・釣り・バーベキュー・デイキャンプなどの趣味を夫婦で持つようになりました。言ってしまえば、お金もほとんどかからずに、休日は日帰り旅行気分!
海に囲まれている沖縄は、少し車を走らせれば海があり、景色がいいところがあるので、気分転換がしやすいのも魅力です。
飛行機のアクセスがいい
観光立県だけあり、地方都市としては、国内線の便がとても充実しています。
一部地域に限られますが、LCCも頻繁に飛んでいるので、昔に比べると安価に行き来できるようになりました。
そのため、友達や家族が旅行で遊びに来ることもしばしば。
沖縄に住んでからもそこまで寂しい思いをせずにいられるのも、実家に年2〜3回帰れるアクセスの良さがあるからなのかもしれないです。
また、沖縄はアジアへの旅行にも便利です。
国際線は台湾・香港あたりで乗り換えれば、さほど旅行に困りません。
ただ裏を返せば、乗り換える手間はあります。アジア以外の国への直行便はとても少なく、あっても高額・・・。
なので、これからもっと直行便が増えることを期待しています!
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沖縄にも不便なこともあるけどね
住みやすさばかりお伝えしてしまうと、いざ住んでから「思っていたのとは違う」となっても大変なので、不便に感じるところもお伝えしておきます。
湿度はたかい
沖縄の湿度はすさまじいです。
飛行機で那覇空港に降り立った途端、じめーーっとした気候を肌で感じます。
除湿を気にしてても、湿度70%は当たり前。
クローゼットのあらゆるものをカビさせてきました。
でも今では湿気にも慣れ、除湿機やエアコンのドライ機能、クローゼットの定期的な換気により、カビることはなくなりました。
関連窓を開けるだけは逆効果…? 湿気大国の沖縄で鍛えた、わが家のカビ対策
人によっては、沖縄の湿気でアトピーがなおったという話も聞くので、必ずしも迷惑なやつということではなさそうです。
車移動ゆえお酒が飲めない
これは今でも悩ましい・・・。
家から離れた場所へ飲みに行く場合は、お酒を飲まない・運転代行を使う・迎えに来てもらう・宿泊するのいずれかを選択する必要があります。
私たち夫婦の場合は、ハンドルキーパーじゃんけんを行い、どちらか一方がお酒を飲まないようにしています。これが負けるとなかなか辛い。真横でビールを飲まれた日には、たまったもんじゃありません。
電車移動であれば二人とも気兼ねなくお酒を楽しんでいたことを思うと、車移動のデメリットは渋滞とお酒が飲めないことだと思います。
テレビ番組が少ない
移住前は気がつかなかったけれど、沖縄は放送されるテレビ番組が少ないです。
日テレ・テレビ東京が映りません。(一部遅れて再放送あり)
年始の箱根駅伝だけでもぜひ放送してほしいと、切なる願いを持っています。
買い物するところが少ない
生活に困るほど買い物するところが少ないわけではありませんが、買い物できるお店の選択肢は少ないです。
特によく聞くのは、洋服を買えるお店が少ないという声です。
今はライカムができ、少し選択肢は増えましたが、それでもパルコやマルイ、西武などがない沖縄では進出しているブランドも限られているのが現状です。
ただ沖縄の暮らしに合わせてなのか、自分も含め、みんなカジュアルな格好をしている人が多い気がします。
今後パルコが沖縄に進出するとニュースになっていたので、これからファッションブランドが増えるかもですね!
台風こわい
これ、本当。
台風で命の危険を感じたことって今までなかったけど、沖縄に住んで初めて台風の脅威を感じました。
部屋の窓から、次々に水が吹き上がってきて、大変な状況に・・・。
このときばかりは窓が多い家に住んだことを本当に後悔しました。
夜な夜なバケツの水を捨て、窓の近くじゃ怖いからと廊下に布団を敷いて寝たのがいい思い出です。
塩害でサビる
物干し竿を2年も使えば、この有り様・・・。
車も、小さな傷がつこうものなら、そこからサビてしまいます。
物干し竿ではなく洗濯紐を使ったり、こまめに車体をコーティングしたりして、サビとうまく付き合っていくことが必要です。
アマゾンが届くのは2日以降
特に急いでいるわけではないのですが、不便に感じそうなことを書いておくと、アマゾンが届くまで2〜3日はかかります。
(西表島は9日かかるそうなので、それに比べたらだいぶ早いですが)
「注文したその日に届く」というのは未だに経験したことがないので、余裕を持って注文しましょう!
関連Amazonは沖縄も送料無料になるの?わかりやすくアマゾンの仕組みをまとめてみた
沖縄の「住みやすさ」まとめ
今回は、私が沖縄県の与那原町・うるま市に住んでみて感じた「住みやすさ」を中心に、書いてみました。
沖縄とひとくくりにしても、那覇や離島など住む地域によっても多少の違いはあるかと思いますので、その点はあしからず。
沖縄は海に囲まれている亜熱帯の島だからこそ、もちろん不便なところもあります。でも、それを上回るほどの魅力が沖縄にはあると、感じています!
沖縄移住本でより沖縄生活を知れます
より詳しい沖縄情報が知りたいかたは、「みなみの家の沖縄移住本(電子書籍)」でも紹介しているので、のぞいてみてくださいね。
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