沖縄では珍しい築130年の日本家屋、古民家食堂(こみやしょくどう)
※記事の情報は執筆時点のものとなります(8年前の投稿)
「古民家」で、“こみや”。
南風原市の日本家屋「古民家食堂(こみやしょくどう)」へ行ってきました。
首里駅から車で約5分、南風原を一望できる高台にあります。
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築130年の古民家でいただく食堂
古民家食堂は、お店の名前にもあるように、お店の佇まいが“古民家”になっています。
しかもただの古民家ではありません。築130年の歴史ある古民家です。
驚くのは、それだけではありません。
なんと沖縄の古民家ではなく、新潟から沖縄まで古民家を移築し、改装したのだそう!「家って移転できるんだ!」と、根本的なところに驚かされた私…。
赤瓦が特長の沖縄の古民家とは違い、古民家食堂は中部地方のノスタルジックな日本家屋。
沖縄では珍しい古民家です。
「どんな店内なのかな?」とワクワク。
さっそく中へお邪魔してみます。
懐かしさを感じる店内
店内は土足禁止。
下駄箱に靴をしまって、上がります。
店内はとても広く、席にもゆとりがあります。こちらは掘りごたつの席。
囲炉裏も欲しくなってしまうような雰囲気です。(調べてみたら、冬限定で囲炉裏を囲んでお鍋・川魚の串焼きが食べられるらしい!)
床の座敷スペース。
畳の座敷スペース。
天井が高く、開放的。
沖縄の天井が低い古民家に見慣れてしまっていたので、こんなにも天井が高いのは新鮮です。
古民家食堂のメニュー
古民家食堂に限った話ではありませんが、沖縄の食堂はとにかくメニューが豊富。
※2016年2月時点のメニュー・価格です。
沖縄そばから始まり、カレー・イタリアンゆし豆腐(!?)まで。
さらに定食もたくさんあります。
どれにしようか迷ってしまいますが、これが幸せなひと時。
人気メニューいただきました!
私は一番人気の「ガーリックチキンそば(600円)」を単品で注文。
沖縄そばに、唐揚げと目玉焼きが入っている珍しい組み合わせです。
さっそく、いただきます〜!
もぐもぐ…
ガーリックで味付けした唐揚げは、衣がスープに浸って天ぷらのよう。
一通りスープと麺を食べたところで、次は卵へ。
むにゅ
ほぅっ
卵が無事に割れてくれました。
黄身がスープに混じり合うと、沖縄そばではなく、まるでうどんを食べているかのように錯覚(笑)
普通の沖縄そばとは一風変わっていて、珍しい沖縄そばです。
続いてやってきたのは、みなみのひげが注文した「メンカラ定食(720円)」。
メンチカツと唐揚げがセットになっている定食です。
定食についてくるご飯は、白米か十穀米から選ぶことができます。
付け合わせのもずく。
みそ汁。
沖縄では汁ものに沖縄そばが入っているのが一般的ですが、古民家食堂はスタンダードなみそ汁でした。
唐揚げは衣がサクサク。
こちらはガーリック味ではなく普通の唐揚げ。レモンをつけて食べるとおいしいです。
メンチカツはあぐー豚のお肉を使用していて、普通のお肉よりもあっさりとした味わい。ソースをかけていただきました。
古民家のファミリーレストラン!
私たちは夕飯の時間にお邪魔したのですが、広い店内にも関わらず、席がほとんど埋まっていました!
しかも地元の方がたくさん!大人気です。
ご夫婦、子ども、お年寄り…とにかく色んな年代の方々が食事していて、「古民家のファミリーレストラン」のように感じました。
沖縄ではめずらしい貴重な古民家。これからも台風に負けず、建物が維持されていって欲しいなぁ、と願っています。