海に潜ったときに「眉間の奥」が痛い人は、サイナススクイーズ(副鼻腔痛)かもしれません
※記事の情報は執筆時点のものとなります(8年前の投稿)
ダイビングや素潜りで、一定の深さまで潜ると、耳ではなく眉間の奥あたりがズーンと痛くなることありませんか?
それ、耳抜きが出来てないわけではなく、副鼻腔(蓄膿)に問題があるみたいですよ。
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耳抜きできているはずなのに、、痛い!!
数年前、宮古島で初めてダイビングを体験した時の思い出は、海が透明でも魚がキレイでもなく、眉間あたりが死ぬほど痛いでした。
インストラクターさんに、丁寧に案内してもらい、耳抜きもしたし、ゆっくり深く潜っていったのにもかかわらず、痛い。
耳抜きはできている気がするのに、おかしいなぁ。なんか鼻の奥の方が痛いんだよなぁ。耳抜きの才能がないのかなぁ。と、今日まで思ってきましたが、なんと別の原因があったんですね。「サイナススクイーズ(副鼻腔の痛み)」というそうです。
サイナスは頭蓋骨にあいている空洞の事で、細い管で鼻などに繋がっており、健康な時にはまったく問題ないのですが、風邪やアレルギー、鼻炎などの炎症がある時にはここの空洞が完全に閉塞された状態になって、圧平衡が出来ない為に、周辺組織が痛みます。
陸上では軽い鼻づまりでも水中はてきめんにその影響が出ます。
副鼻腔のサイナススクイーズのうち、前頭洞や蝶形骨洞のサイナススクイーズは頭痛を引き起こします。風邪による一過的な急性鼻炎や、アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)といった慢性的な鼻炎が原因で、副鼻腔と鼻腔の間の交通がふさがって、サイナスの圧平衡がとれないときに起きます。
情報を見た瞬間、「これだ!これだよー!!」と、頭のなかがアハ体験で溢れてしまいました。調べてみると、同じように悩んでいらっしゃる方も多い模様。よかった!私だけじゃなかった!
ヤフー知恵袋にもけっこう、相談がありますね。プチって音とともに、鼻血が出てしまう人もいるんですね..。こ、怖い。
蓄膿炎など鼻づまりで起こるらしい
副鼻腔は、一般的には耳抜きみたいなことは必要のないものなのだそうです。潜った時に勝手に空気が抜けて圧が調整されるものらしい。
しかし、風邪をひいて鼻炎になっているときや、アルコールを摂取して副鼻腔が腫れているとき、蓄膿炎で副鼻腔に膿が溜まっているときなどは、副鼻腔の穴が詰まって空気が抜けず、パンパンになって痛みがでてくるのだそう。
えー、私、風邪も飲みすぎもなかった気がするけどなぁ..。
私、このサイナス痛が嫌で、宮古島以来、ダイビングやってないんですよ。どうにか克服(回避?)する術はないものか。
とりあえず、調べてみて、対策としてあり得るのは以下のこと。
- 風邪予防(鼻炎によって痛みが発生する)
- 鼻炎のようなアレルギー症状が出ているときは控える
- ダイビング・シュノーケリングの前の日はたくさんお酒を飲まない
- 蓄膿炎は治療して治してから(膿が溜まると痛みが発生する)
かなり端折った言い方ですが、鼻づまりが起きそうなときは、サイナススクイーズが起こるものだと考えると良いですね。
一番安心なのは、症状が気になったら病院で診てもらうこと。ただし、ダイビングに詳しくないお医者さんだと、原因がよくわからないで診察が終わってしまうケースもあるそうです。正確に診て欲しいならば、ダイビングで起こる症状に詳しい病院が良いそうです。インストラクターさんに聞いてみると良いかもしれませんね。
体質じゃないことを祈る
たまーに、副鼻腔炎でも飲み過ぎでも風邪でもなく、体質的に空気が抜けにくく、サイナス痛が起こるケースもあるようです。もし自分がそれだったら切なすぎるorz
体質じゃないことを祈るばかりです。