【閉店】超大盛りで有名な「波布食堂」でカツ丼を注文!はたして食べ切れるのか?!
※記事の情報は執筆時点のものとなります(9年前の投稿)
波布食堂は2019年3月28日、27年の営業を終え閉店しました。沖縄の胃袋をささえていただき、今までありがとうございました。
みなみのひげです。
こないだ、夕飯をかねて行ってきましたよ「波布食堂」!
写真を見たら、もうすべてが説明されていますね。そうです、沖縄の観光雑誌やウェブサイトでもよく取り上げられている、言わずと知れた超大盛り店「波布(はぶ)食堂」。
一度は行ってみたいと思っていたので、行ってみました!
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港で働くみんなの台所、波布食堂
目の前は那覇港湾
波布食堂は、那覇港をすぐ目の前にする港の食堂です。
港湾で働く人の休憩所と隣り合ったとっても味のある外観が特長的ですね。
目の前はまさに港湾!コンテナやタンカー船がたくさんあります。
波布食堂は港で働くみなさんが食堂としてつかっているお店。
このときは奥さんとふたりで行ったのですが、お店には仕事を終えてか、仕事の休憩か、一息つきにきている港の方々がお客さんの中心でした。
食堂の中の様子
私たちが行った時間は、閉店が近かったので人はどんどん出て行っているときでした。
おかげさまで空いていました。
ちなみに昼間に行くときは、非常に混みあっていることもあるそうですのでお気をつけください。
食堂の料理は大盛りだけあって出てくるまでに時間がかかるようです。時間に余裕があるときに行った方がいいかもしれません。
カウンターのところにメニューがあります。価格はどれもリーズナブル!
だいたい、650〜750円で多くのメニューが食べられるようです。しかもほとんどがボリューム満点!いやぁすごいなぁ。よく紹介されている超大盛りメニューの「肉そば」は750円、同じく「カツ丼」も750円です。
波布食堂のカツ丼を注文してみる
さて、私たちは何を食べようかと悩んだ末、例の超大盛りメニュー「カツ丼」を食べてみることにしました!
肉そばとも迷ったのですが、隣に座っているお客さんが食べていておいしそうだったからカツ丼に!
キッチンにいる店員さんは、港湾の食堂を切り盛りする肝っ玉なお母ちゃんたち。
するどい顔で黙々と仕事をしています。そんなお母ちゃんたちに「カツ丼1つ!」と叫ぶこと3回(私の声が小さくて聞こえなかった笑)、「カツ丼1つね!」とようやく叫び返されました。
緊張のおももちで店内を見回しながら待つこと10分(やはりけっこう時間がかかった)、「カツ丼」がやってまいりました。
ほげぇ〜!で、でかい!!
いやぁ予想通りの超大盛り!もう見た目からひとりでは食べきれないことはわかっていたので、奥さんと二人がかりで挑戦することにしました!
いやしかし。。
すごいな、これ。
しかも味噌汁とみせかけて、汁物は沖縄そばなんです。
これだけでも普通の汁物よりはちょっとした量があります。食堂の優しさなのか、カツ丼1つの注文なのに汁物を2つつけてくれました。
さて、大事なカツ丼のお味ですが、普通のカツ丼とはちょっと違います。中華炒めのような感じもしつつ、ちょっとソースの風味もしつつで、かなりジューシーな味です。そしてかなりおいしいです!
たぶん、普通に卵とじだと味に飽きてしまってこの量は食べられないと思います。働いたあとのみなさんがガシガシ食べられるように、味付けを変えているのかもしれません。
沖縄そばも卵焼きが入っていたり、さっぱりとしたダシの味付けがとてもおいしい!
量が多いだけじゃないんです。いやはや食堂の底力。
ははは、ぜんぜん無理!
二人がかりでダメでした
「どれくらいいけるかねぇ」と、のんきに食べ出しましたが、3分の1くらい食べたところでお腹が張り出してきて、半分を過ぎる頃にはお腹いっぱいになっちゃいました。
普段、インドアな暮らしをしているからか全然食べ切れません・・・。
ちなみに、隣で食べていた男性のお客さんがみごとに(普通になのかな。。?)食べきっていました!
ま、マジですか!?あれ、お腹に全部入っちゃうんですか!!?と、奥さんと静かに大はしゃぎ。びっくりしたので写真を撮らせてもらおうかと思いましたが、さすがにカメラ片手にいきなり話しかけるのは不気味だと思ってやめました。
残りはお持ち帰りできます
さてさて、超大盛りだと食べきれなくてお残しがもったいないですよね。私たちも、それが嫌であんまり大盛りのものは頼まないんですが、波布食堂は食べきれなかったものをパッキングすることができます。
なので、「超大盛りなんて絶対食べきれない、でもせっかくだし頼んでみたい。。」なんていうかたは、あらかじめ店員さんにパックと袋をもらって、持ち帰り分を作ってしまいましょう♪安心して超大盛りを楽しむことができます。
波布食堂が大盛りになったワケ
奥さんとすっかり超大盛りを堪能したあと、ふと気になったのが「なんで波布食堂はこんなに大盛りになったのか?」。普通にお店をやっててここまで良心的な大盛りをするのはなかなかないですよね。
帰りのお会計のタイミングで、肝っ玉なお母ちゃん店員さんに「なんでこんなに大盛りになったんですか?」と質問してみました。
すると、
「大盛りならみんな喜ぶさぁ♪」
と言ってにっこり。
食堂に食べに来る人で、量を多くして喜ぶ人こそいるものの、喜ばない人は誰もいなかった。だからたっぷり、たくさんご飯を用意して、来てくれる人を喜ばせようと、今の超大盛りにしだしたんだそうです。
さっきまでしていたするどい顔が、にっこりと笑顔にかわる姿を見て、私も奥さんもすっかり波布食堂が大好きになってしまいました。いやぁこの笑顔には勝てません♪
沖縄で食の山登り
標高の高い山があまり多くない沖縄県ですが、食の標高はむちゃくちゃ高いです!笑
店員さんの笑顔とセットでぜひ一度おとずれてみてくださいね。
波布食堂は2019年3月28日、27年の営業を終え閉店しました。この記事は記念・記録として残してあるものです。