ほんのちょっとだけ行った移住イベント「沖縄で、京都から、地方移住を考えよう」
※記事の情報は執筆時点のものとなります(9年前の投稿)
株式会社Rootsの主催するWAJYAオープンスペースというのがあります。
そこで、ワジャオープンカレッジなる、オープンな学びの場の取り組みが始まったそうです。
第一回目は「沖縄で、京都から、地方移住を考えよう」という移住に関するテーマ。
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WAJYA オープンスペースで地方移住のセミナー..の最後の10分だけ行ってきた!
今回は、京都移住計画の代表の田村篤史(たむら あつし)さんが京都移住計画の取り組みについてお話しをされたり、その田村さんと、WAJYAオープンスペースのある株式会社Roots代表の今津新之助さんで、「沖縄移住における課題について」クロストークをしていたり。。だったのですが、我々はスケジュールが合わず!涙
自分たちの予定が終わった後、「ぎ、ギリギリだけど、ちょっとくらいなら間に合うかな?」とちょっとくらいの意味がわからないながらも、終了10分前に会場に行ってみたら、(当たり前ですが)最後のまとめをやっておりました笑
運営の方々がとても優しく、10分前にも関わらず、そっとお茶をくださり中へ招きいれてくださいました。ありがとうございます!涙
ワークショップやってました
オープンカレッジは、お話しを聞いたあとに20名くらいの参加者全員で簡単なワークショップを行っていました。
2グループに分け、一方は「Uターン者を受け入れる仕掛けづくり」、もう一方は「移住者のナリワイづくり」について話し合い、意見を発表する感じです。
私たちは、そっと話し合いをするみなさまを見学しながら、自分たちも10分間、ためしに話し合ってみることにしました。
Uターン者を受け入れる仕掛けづくり..かぁ
以下、我々が話した内容を簡単にご紹介。
ピノ子(以下ピノ)「Uターン者、Uターン者かぁ、沖縄でいうと、沖縄で生まれ育って、都会(東京)とかに出て、また戻って来た人とかかなぁ。」
みないのひげ(以下ひげ)「そうねぇ、シンガーソングライター目指したけど夢叶わなかった的な?」
ピノ「Uターン者から批判受けるよ!別に夢破れて帰って来るわけじゃないんじゃない?地元でやりたいことがあるとかなんじゃないかな?」
ひげ「そんなもんかね?」
ピノ「ほら、インタビューとかしてると、もともと戻るつもりで地元から出る人っていたじゃん。そういう人なんじゃない?」
ひげ「あーでもたしかに、経験積んで地元に貢献しようみたいなのってあるかもね」
ピノ「でも、その人たちって何か課題あるのかね?親とかもウェルカームって感じじゃないの?笑」
ひげ「たしかに!笑 よし!課題なし!笑」
ピノ「いやいや、あさーい。。早くも終わっちゃった!」
ひげ「あれじゃない?やっぱりさ、いくら経験を積むとはいえ地元にいない期間があるわけじゃん?」
ピノ「ふむ」
ひげ「その期間にもさ、こう、地元を支え続けた人たちがいるわけだ。お前、ハーバード出てゴールドマンサックスに勤めてたって、俺たちが地域の祭りやお年寄りの見守りやってたときにひとつも手伝ってくれなかったじゃねーか!的なことを考える人もいるわけじゃん」
ピノ「例えが極端ですな。」
ひげ「まぁでもやっぱり、年代の違う人々との連携というかコミュニケーション。これがさ、30代とかだと課題に感じるんじゃない?」
ピノ「うーん、どうなんだろ」
ひげ「オレとか絶対地元帰っても、親父たち(60代)の世代とフランクに話せないもん。だってさやっぱり、歳は上だし、地域へ貢献してきたのも彼らだし、いろいろ力と権利を持っているのも彼らじゃん。上下関係できちゃうよね。もうみんなにお酌するよね」
ピノ「ありがち!笑」
ひげ「上下関係はいいけど、なにかの権利をもってるのが自分たちじゃないからね。スピード感は出ないよね。地域に貢献できる力がついても、貢献するまでのコミュニケーション時間が長い」
ピノ「お酌して腹を割るのね笑」
ひげ「そう笑 やっぱり30代超えると肉がついて、腹がなかなか割れないの笑」
移住者のナリワイづくり..ねぇ
「ナリワイ」がカタカナで書かれていたので、たぶん、お金稼げればいいとかそういうものだけでもない意味だと思われます。住んでいる場所との関わりとかも含まれるのかな。
というわけで、私たちの話合い。
ピノ「まずさ」
ひげ「うん」
ピノ「まず、“ナリワイ”って何?どういう意味?(無知)」
ひげ「!? 知らないってこと!?」
ピノ「えっ..!? い、一般常識、、ですか」
ひげ「ピノ子さん、留学生だったらよかったのにね..」
ピノ「ハイソウデスネー泣」
ひげ「生業(なりわい)は、まぁ生きるためにやっていることみたいな。一般的には仕事とかのことね」
ピノ「なるほど。」
ひげ「移住者のなりわい。それすなわち、無職の夫婦が沖縄でどう生きていくか」
ピノ「わ、私たちのことか!!」
ひげ「そう涙 まさに私たちのこと」
ピノ「じゃあさ」
ひげ「うん」
ピノ「じゃあもう、あれだよね。わかんない。だって私たちが教えてほしいくらいだもの笑」
ひげ「たしかーに!!わかんないよな笑」
ピノ「わかんない笑 まさに試行錯誤中!でもまぁ就職は頑張ればできるよね。特に医療系資格あると強い」
ひげ「なにその生々しいやつ笑」
ピノ「看護師・歯科医師はとくに強いと思う」
ひげ「おっしゃる通り笑」
いや、本当…まじめに話してたんですよ。なんでこんなあさーくなっちゃったんだろうって。
反省しております。
ワークショップ参加者の意見はさすがだった
こんな変な話合いをしている間に、ワークショップ参加者のグループが発表を開始。
Uターン者を受け入れる仕掛けづくりについてはこんな発表。
「沖縄に移住をする人にとって、”コミュニティ“の存在は非常に大切。沖縄に自分が含まれるコミュニティがあるなしで、移住の大変さが変わる。ただ、移住者のコミュニティは往々にして小さく分断されているので、”小さいコミュニティ同士がさらにつながる“ような仕掛けをいれていく必要が有る」。
コミュニティへの視点から解決アプローチ。全然、私たちとクオリティが違う!笑
ナリワイづくりのほうは時代の流れを踏まえていて意見がすごいです。
「ロボット化による仕事の減少と、移民増加・少子化ダブルパンチで、日本人(地元人)は非常に少なくなる未来がくる。そこで大事になるのはアイデンティティの形成。仕事があるなしの次元ではなく、自分は何者なのか、周囲とどう関係し共鳴し合う者なのか。ナリワイの為にはまず”自分の定義”を持つ人を増やす必要がある」とのこと。
仕事がなくなるとか、GoogleのCEOが言っていたような気もする視点が。
地方移住の話合いってすごい視野が広い!!
サイトも自分たち目線を超えるといいのかな
沖縄移住ライフハックは、良くも悪くも私たち個人の目線をサイトのコンテンツにしているけれど、話をしていたら色々な立場の移住者っているんだよなぁ、としみじみ。
まだどうするといいとは言えないですが、移住希望の人、地元の人、移住してしばらく経つ人、立場の違う人々でも楽しめるようなサイトにしていけたらいいなぁと思いました。
移住のハードルは高いようで高くない
サイトを運営をしていると、沖縄移住のハードルがすごい高いと思っている人が多いと感じることがあります。
でも沖縄移住って意外とそんなにハードルは高くないと思うこともしばしば。
せっかく移住に関するサイトを運営しているので、そういうこともこれから情報を発信していけたらいいなとイベントに参加して思いました。