沖縄の小学生って、コミュ力高すぎませんか??
※記事の情報は執筆時点のものとなります(9年前の投稿)
たまにはよもやま話を書いてみます。
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小学生の挨拶力
すれ違いざまの爽やかな挨拶
近所の道を歩いていると、いろいろな人とすれ違いますが、そのなかでも、すごいのが小学生。
顔も知らぬ私に「こんにちはー」と挨拶をしてくれるんです!
スマホ片手にきょろきょろしているおじさんに向かってですよ。小学生の男の子たちとか普通に「あっ、どうもこんにちはー!」みたいな感じであいさつをしてくれます。
「あっ、こんにちは」って!
「あっ」って知ってる人を見かけたときに使うやつですよね?!私のこと絶対知らないでしょ?え、もしかして地元の小学生にはけっこう有名人なの?とか、あれ、昼間からふらふらしててかわいそうなおじさんとか思ってくれてるの..?とか勘ぐっちゃうでしょ。やめてくださいよ。
驚いて挙動不審になってしまい、挨拶をかえすのもままならぬ私。。「ぁ、ども、こんちは」とか返してみるころには、小学生たちはケタケタ笑ったりしながらすでに向こうのほうへ歩き去っています。な、情けないっ汗
信号待ちで並んでも余裕の挨拶
こないだ、信号待ちをしているときにも、自転車に乗った小学生が私に並ぶなり、「こんにちはー」と笑顔で挨拶をしてくれました。
いやぁ、本当、、すげーよお前ら。
東京なんかで信号待ちで知らない人とふたりで並んだらね、おじさんなんてもうどうしていいかわからないよね。
知ってるよ、なんもしなくていいのは知ってるよ!でも信号はやく変わってほしいよね。なんでかわかんないけどね。それが人間なんだよ。あいだみつをさんとかもそういう詩、きっと書いててくれているんじゃないかな?
それを挨拶しちゃうもんね。もうおじさん目から鱗でしたよ。
あー自分都会に染まっちゃってるのかなって。ちょっと反省すら覚えちゃったもんね。
ビビるみなみのひげ。
ですが小学生相手にそうなんども挙動不審になって小声になってはいられないです。ここは爽やかな20代のお兄さんの様相を醸し出しながら挨拶し返してやる!と、心の中で思いながら、「こんにちは(にこっ)」とこないだよりもやや大きめの声で満面の挨拶返しをしてやりました。
すると小学生は、自分が挨拶をしたことでもう満足していたのか、はたまた私の声量がたりなかったのか、挨拶のときの笑顔はそのままに信号の先を見据え、隣にいた私の挨拶を自然にスルーしました。
どこまでも大人の精神力を試してくるやつだぜ、、と、私も笑顔を崩さぬまま信号の先を見据え、冷静さを装いましたが、小学生を相手に、挨拶をスルーされたショックからか、メンタルはガタ崩れ。口元は引きつってちょっと涙目になってしまいましたとさ。
小学生の世間話力
釣り場にて
また、あるとき、ダイソーで買った100円釣り竿と缶ビールを片手に、近所の海で釣りをしていたところ、目の前に小学生がふたりきました。どうやらバケツに海の水を汲みたい模様。
岩場からバケツで海の水を汲んでいたのですが、足取りが危なく落ちそうだったので、「大丈夫?オレやろうか」と言って、かわりに水を汲んであげました。話をしてみると、学校がお休みなので友達と釣りにきた小学5年生。坊主頭がかわいい元気な男の子です。
ついでにこのへんで何が釣れるのか聞いてみようと、私は「このへんで何を釣ってたの??」と聞いてみました。すると、
「あぁ、、、そうですね。この先の堤防のとこから足元から狙ってみて、とりあえずグルクンとかいければいいかな、くらいですね」
という返答。お、おう。。おまえさっき小5って言ってたよな?
このときに私が数秒の間に考えた内容をリストで表わしてみましょう。
- 小学生って「あぁ、、そうですね」とか返答するんだー
- 小学生でも足元から狙ってみちゃったりするんだぁ。。
- ほ、本当の狙いはあるけど、落としどころはグルクンなのかな。。?
- ってことは、あれか、、釣りに何重にも戦略練って臨んでるわけだ
- なるほど素人丸出しで缶ビールとダイソーの釣り具持ってるおじさんが気軽に質問してきたら返答するのもたしかにめんどいわな!
ネガティブすぎたかしら。
それにしてもコメントが冷静すぎて、もうこの人、成人なんじゃないか(ごめんなさい汗)と、思ってしまうわけです。
いや釣りに年齢なんて関係ないですよ!だから小学生だってこれくらい考えるんですよきっと!だからちょっと寂しい気持ちになってしまうのは私のステレオタイプな頭がいけないわけです。
昔は良かった発言ができる
さて、小学生としばらく会話を続けていたら、あ、この人はいい人だ、ということが判明しました。なのでしばらく世間話を続けることにしました。(ちなみに小学生ひとりお母さん指令により帰宅)
みなみのひげ(以下 み)「僕、このあいだ東京から移住してきたんですよー」
小学生(以下 小)「あ、そうなんですか、東京でこないだシーバス釣りましたよ」
み「へぇ、東京湾で?」
小「そうそう、親戚のおじさんが東京の人で、釣りが大好きで!」
み「あぁなるほど」
小「シーバス狙うときに連れて行ってもらいました」
み「そりゃすごい」
小「あと、タチウオとかも釣りに行きましたね」
み「へぇけっこう釣りするんだね」
小「お父さん(やっと小学生らしい発言)が好きなんで。船でよく釣りに行きますよ。」
み「船釣り!いいねぇ」
小「実はその親戚が今、こっちに来てて、今日も夜釣りで(船で)出るんです」
み「そうなんだ、釣り一家だね」
小「ははは、たしかに」
み「このへんは海がきれいでいいねー」
小「そうですね、でもだいぶ前よりはにごっちゃいましたよ?」
み「そうなの?…前っていつごろ?」
小「幼稚園くらいのときですかね。そのときはこのへんで素潜りしてました」
み「よ、幼稚園で素潜りですか..」
小「あぁ、はい、素潜りのほうが魚も捕まえやすいので。もうそのまんまドブンと」
…この時点で、さっきバケツで水を汲んでやったけど、25mプールを泳ぐのが精一杯な自分なんかよりよっぽど彼のほうが泳げることが分かり、ちょっと顔が赤くなりました。まぁでも彼、いい人ですからね。私のメンツを立ててくれたんですね。辛い。
しかし、幼稚園時代を思い返して会話してくれるあたり、本当、コミュ力高いと思いませんか??びっくりですよ。
釣った魚をさばく
あと、コミュ力はほとんど関係ないですけど、この小学生、自分が釣った魚をその場でカッターでさばきます。家ですぐ調理できるようにしてから持ち帰る粋なはからいより何より、魚をさばけるのがすごいです。
このことについて小学生は「(さばいてから持ち帰らないと)お母さんに叱られちゃうんで笑 ははは」と冗談交じりに返答してくれました。
うーん、逐一、コミュ力高いんだよな。。
小学校で教えたりしているのかしら?
思い返しながら書いているので、多少、話を盛ってしまっているところもあるかと思います。でも気さくに挨拶をしてくれる時点で、コミュ力が高いことには変わりないです。
きっと沖縄の「小学生コミュ力高いカリキュラム」みたいなものが小学校にあるんじゃないかと考えています。
いつか、小学校の先生をやっているかたと友達になった際は、カリキュラムについて根掘り葉掘り聞いてみたいと思います。
駄文におつきあいいただきありがとうございました。