沖縄移住先の物件見学で妻と激しいバトルを繰り広げた話
※記事の情報は執筆時点のものとなります(10年前の投稿)
沖縄移住を決め、みんなにも報告も済ませた私たちは、実際に移住の準備を始めることにしました。
まずは妻と沖縄でこれから住む「家」、これを決めることにしました。
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意見が正反対の私たちの家探しは困難を極めた
都会大好きな妻と、自然大好きな私。
ほぼ相反する住環境を追い求める私たちは、タイトルにもあるよう、家を選ぶときの衝突が激しかったです。
いつまでたっても話し合いが落ち着かず平行線。
お互いの納得いく家が決まりませんでした。
自然がたくさんある海の見える、ちょっとレトロな部屋に住みたーい
できる限り都会!自然のない(虫のいない)キレイな部屋に住みたーい
…どうすんねん。
もはや共通しているのは、できるだけお金を払いたくないことだけ。
とりあえず、海が見えることだけは譲りたくない私の意見と、虫が部屋にいることだけは避けたい妻の意見、この部分は実現しようと部屋を探してみました。
2泊3日で沖縄現地へ。いざ、家探し!
沖縄へ住もうと決めた次の月に、土日+有給を1日分使い、2泊3日で沖縄へ。部屋を探しに行ってきました。(←ちなみに、これは結構ドタバタスケジュールです。)
家探しで沖縄へ行く前年にも、私たちは沖縄旅行をしており、そこで半分冗談のつもりで家を見学したりしながら、ドライブしたのですが、ここでその経験が役に立ちました。
那覇と、その近郊の町はドライブで走っていたので、なんとなくエリアごとの生活環境の想像がつきました。
物件をみたりしたときも、部屋の状態と共に、周辺環境もなんとなく掴めたので、2人が住めそうなエリアも早めに絞り込むことができました。
しかし物件探しは想像以上に時間がかかる
沖縄の不動産屋さんは、東京と比べて相対的にのんびりペースです(東京が早すぎるだけの気もしますが)。
賃貸を内見に行く前に候補の家を探すだけで、2日ぐらいかかったりもします。私たちは事前にインターネットで候補の家を決めて行きましたが、それでもお店へ行き、記帳し、候補の家を内見する手続きを進めてもらうだけで、2、3時間は平気でかかってしまいました。
なのでお店へ行ったら、先に「希望エリア」と、「住みたい家の形式」、「自分たちの条件」を伝え、内見手続きしてもらうのと同時進行で、他の候補となる家も探してもらいました。
とはいえ、どうしても限られた時間では、家探しに焦りが出てきてしまいます。
しかも隣には、私の希望と、ほぼ正反対の家に住みたいと主張する妻の姿が。
現場は混乱を極めました..。
物件見学中もゆずらないふたり
隣で妻がちょこちょこと言うのです。
別に海が見えなくたって良くない?
すぐ近くにあるし。海見えなくするだけで家賃が1万円も下がるんだよ?
と。
私も言い返すわけです。
新築じゃなくても良くない?
虫が一匹も入ってこない家なんかどこにもないよ。ちょっと古くするだけで家賃が1万円も下がるんだよ?
と。
お互い一歩もゆずらないわけです。この堂々巡り。
賃貸紹介をする不動産営業の方も苦笑がこぼれていました。
ようやく2人の意見が一致した家がみつかる!
正反対の要望を、頑固に主張する私たち。
しかし、そんなふたりにも、なんとか候補の家が見つかりました。
内見を始めて5軒目を過ぎたくらいでしょうか?
比較的新築で、高層階があり海が見渡せる賃貸マンションを紹介して貰いました。
この家を見たときはふたりともテンションが上がって、「いいねぇこの家いいねぇ」と、胡散臭いプロデューサーのように家を褒め称えました。
妻としても家が新しく、虫の気配がしなかったこと、私としても海が見渡せて、沖縄らしい暮らしができそうだったこと、見事に2つの条件がマッチした家でした。
今まで家を調べたり、内見してきた中で、お互いが「良い」と思える部屋が皆無だったのですが、それに初めて遭遇しました。家賃が多少高かったのですが、もうここで決めてしまおうかとなり。
ふたりとも意気揚々としてました。
最後にもう1件だけ海の見える家があるとのことで、そこを見たらもうさっきの家に決めてしまおうと、妻と話しました。
ところがどっこいっ
そしてその最後の1軒で事件がおきました。
その家は築年数もそこまで新しくなく、部屋も目に見えてキレイなわけでもなく、そしてベランダに虫がいました。そうです、妻にはNGな家です。
しかしながら、しかしながらーっ。
海の景色が今まで見てきたものとはレベルが違う位に最高だったのです。
例えるならば、それはまるで絵画のよう..。
その家は高台にあり、遠くまで海が見渡せる立地にありました。今まで、海の近くで家を探してきたので、高台から遠くを眺めるような、そういった景観には出会わなかったのです。
というわけで手のひらを返した私。
やっぱり、最後に行った家がいい
この一点張りをし、妻を激怒させました。
妻は当然、「ふたりの意見があった家がいい」、「今さら変えるなんてひどい」と、なんかもう完全に私が悪者みたいな感じで主張してきたので、私は意固地になり、「この海の素晴らしさが分かってないんじゃー」と主張。
ふたりして泣きながら喧嘩をし、とりあえず運を天にまかせて、ジャンケンなんかもしてみたりして。
しかし、もちろんジャンケンなんかじゃ決まらないです。
結局どちらか折れる形に
それでも家が決まらず、最終的に私が折れて、ふたりが良いと思った部屋に決め、なんとか私たちの住む場所は決定されました。
今となっては、「ドタバタして大変だったよねぇ〜」といった思い出話ですが、その時の妻とのバトルは本当に地獄だったなぁとしみじみ思います。
ちなみに、住めば都で、結果的にふたりとも家を気に入っています。
(むしろ、新築で快適なので、負けてよかったのかもしれない)
物件見学をどんな感じで回ったか、その様子は、妻 ピノ子の体験談に詳しく書かれていますので読んでみてください。
次はいよいよ物件契約….のはずなんですけど、油断してたら事件が。