アルコール60度超え!? 与那国島「崎元酒造所」の工場見学へ
※記事の情報は執筆時点のものとなります(8年前の投稿)
与那国島には3つの酒造があり、その中で一番歴史ある「崎元酒造所」さんの工場見学へ行ってきました。
与那国島の泡盛をお求めの方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
- スポンサーリンク
泡盛600年の歴史を伝承する製法を続ける「崎元酒造」
崎元酒造所は、工場と販売所が一緒になっています。
まずは工場見学へ案内してもらいました。
こちらが崎元酒造所の工場です。
ダンボールは出荷前の泡盛たちでしょうか。
崎元酒造所の特長は、昔ながらの「古式地釜蒸留機」を使用していることだそうです。
もろみを地釜に火をつけて蒸留開始。
地釜が熱くなるまでもろみが焦げないように人手でかき混ぜます。
直火加熱するため、モロミの香味成分が濃厚に留出され風味豊かなに仕上がるそうですよ。
この蒸留時に最初に出てくる酒が「花酒」です。
花酒は後ほど出てきますが、これは与那国旅行で一番記憶に残ったお酒でした。
工場の隅っこにどしんと置いてある容器は、ろ過された泡盛の貯蔵タンク。熟成させ、年月を重ねるほどに味わいはより芳醇なものへなっていくそうです。
与那国島のお土産に「花酒」
工場見学を終え、お泡盛の販売コーナーで試飲をさせてもらえることに!
こちらが先ほど話に上がった、「花酒」です。
花酒は日本最西端の島、与那国島だけで製造されている独特の蒸留酒(スピリッツ)だそうです。
(度数が強いため、酒税法上、泡盛ではなく、スピリッツ扱いなんだとか)
アルコール度数は、60度。
せっかくなので、ロックで試飲させてもらうことにした私たち・・・
おぉ、匂いからして、アルコールが強烈そうだな
(どれどれと、さっそく飲んでみる)
し、舌がピリピリしびれるー!
一瞬にして汗がにじみ出るような、カッとなるアルコールの強さがあり、正直味わいを楽しむ余裕はありませんでした(汗)
長命草で仕込んだ焼酎、長命草酒もあります。
こちらは花酒よりも飲みやすく、ミントを思わせる爽やかさが広がりました。
うん、こっちの方が飲みやすい!
「花酒」は日本一アルコール度数が高い!?
調べてみると、与那国島の酒造で売っている「花酒」は、日本で一番アルコール度数が高いそうです。
あまりに度数が高いので、酒税法上で定められている「泡盛はアルコール度数は45度未満」を超えてしまっているため、スピリッツ扱いになっているって話です。花酒、おそるべし。
与那国島へ行った際は、花酒にチャレンジしてみてくださいー!