自家製麺、支那そば「かでかる」。与那原町で極上の支那そば・ワンタン麺
※記事の情報は執筆時点のものとなります(8年前の投稿)
※支那そば「かでかる」は与那原町から、西原町に移転しました。現在は沖国前店もあります。
ある日、奥さんとちょっと遅めのランチができる場所を探していた時、支那そば「かでかる」を見かけました。
ふむ、支那そば。ワンタン麺。支那そばって立ち食いとかの、あの中華そばだよな。
そう思ったのですが、場所が近いこともあって行ってみました。
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与那原町の国道沿いにある小さなお店
支那そば かでかるは、与那原町にあるお店です。
国道沿いにある黄色い、小さな建物ですので、お見逃しのないよう。
支那そばの旗が立っていますね。
お店に入ると、まだ新しいお店なのかとても清潔感があって居心地が良かったです。
テーブル席がこんな感じ。こざっぱりとしてます。
カウンター席もあります。
カウンターの上にはメニュー。テーブルにもちゃんとありますよ。
カウンターの奥では、支那そばが作られています。
支那そば かでかるのメニュー
支那そば かでかるのメニューがこちら。
- 支那そば
- わんたんめん
- 焼豚めん
- 焼豚わんたんめん
これが麺の基本的なメニューのようですね。
ちなみに、同じ値段でスープを「塩」に変えることもできるようです。塩も気になる..。
とりあえず、初めて来たので通常のスープで、私は「焼豚めん」、奥さんは「わんたんめん」を楽しみました。
自家製麺を作っている様子が見られる
注文が終わって一息つく間に気になっていたものを見ます。
なんと、支那そばかでかる、製麺している様子を見学することができます。
若いお兄さんが、黙々と黄色いロールを転がしています。
コロコロと黄色い生地を巻いていくその姿。
まさに製麺職人。
自家製麺を謳っているお店ですが、まさか作る様子もオープンとは!製麺てこんな風にやるんだなぁ、とちょっとした勉強になりました。
美しく整った支那そば
そんなことをしていると、すぐに注文したそばがやってきました。
こちら焼豚めん。オォ!麺が整っている!きれい!
焼豚が6枚。盛りつけが上品だからか、鴨肉っぽくも見えますね。
ワンタンめんも同様に麺がきれいです。
ワンタンは結構小ぶりに見えます。でも耳(?)が長めなのでプリプリ感があります。
いやぁこれは美味しそう。
いただきます。
支那そばらしい色合い。自家製麺、食べてみると確かに美味い!
いやぁ、ラーメンって感じがしますね。支那そばのスタンダードなスープも非常に美味しいです。
もともと支那そばの中華麺的な味が好きな私にはドンピシャ。
ちなみに、あっさり目のスープだとパンチが足りないという方は、テーブルの薬味を使いましょう。
こちら。
薬味に揚げネギのようなものがあります。これもとてもいい。
この揚げネギのような薬味を入れることによって、一気に香りが変わります。風味ががっつりめに。
そして、もう一つ、当然のようにそこにいる「コーレーグース」。
沖縄そばにかけるコーレーグースが、支那そば屋さんにもありました。これは沖縄ならでは。
試してみると、一気に沖縄そば感が出ます。非常に面白いです。味もいいので辛いのが好みの方はお試しください。
そんなわけであっという間に完食。ご馳走様でした!美味しかったー!
沖縄そばと支那そばの意外な共通点
さて、沖縄観光において、「支那そば」は特産でもなんでもありません。
わざわざ沖縄まで来て食べるまでもないんじゃ?
..いえいえ、そうじゃないんです。
支那そばって、実は元をたどると「沖縄そばと血縁関係」と言ってもいい存在なんです。
沖縄そばの歴史をみると分かります。
沖縄で小麦粉を原料とした麺料理が広く知られるようになったのは明治後期以降のことであり、本土出身者が連れてきた中国人コックが那覇の辻遊廓近くに開いた支那そば屋が、今日の沖縄そばの直接のルーツであると考えられている。
引用:沖縄そば – Wikipedia より
そうです、沖縄そばって、支那そばを先祖として沖縄で進化してきたものなんです。
10月17日、沖縄そばの日に、商標取得の苦労話も含まれているのも、支那そばがルーツであることの現れ。
「支那そば かでかる」は、そういう意味では原理に立ち返った沖縄そば屋さんとも言えますね。
ちょっと違った沖縄の楽しみ方をしたい方に
お店のある場所も「与那原町」と言って、観光客というよりは地元の方が多い、沖縄の日常感あふれる町。
沖縄通になりつつあって、ちょっと違った沖縄の楽しみ方をしてみようかな、と思っている方は行ってみるといいかもしれません。
個人的には、冬に行って温まってみるのがオススメです。