沖縄移住して1年経って感じた、移住できる人の意外な3つの共通点
※記事の情報は執筆時点のものとなります(9年前の投稿)
沖縄に移住して1年が経ちましたー!
わーパチパチ!
1年前は独身で、都内でのうのうと生きる会社員だったわけですが、あれよあれよという間に、南の島で結婚してのうのうと生きるニット帽の夫婦になってしまいました。
大きく変わったような変わっていないような。
1年間、振り返るとまぁー色々ありましたが、私個人の思い出話はあんまり面白くないので省略。
かわりに、今回は今まで色々な移住者のかたと話して感じたことを書きます。
沖縄移住を考えているかたのちょっとしたヒントになれば幸いです。
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移住者の知り合いと話すと、ある共通点が
移住して1年も経つと、自然と移住者の友人・知人ができます。
移住者同士だと、飲み会や世間話で、「なんで移住したの?」、「いつ移住したの?」、「引っ越しどうやったの?」といったインタビュー合戦が巻き起こります。
移住の背景って人それぞれで、ユニーク。
とても楽しいのでついつい話し込んでしまいます。
そしてそこで気がついたことが。
最近、全員ではないのですが、多くの移住者に一定の共通点があるな、と気がつきました。
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共通点① 沖縄に”なんとなく”もしくは”長期間”憧れている
1つ目が、沖縄へ憧れていること。まぁ沖縄に移住してくるんだから当たり前っちゃ当たり前ですね。
ただ、みんな共通しているのが「なんとなく」、もしくは「長期間」だということです。
あんまり「沖縄LOVE!沖縄大好きー!☆」って感じじゃないんです。
例えば、こういうこと……。
結婚相手から地方移住のリクエストを聞いて、移住を決断しました。
そのとき、移住先が複数あがり、その中に沖縄が含まれていました。
「沖縄かー。……いいじゃん♪」
これくらいのノリで沖縄移住が決まったそうです。
なんとなく沖縄は好きだったけど、この時まで、まさか移住するなんて考えてもいなかったそうです。
大学生からずーっと沖縄が好き。
長期の休みのたびに沖縄に旅行にいっていたそうです。
最初は友達とグループで旅行していたそうですが、そのうち一人の方が自由に行動できるので一人旅に切り替え淡々と沖縄を堪能。
さらにそのうち転職をきっかけに「そうだ、沖縄へ移住するか」と決断し、沖縄移住をしたそうです。
親も本人が沖縄好きを知っていたのでサクッと移住できたそう。
こんな感じで、
「なんとなく沖縄好きで、移住の選択が出た時に即断する人」
と、
「ずーっと沖縄好きで、淡々と旅行を繰り返すうちに、移住しようとなる人」
この2パターンが非常に多いです。
近所の移住者友達も、「結婚を機に地方移住しようと思って、京都か沖縄で迷って沖縄にした」そうです。即断型ですね。ちなみに私は、小学生から17年間、温めていたので後者のパターンに含まれております。
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共通点② 気負わず移住を決断、そしてすぐ行動
「沖縄移住」そう考えて、みなさんどれくらい準備期間を踏まえますか?
1年?
2、3年かけてじっくり?
アメリカのセミみたいに17年?←私
知り合い・友人で多いのは、移住は即断。
引っ越しなどは移住を決めてから大体3ヶ月〜半年前後のようです。
移住してきた人は決断から行動までが早かった人が多いです。
住む地域・家・仕事・退職・周囲への報告など、移住を決めたら、するするするーっと準備をして引っ越してしまうようです。
こちらもいくつか例を……。
公務員だった50歳で早期退職制度を利用して沖縄移住をしてきました。
沖縄に興味があったわけではなく、旅行で沖縄伝統工芸に出会い、ビビッときたのでそこの先生に弟子入りを決め、沖縄移住。
移住を決めてから引っ越すまでは約半年。
仕事場と家族にすぐに移住を伝え、ビックリされながらも、工房の近くに新居を建て(準備はすぐできたけど家が建つのは半年かかったそう)移り住みます。
移住歴約15年。
(ちなみにまだ修業中の身らしいです。さ、さすが伝統工芸……)
大学生のとき就職活動で出会った企業がたまたま沖縄企業。
説明会にいったらその企業を気に入って、受けてみたら採用が進み、電話で「沖縄、来てごらんよ」と言われ、「じゃあ」と沖縄へいき、よさそうだったので沖縄移住を決めたそうです。
沖縄に移住したかったわけではなく、流れで決めたそう。
採用決定後、みんなに就職先が沖縄だと伝えたら「なんで?」の嵐だったそうです。
新卒採用だったので、引越しは会社の始まる4月1日までにすればいいかと、ギリギリでおこないました。3月中の1ヶ月くらいで準備から引っ越しまで実施。引っ越してすぐ会社生活が始まったそうです。
移住歴7年。
こんな感じです。
ポイントはあんまり沖縄移住に気負ってないところでしょうか。
普通に考えたら、情熱を燃やしている人のほうが移住してそうなんですけど、意外にもみんなそんなでもないです。
引っ越すまでの間が短くていいことは、「考え直す時間をなくせること」ですね。やはり何ごとも100%万全な状態でやるっていうのは難しいでしょうし、不安があると期間が空くほど思い直してしまうこともでてくるでしょう。
考えすぎないようにすることもかえって必要な要素なのかもしれません。
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共通点③ 沖縄への永住宣言をしていない
こちらもまた意外。
移住者同士で話すとお決まりの会話の流れがあります。
「いえ、永住できそうならしたいですけど、まぁダメそうなら戻って……」
といった、「もしできそうなら〜しますけど、もしダメなら〜します」トーク。
なんて情熱のない!なんてやる気のない!移住するなら何が何でも永住するくらいの意思がなくてどうする!そんなやつが沖縄移住するなー!……なんて、私が頑固親父だったなら言っちゃいそうなものですが、意外にもこういうかたのほうが地元の方々とも仲良く暮らしていたりします。
例に出てきた、結婚相手の要望で移住したAさん、沖縄旅行を繰り返して移住したBさん、新卒入社で沖縄移住したDさんらへんは、みんなこんな感じです。
(Cさんは退職後永住&弟子入りしたので、この共通点とは全く違います)
他にも、民宿をされている40代の男性の移住者の知人や、ウェブ会社でプロデューサーをされている知り合いの移住者も、基本的には「叶うなら永住もいいね」スタイルの人々。
私の周辺の知り合いは、みなさんけっこうゆるい沖縄生活を送っていらっしゃいます笑
かくいう私たちも、3年住んでみて、「そのあとのことはそのあと決める」そんな予定にしています
人のこと言えないです。
しかしながら、冷静になって考えてみると、たしかに「ダメな場合」を想定しているほうがいいだろうな、と思います。
当たり前なんですが、移住するってことは、もともとの棲家じゃないところに住むんです。
100%永住に成功する保証なんてないわけです。
それなのに背水の陣を引いて、「私は!!!絶対に!!!絶対に沖縄から出ないんじゃあー!!!!」なんてやってる人が万が一借金まみれになって生活破綻させてたら、周りの人におそろしいほど迷惑をかけるのは目に見えています。
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まとめるとこういう人
3つ共通点をまとめると、沖縄移住ができる人はこんな人ってことになります。
- 普段から沖縄移住へのモチベーションを静かにためていて
- その場になったら気負わずに沖縄移住を決断してしまう
- いざ決断したら、考えすぎる前に移住を完了してしまい
- でも、ダメな時に備えて帰る場合も想定している
みなさんはいかがでしたでしょうか?
私はウェブの業界の人間ですし、年代もアラサーで、友人知人の意見にはもちろん偏りがあります。移住先も沖縄本島南部。離島や小集落ではまた違った状況になるでしょう。
あくまで参考としてお読みください。
かならずこういう人じゃないと沖縄移住できないなんてことは、まったくもってございません。
じっくり準備しても、情熱的に移住しても、決断に17年かかっても、沖縄移住はできると思いますし、3つの共通点に当てはまっても別の要因でいけない人もいるでしょう。
ちなみに沖縄は暮らしやすいです
いかがでしょうか?
何か参考になる部分があれば嬉しいです。
ちなみに、1年暮らしてみて私が思うのは「沖縄って暮らしやすい」です。
南部エリアはそんなに田舎じゃなくて、大体なんでも手に入りますし、気候は暖かいし、人柄はフランクだし。
暮らしていると沖縄旅行の広告で見るようなリゾートを感じるシーンは少なくなりますが、それでも「暖かな地方の暮らしやすさの恩恵」は、日々、ひしひしと感じられます。
そんなわけで、2年目もなんとかかんとか生きてまいります。
ピノ子ともども、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。