勝連城跡で絶景と歴史を楽しむ。沖縄で最も古いお城
※記事の情報は執筆時点のものとなります(8年前の投稿)
沖縄中部の観光スポットといえば、リゾート地「恩納村」が人気ですが、海中道路のある「うるま市」も、実は観光スポットがたくさんあるのです。
今回は家族が沖縄旅行へ来た際に一緒に訪れた、うるま市の世界遺産「勝連城跡」を紹介します。
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うるま市の世界遺産「勝連城跡」
勝連城は、15世紀に海外貿易により勝連に繁栄をもたらした阿麻和利が居城した有名なお城です。実際は、12〜13世紀に築城されたと考えられており、沖縄の城で最も古いと考えられています。
2000年には、ユネスコの「世界遺産」に登録されました。
なんと勝連城は那覇で人気の観光スポット「首里城」の首里軍と戦い、負けて滅びてしまったそうです。もしかしたら今の首里城は勝連城になっていたかもしれないと思うと、歴史って面白いですね。
入場無料!スマホでより楽しめるお城
こちらが勝連城跡の入り口です。
入場無料で自由に見学することができます。
入り口近くにはなにやら気になる看板が!
どうやら案内版にあるQRコードをスマホからアクセスすると、当時の状況を体験できるのだとか。
(ただ私はQRコードを読み込めないスマホなので、断念…)
当時の説明があるのでわかりやすい
勝連城跡の順路に従って登って行くと、ところどころに案内板があるので、当時の状況をわかりやすく説明してくれます。
門口のカー
門口のカー。
沖縄では大きな川が少なく、泉が水源であったそう。
今ではただの穴に見えますが、当時は大切な泉だったのですね。
ミートゥガー
縁結びのカー。
同じ泉ではありますが、今回の泉は男女が密会する場所に使っていたそう。
昔は外出にも制限がされており、自由に生きられない時代だったのですね…。
ウシヌジガマ
続いて、ウシヌジガマ。
首里軍に攻められた際に、阿麻和利はこのガマを使って読谷まで逃げたそうです。
当時はこの穴が一の曲輪までつながっていたのか〜。
こんな感じで勝連城跡以外にも、楽しめるポイントはありますので、合わせてチェックしてみてください。
勝連城跡の一の曲輪を目指す
勝連城跡の最も高い場所にある一の曲輪(くるわ)までは、標高約98メートル。
琉球石灰岩で築かれた城壁に沿いながら、階段を登って進んで行きます。
どんどん上へ上って行けばいくほど、ひらける景色。
二の曲輪からみた勝連城跡。
ここから見えているのが、最も高い一の曲輪です。
一の曲輪直前の階段は、頂上が近づくにつれ幅が狭まっていく造りになっています。
これは敵が襲って来たときに、人数を絞り込むためなのだとか。なるほど〜。
360度のパノラマ景色
一の曲輪からは360度のパノラマ景色が広がっています。
沖縄南部に位置する勝連城跡からは、なんと南は知念半島から北は山原(やんばる)まで見渡すことができます。
海中道路だって、もちろん見えます。いい見晴らし。
反対側には港。
見る場所によって見える景色が異なり、うるま市全体を眺められている気分です。
勝連城跡休憩所でひとやすみ
勝連城跡の駐車場横には、休憩所・トイレがあります。
階段を上って疲れた方は、ここでひと休みするといいかもしれません。
「さっきからずっと座っている人がいるな〜」と思っていたら、なんと超リアルなおばあの置物!
海中道路の先にある伊計島でアートプロジェクトで誕生したおばあだそうです。
うるま市の特産品が売っている売店「うるま〜る」もあるので、お土産にちょっとのぞいてみても面白いですよ!
日焼け止め対策はお忘れなく!
勝連城跡はほとんど日陰がありませんので、日焼け止め対策をしていきましょう。
標高が上がるにつれ風も強まるので、日傘は注意が必要です(私は傘の骨が折れました)。
また足元が悪いので、ヒールは避け、歩きやすい靴で行くことをおすすめします!