シンプルなのに、味わい深い。「宮城陶器」のやわらかな器たち
※記事の情報は執筆時点のものとなります(9年前の投稿)
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南城市、佐敷にある陶房
南城市の佐敷、静かな農道や住宅のならぶ場所に宮城陶器はあります。
若いオーナーさんご夫婦が運営される宮城陶器。
素敵な器のアイテムが購入できておすすめのところです。
住宅兼陶房の宮城陶器。入り口は赤屋根の玄関。
入り口をくぐると、雰囲気のあるお庭。
奥に民家を利用した陶器のギャラリーがあり、販売もしています。
ギャラリーはこんな感じ。民家の一部屋に器を置いている感じですね。
ギャラリーはとてもいい雰囲気。窓のむこうに緑が見えます。
宮城陶器の器はシンプルなのにやわらか
ここの陶器、どれも本当に素敵な陶器です。伝統的なやちむんのやわらかな風合いなのですが、不思議ときちんとシンプルさがたもたれているんです。
シンプルモダンなスタイルの生活をしていても、伝統的な器をなんなく生活に取り入れられますし、自然体なライフスタイルのときでも合うようにできるのです。
「シンプルさ」「モダン」「かわいらしさ」「あたたかみ」いろいろな要素が、スッとひとつの器に含まれているのは素晴らしいなと思います。
あたたかみを感じるのにすごくすっきりとした印象の器。
とても美しい模様の器。手描きの風合いですが、なぜか静けさも感じます。
こちらの湯呑みはシンプルでありながらポップ。バランスがとてもいい。
土の素材感を持った湯呑みは、丸みのある簡潔なシルエットがとても素敵。
宮城陶器の器は、造形と色彩のバランス感覚が絶妙なんです。
線の厚みのもたせかたや、色の鮮やかさや深みのだし方、ほんのちょっとしたところで、伝統的になりすぎず現代的になりすぎない。
とても素晴らしくて、友人・知人を連れていってはいろいろな器を拝見しています。
陶房も見せてもらいました
ギャラリーの隣の建物は陶房。オープンになっているので見学をさせていただきました。
居合わせた宮城陶器の奥さまがご案内くださいました。ありがとうございます。
作業場には乾かしている途中の器がずらりと並びます。
器って窯で焼くと水分が飛んで縮むのだそうです。だから最初はひとまわり大きく作られていました。
絵柄の入った器。美しい模様はここで入るんですね。
焼き上がった器(上)とこれから焼き上げる器(下)。
作業席はこんな感じ。
陶芸家さんの作業場ってなかなか見る機会もないので、大変貴重ですね!
2017年12月追記:陶器のアウトレットセールに行って来ました
なんと最大30%オフになる陶器セールがあるとのことで行ってみました。
お店の前に看板が。
ギャラリー手前のうつわはキズモノ(貫入、小さなキズなど)の為、30%割引、ギャラリー奥のうつわは定価です。
こんな感じで、お買い求めやすい価格帯の器たちが並んでいました。
ギャラリーの奥にも、行ってみましょう。
変わらずに魅力的な器たちと、新しいラインナップの土の風合いが美しい器たち。素敵なワイングラスなどもありました。
私たちも3枚ほどお皿を買って帰りました。
ご夫婦で運営されていてとても素敵
宮城陶器はご夫婦で運営されていて、陶房のゆっくりとした雰囲気も相まってとてもいいところです。
器も魅力的で、友人が大体1つか2つお土産に買って帰るようなところですので、ぜひ、南部を巡る際は寄ってみてくださいね。