胃にしみわたる沖縄そば。首里「てぃしらじそば 」の透明な出汁スープは別格
※記事の情報は執筆時点のものとなります(5年前の投稿)
首里方面へ出かける機会があり、妻と息子と3人で、ランチに「てぃしらじそばへ」行ってみました。
まわりのブロガーさん、ライターさんからよく名前があがるお店なので、どんなお店なのか興味があったんですよね。
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一口飲めば、胃に沁みわたる沖縄そばの名店
「てぃしらじそば」は「汀志良次そば」と書きます。
もともとお店のある場所の地名、「汀志良次村(てぃしらじむら)」からきているのだそうですよ。
周囲の前評判では「透明なカツオだしのスープ&しっかりとしたそばの麺がおいしい」と聞いていました。
果たしてどんな感じなのでしょう?
居心地のいい喫茶店のようなオシャレな店内
お店へ入るとあらいい感じ。
沖縄そばのお店なのに、なんだか居心地のいい喫茶店のような。
自分たちでお店の内装を作ってるんですね。
カウンター席や座敷席もあって和やかな感じ。
出汁スープがうまいとか、麺がうまいとか聞いていたから、格式ある感じなのかと思いきや。予想外にとても親しみやすい雰囲気でした。
息子の持ちこみ離乳食もこころよく許可してくださいました。ありがたし。
ちなみにお隣に座った人からも、ニコニコで話しかけてもらえました。
帰り際に、「子どもは、これからどんどん大きくなるから、(子育て)楽しんでね〜」と、嬉しい声かけ。
そばは「沖縄そば」だけ
※2018年10月時点のメニュー・価格です。
さてメニューをのぞいてみると、そばは「沖縄そば(550円)」のみ。
よし、じゃあそうしましょう。
追加でサイドメニューも。
- ジューシー(100円)」
- おからいなり(50円)
- いなり(50円)
3つ注文。
値段がすべて良心的。
しばらく待つと、きました!
おー!透明なスープ!
一口すすると、「ふはぁー」とひと息着いてしまう、あたたかな出汁の旨みが。
うはー、これはうまい。
カツオの香りもたっていて、飲むほど胃にしみわたっていくような、透明なスープ。
あぁ..、ほんとおいしい..。
そして、麺がちょっと素朴な色合い。小麦の色がちゃんと出てるんですね。
しっかりとした強いコシがあって、噛みごたえの割にはするりとした喉越し。
一般的な沖縄そばの麺とはちょっと違う雰囲気が、これまたスープにあっていておいしい。
しょうがは紅ショウガではなく、自然のもの。
三枚肉も厚みがあって、しっかりと食べられます。
いやこれはうめぇわ。
ちなみに、沖縄そばに入れるコーレグースもあります。お試しあれ。
セットのもずく酢も、箸休めにいい存在。おじさんにはたまらないさっぱりな味わい。
サイドメニューのじゅーしー・いなりもおいしい
妻ピノ子はサイドメニューにじゅーしーを注文。
沖縄の炊き込みごはんですね。やさしい味付けながら、しっかりと旨みがあります。
私がサイドに頼んだのはいなり。こちらもおいしい。
どれも沖縄そばとセットでつい食べたくなるメニュー。
たっぷりお腹いっぱいになりますけど、健康にも良さそうな味付けなのが「てぃしらじそば」の嬉しいところですね。
無料でコーヒー・ちんすこうまである
食べものやお店の雰囲気だけでも素晴らしいですが、ここでさらに一服。
なんと、ドリンクコーナーに無料の手作りちんすこうまであります。
お店の豚からでたラードで作った自家製ちんすこうだそうですよ。ちんすこうも「てぃしらじそば」らしい、やさしい味わい。
コーヒーや紅茶と一緒にいただくと、完全にホッとひと息つけます。
沖縄そばから、食後の一服まで..いたれりつくせりだ。
めちゃくちゃいい空間だな、ここ。
数ある沖縄そばのお店のなかでも別格
気品あるとか、伝統あるとか、そういうのじゃないんですよ。
でも出汁のうまさといい、そばの味といい、居心地の良さといい、ちょっと別格の良さがあります。
一回行くと、ファンになっちゃうというか。
沖縄の人がもつ質実とした優しさみたいなものでしょうかね。
そういう気配が、お店からジンワリと自分の身体に伝わってくるのがわかります。そばを食べおわる頃には、お腹にも心にも、透明スープがしみわたった充足感が。
はぁーおいしかった..。
というわけで、ここのお店はおすすめです。
機会があれば、ぜひ一度、足を運んでみてください。