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沖縄旅情報に関する記事

麺とスープを徹底した「茉家(まつや)」の沖縄そば。ひとくちひとくちに感動

※「茉家(まつや)」は本部町 備瀬に移転しています。また2022年現在、お店は休業しているようです。

友人づてにおすすめの沖縄そば屋さんを教えてもらい、行ってきたのが「琉球麺 茉家(まつや)」さん。

普通の沖縄そば屋さんとは一線を画し、だいぶ存在感のあるそばを食べられるそう。これは行ってみなくてはと、奥さんと共に行ってまいりました。

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麺とスープを徹底した沖縄そば

茉家は西原町にある沖縄そば・創作料理のお店です。少し小高くなった住宅街の中にあります。

お店の特長は「麺とスープを徹底的に美味しく」という明快なもの。
男性オーナーが一人で経営し、こだわりの沖縄そばを提供しているとのこと。

どんな沖縄そばが食べられるのでしょう。

お店の様子

茉家外観

お店は白い建物の1Fにあります。

茉家の看板

こちらがお店の看板、格好いいですねー!

お店の内観

お店の中はこんな感じ。看板と同じ描き手?の海亀のアートがこれまた格好いい!

カウンター席

沖縄そばをメインにやっているお店なのか、カウンター席が多めの印象。

テーブル席

テーブル席ももちろんあります。

お店には男性オーナーさんが一人、黙々と切り盛りをしていました。お店の親父さんといった感じの方。仕事熱心な雰囲気が伝わってきました。

お店のメニューにオーナーの思いが

さて何を食べようかな、と思いメニューを開くとこんな記載が。

メニューへのこだわり

スープと生麺で勝負しています。双方の、風味、食感、喉越しを味わいながら何も足さずお召し上がり下さい。(スープ、生麺だけで旨いそばこそ究極のそば)

ストイックな一言が…!

別添えの豚肉類は、サブ的存在で有り、お口直しの感覚で、お召しあがり下さい

そう、茉家では麺とスープこそが主役。
あくまでその二つを楽しむのであって、上に乗っている具は引き立て役なのです。

お店の思い

さらにこちらにもお店のメニューに対する思いが。

便利すぎる「食」を食すと、体調不良になる実体験を基に「命と健康」は「食」からの思いを、当店のそばを通し、お客様に御提供させて頂いてます。

お店のオーナーさんの実体験があっての思いと、このメニューなんですね。

三枚肉そばと炙りソーキそばを注文

私は、お店のスタンダードなメニューらしき「三枚肉そば」、奥さんは人気メニューの「炙りソーキそば」を注文しました。

注文して10分くらいするときました。

三枚肉そば

こちらが三枚肉そば。

炙りソーキそば

こちらが炙りソーキそば。

美味しそう!ですがどうしても目がいくのはそばの器。

何もない

な、何もないっ!!
具材は別皿に置かれており、文字通り「麺とスープのそば」が目の前に置かれます。

「何もないね笑」とコメントしようとした瞬間、お店のオーナーが真面目な顔で、いぶし銀の一言。

こちらのそば、絶対に最初は何も入れず”麺とスープ”だけ食べてください

なるほどメニューの言葉の通り。具材の肉もいいけど、本来の”そば”の主役である麺とスープ、この味を楽しめとのお達しなんですね。言われた通りにして食べてみます。

かつおだしが優しい香り

いただきます。

ずるずるっ、うん、うん…、ズズー(スープも飲む)…、こりゃ旨い!!!

スープが美味しい!湯気とともにかつおだしの良い香り。こだわりの親父さんの雰囲気とは裏腹に、ダシの香りはとても優しく、私はなぜか実家の祖母を思い出します笑
そして生麺、確かにひとくちひとくちが嬉しい喉越し。

こりゃ本当に麺とスープだけでいいくらいです。すごいな、このそば。
思わず、麺とスープだけで半分くらい食べてしまったところで、我に帰ります。

ネギを入れる

具材のネギも入れてみることにしました。うん、ネギの香りがついてこれまた旨い!

あぁ、でも、確かに元の味を失ってしまった切なさがありますね。最初に麺とスープだけで食べてくれとお達しがあった理由がわかりました。

さて、サブ的な存在と言えども美味しそうなお肉をいただきます。

三枚肉

三枚肉は柔らかく煮込まれているだけでなく、自然な甘みがあって美味しいです。

炙りソーキ

そして炙りソーキ。箸でほぐしながら食べていくと、これまた絶品。そばにも合います。

旨い、旨いと、言っていたら、私も奥さんもあっという間に完食。ごちそうさまでした。

何もないではなく”これぞ全て”

いやはや、麺とスープだけでこんなに美味しいとは。

最初、何もないそばだと思った麺とスープですが、食べ終わるころには、その存在感が忘れられないほどに。
ここまでくると、麺とスープこそがご馳走です。これぞ全て!

素晴らしいなぁ、と心から思いました。

何だか懐かしさも感じる優しい味と香りに、いつもより深くひと心地ついた気がしました。

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