沖縄は湿度が高い…。湿気対策、カギは○○○にある!
※記事の情報は執筆時点のものとなります(9年前の投稿)
沖縄県は、亜熱帯の島。
豊かな自然のみなもとは、そう、恐ろしいほどの「湿気」です。
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湿気大国、沖縄..
海からの風、台風、よく降る雨と、年間通して、湿度が高いのが沖縄県。
旅行などで那覇空港に降り立つと、暑さと湿気がおりまざった「ムン」とした沖縄独特の空気を肌に感じる人も多いのではないでしょうか?
自然環境にとっては非常に価値のある湿気ですが、私たちの生活の中では、家にカビをもたらすなかなか困ったやつでもあります。
湿気からのカビ
あらゆるものにカビが生える
湿気対策を怠っていると、梅雨の時期にあらゆるものにカビが生え始めます。
気温も高いので、油断しているとカビがよく育つこと育つこと。
- まな板などキッチン用品
- 冷蔵庫に入れ忘れた食品
- 部屋の壁
- 皮製品(ベルト・財布)
- 竹製の編みカゴなど
- 衣服・タオル
- ベッドのマットレス
- 足拭きマット
このへんのものは、よくカビが生えるアイテムです
皮製品とかは高級なものも多いし、生えちゃうと萎えますね。。
カレーやお味噌汁を放置したら、早いときだと一晩でカビが生えたりもします。
「あーせっかくのカレーが!一晩寝かせて美味しくなるはずだったカレーがー!」なんてこともあるわけです。
湿気は不快のもとでもある
湿気は気温と合わせて、あまりに高いと人が不快に感じる要素です。
不快度指数なんていうのもあるとおり、気温が高くて湿気が高いと、人はむちゃくちゃ不快に感じます。
住み始めてしまえば、ある程度の湿気は慣れてしまうものではあるのですが、やはり梅雨時や雨が続くときはムンムンして不快だなぁーと思うときがあります。
除湿のカギは「湿度計」にある!!
さて、というわけで、沖縄中の各家庭で、この「湿気」への対策が行われているのですが、移住してすぐでは除湿対策といっても何をしたらいいのかな、なんて思ってしまうかもしれませんね。
そんなかたには、室内に「湿度計」を設置することをおすすめします。
「湿度計じゃ除湿できないじゃん」という冷静な声があちこちから聞こえてまいりますが、もちろん湿度計をつけても部屋の湿度は下がりません。
でも湿度計こそが除湿のカギとなるのです
適当な湿度わかりますか?
多くの人は湿気を嫌うのですが、一方で、次のような質問には意外と答えられません。
- あなたが部屋で快適に過ごせる湿度は何%くらいでしょうか?
- 部屋の湿度が何%くらいを維持していれば、カビがたくさん生えずに済むでしょうか?
- 湿度が何%だったら除湿機をつけ、何%くらいだったら窓を開けて換気しますか?
湿度計が除湿のカギとなるのは「湿気」をきちんと「○○%」と把握できるようになるところにあります。
実は、私たち夫婦は、前情報で「沖縄は湿気がすごい」と知り、移住して真っ先に除湿機を購入したのですが、最初、除湿がうまくできませんでした。
除湿機はいざつけてみると、湿度を下げる代わりに暖かい空気を出すので部屋が暑くなり、すぐに止めてしまうのです。
かわりにエアコンをよくつけるようになりましたが、そのうち沖縄の湿気や気温に肌が慣れてきて、窓を開けておいたら風も入ってくるしこれでいいか(電気代も節約できるし)となり、そして、部屋中カビだらけになりました笑
湿度計をつけたらなんとなくわかった
その後、壁かけ時計を新調したときに、なんとなく湿度計つきの時計にしたのですが、つけてみてびっくり。
特になんとも思わない部屋は湿度80%越えのムンムン状態だったのです(ちなみに気温は27.8度くらい)。
そりゃ窓を開けて換気をしていようが、カビが生えるわけだ!笑
自分たちの湿気への適応力もさることながら、人間の肌の不正確さをしみじみ感じました。
その後、意識的に湿度を見ながら、部屋の除湿をするようになったところ。
なんとかカビだらけになる状態は防げるようになりました。
湿度が何%か意識して対策してみる
沖縄は冬場以外は何もしないとすぐ湿度が75%〜85%くらいになります。
この状態で気温が27,8度だとカビにとっては天国です
あらゆるところに生えてきます。
除湿機などをつかって、60%〜70%くらいまで湿度を下げてみましょう。
まだ、カビの可能性はありますが、だいぶまともになります。
(ちなみに一般的には適切な湿度は50%前後だそうですが、沖縄だと結構調整が大変です)
同じ気温の部屋で、湿度を60%台まで(だいたい10%以上)下げると、びっくりするくらい快適に感じます。お試しください。
逆に言えば、晴れていて湿度が70%以下で済んでいる日は、窓を開けて換気するのも手です(ただし皮製品には注意!!)。
ずっと締めきりでは空気もよどんでしまいますし、何より晴れた日に窓を開け放てば気持ちいいですよね。
定番の除湿アイテムとポイント
除湿機
沖縄に住んでいると、一家に1台とか一家に2台とか言われている除湿機。
名前通り、室内の空気中にある水分を取り除いて、湿度を下げてくれます。
ポイントは「冷房はできず、暖かい空気がでてくる」ところ
冬場はまだしも、沖縄の長い夏場では、窓しめきりで除湿機だけは辛過ぎます。。
エアコンと併用したり、使わない部屋だけかけるなど使いわけましょう。
私たちは東芝のRAD-DS63を買いました。
▼追記
どうやら暖かい空気がでるのは、沖縄には向かない除湿機を購入してしまったからのようです…。
正しい除湿機の選び方は、こちらでご確認ください!
合わせて読みたい
エアコン
エアコンには「除湿機能」がだいたい付いていますね。
部屋のなかを快適にするだけならこれだけでも大丈夫でしょう
一般的にエアコンは、冷房よりも除湿の方が若干、電気代がかかります(わかりやすい仕組みがダイキンのサイトにありました)。
部屋に設置したら当然、持ち運べないので、脱衣所や寝室をピンポイントで除湿するのは除湿機がいいです。
エアコン掃除も忘れずに!
エアコンは1年も使っているとカビが生えてきます。
フィルター掃除までは自分でもできますが、カビをなくすまで掃除をするのは困難なものです。
その場合は、思い切ってプロにお願いしましょう。
わが家は1台依頼して、7,000円でした。
除湿剤
タンスのなかや、靴箱のなか、部屋の角など、湿気がたまりやすい場所には除湿剤を設置しましょう。
エアコンや除湿機では、さすがに狭いところの湿度までは取り除けません。
大切な衣類や、皮製品には除湿剤を設置してくことをおすすめします
ダイソーなどの100均で手に入ります。
扇風機
番外編。直接的に除湿をするわけではありませんが、部屋の空気を常に動かして、エアコンのききをよくしたり、除湿効果を高めたりできます。
電気代も一番かからないので、併用すると役立ちます。
私たちはオシャレなプラスマイナスゼロの扇風機にしました。
湿気とうまく付き合いましょう
敬遠されがちな湿気ですが、インフルエンザから私たちを守ったり、肌の乾燥を防いだり、あながち敵とも言いきれません。
青い海や豊かな緑など、沖縄の魅力もこの湿度が織りなしていると思えば、やっぱりうまく付き合っていくのが一番なのかな、と思います。