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沖縄旅情報に関する記事

D&DEPARTMENT by OKINAWA、変わらない製品の素晴らしさ

D&DEPARTMENT OKINAWAは、宜野湾にあるコンセプトショップ。

デザイナー、ナガオカケンメイ氏のプロデュースするお店です。

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ロングライフプロダクトの良さを感じられるお店

デザイナーさんがプロデュースしたこのお店。
売られているものは、新進気鋭の目新しいデザインプロダクト?

いえいえ、違います。

ここに売られているものは、普段、スーパー、コンビニ、ホームセンター、文房具屋さん、金物屋さん、家具屋さん..などなど、どこかしらで目にしたことがあるものばかり。

ロングライフプロダクトといって、長い間、形を大きく変えずに人々の生活に溶け込み、道具としての役割を果たしてきた製品。つまり人々に長く使われている製品を取り上げて、売っているお店です。

ロングライフな製品は、サスティナブル(持続的な)デザインの賜物。
その場で売れるための目新しい格好良さではなく、将来にわたって多くの人々に、持続的な貢献をする思想で作られ続けた製品は、どれもその姿に確固とした役割と、この世界に溶け込む柔らかな魅力を秘めています。

D&DEPARTMENT OKINAWAの商品

D&DEPARTMENTの商品はこんな感じ。どれもロングライフをうたっているだけあって、よく目にするものや、昔から変わらずにあるものばかり。

木製の器

スキトオ食器

湯のみと急須

ガラスのコップ

棚

文房具入れ

どうでしょうか。言ってしまえば、どれもスタンダードな製品ですが、「ロングライフ」のキーワードで改めて見つめると、なんだかその存在に、言われようもない価値を感じることができますね。

ここにいると、「長く使うと飽きてきちゃうかしら」なんて話はどこ吹く風。
ロングライフのアイテムたちは日々、堅実にしっかりとその役割を果たし、今もこうして魅力的なまま存在しています。

沖縄のロングライフなローカルアイテム

また、沖縄に店舗があるだけあって、沖縄の地域生活に根ざしているローカルアイテムも取り扱っているようです。これもまた、面白いです。

デザインリサイクル

D&DEPARTMENTでは『ものを新しくつくらないこと』をテーマにしています。
すでに生み出されているデザインや製品に、もうたくさん、使い続けられる製品もアイデアも存在しています。

長く使いつづけられる商品だけをセレクトして販売し、「いらなくなったら捨てる」ではなく「いらなくなったら買い取って再び販売する」という『消費の現場からのリサイクル』を提唱しているそうです。

確かに今の時代、便利で、丈夫で、綺麗で、使いやすくて、そんな言うことなしの製品があちらこちらにあってもおかしくありません。できるだけ彼らに活躍してもらう、それって素敵な考え方です。

機能が豊かになったから、次は「個性に合わせたもの」なんてマーケティングのお話もありますが、自己主張よりも、こういった「持続的な調和を持ったもの」を求めていく考え方も、日本の和の精神に合っていてありだと感じました。

改めて見つめたら、良い製品に思えた

子供の頃から見慣れた製品なんかもあって、普段はあまり目に留めてなかったものも「たしかにこれ、ロングライフだなぁ」なんて改めて見直してみると、機能も形も素晴らしい作りになっていることに気が付きます。

でもだからってすぐに買うんじゃなくて、自分たちの生活には、彼らが長く溶けこめるのかもちょっとだけ気にしてみたり。

思いを巡らせながら製品を選ぶ。

「道具」というものに対してよい距離を保って向き合えるお店だなぁ、と思いました。

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