今もなお戦争の弾痕が残るレンガ作りの煙突「平敷屋製糖工場跡」
※記事の情報は執筆時点のものとなります(8年前の投稿)
うるま市の隠れスポット第2弾です。
「ワイトゥイ」に引き続き、平敷屋製糖工場跡をご紹介します。
平敷屋製糖工場跡は、戦争当時の状況を伝える、貴重な文化財です。
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戦争の弾痕が生々しく残る煙突
こちらのレンガ造りの煙突が、平敷屋製糖工場跡です。
今はもう工場はありませんが、1つの煙突だけ残っていました。
当時の平敷屋製糖工場は、蒸気を原動力とし、共同製糖場がつくられたそうです。
文化財・国登録記念物に登録
平敷屋製糖工場跡は、うるま市の文化財・国登録記念物に登録されている貴重なものです。
煙突までは道が整備されているので、歩いて近づいてみます。
遠くからはわかりませんでしたが、近づいてみると、確かにしっかりと今でも弾痕が。
ところどころ、レンガが凹んでしまっています。
戦争の悲惨さは、このような被害を受けたモノから強く感じますね。
煙突の高さは、約16.3m。
煙突表面に弾痕がありますが、保存状態は良好だそう。
これからも戦争の恐ろしさを伝える文化財として、残していってほしいです。
貯水槽も残っています
平敷屋製糖工場跡のすぐ横には、貯水槽も残っています。
こちらも戦争で半壊してしまい、今では抹茶のような鮮やかな緑色のコケが覆っている状態です。
米軍基地「ホワイトビーチ」の近くに
平敷屋製糖工場跡は、米軍基地「ホワイトビーチ」の頭上にあります。
もう戦争が起きないことを平敷屋製糖工場跡から願います。