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沖縄旅情報に関する記事

ヤンバルクイナを間近で観察できる「ヤンバルクイナ生態展示学習施設」

ヤンバルクイナは沖縄の北部「やんばる」と呼ばれる森にしか生息しない貴重な鳥です。その数の少なさから絶滅が危惧され、国の天然記念物に指定されています。

今回は、そんなヤンバルクイナを観ることができる場所へ行ってまいりました。国頭村のヤンバルクイナ生態展示学習施設です。ここが唯一、生きているヤンバルクイナを観察できます。

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もうすぐ辺戸岬、沖縄の北限にある展示場

ヤンバルクイナ生態展示学習施設は、沖縄本島の北端、国頭村にあります。那覇からだと車で2時間半以上はかかるでしょうか。沖縄の北端「辺戸岬」がもうすぐという場所にあります。

展示場は、パークゴルフ場に併設されています。

ヤンバルクイナ生態展示学習施設

こちらが展示場の入り口。

チケット

入場料は500円/名です(2016年7月現在)。

資料など

入るとヤンバルクイナについてのいろいろな資料が展示されています。

ヤンバルクイナを観る場所

そのすぐ奥が飼育スペース。座ってゆっくり見られるようになっています。

ちょうど、餌と水浴びをしそうな時間に展示場に来たらしく、スタッフの方が「あ、そろそろ近くで見られるかもですよ」と教えてくれました!

私、初めてのヤンバルクイナ!楽しみです。

初対面のヤンバルクイナ

いた〜!でましたヤンバルクイナです!全然、人を怖がらない笑

慣れていらっしゃる。

仕草がかわいらしいヤンバルクイナ

現在、展示施設ではヤンバルクイナが1羽だけ飼育展示されています。

キョンキョンは5歳

名前は「キョンキョン」、なんと、卵から施設で孵化し育てられた個体なのだそう。普通、ヤンバルクイナは非常に警戒心が強く、人の気配があるところでは滅多に姿を現さないらしいですが、こちらのキョンキョンは珍しく人を恐れないんですって。

目の前でカメラを向けても動じない

ガラス一枚へだててあるとはいえ、こんな近くまで寄っても全く動じません。余裕の羽づくろい。おかげでこちらもじっくりと写真を撮ることができました。

歩くヤンバルクイナ

散歩するヤンバルクイナ

水浴びをするヤンバルクイナ

こんなアップ写真も。

こちらを見るヤンバルクイナ

羽繕いするヤンバルクイナ

ヤンバルクイナのアップ

ち、近すぎる笑
こんなに間近で見られるとは思いもしませんでした。もしかしたらカメラのレンズに興味津々だったのかも。

ちなみに撮影は可能ですが、ヤンバルクイナがびっくりするのでフラッシュは禁止だそうです。確かに、動物にフラッシュはやめた方が良いですね。

それにしても仕草がかわいい。

平日の閉館30分前に訪れたからか、お客さんは私たちともう一組だけ。じっくり30分、ヤンバルクイナを堪能しました。

こっち見てる

ずっと写真をとっているみなみのひげ

ずっとヤンバルクイナを追いかける私、みなみのひげ。

おーい、閉館だよー汗

そう妻に言われるまで、全然、閉館に気づきませんでした。

いやぁ、見てて飽きないなぁ。

ヤンバルクイナの交通事故は、現在でも起こっている

ほっこりした気分での帰り際にちょっとショックな情報が。

STOP ROADKILL

「ROADKILL」とは、交通事故で動物を殺してしまうこと。動物は交通ルールが分かりませんので、突然、道路に飛び出てきます。ヤンバルクイナも例外ではありません。

ヤンバルクイナ飛び出し注意看板

ここに来る途中でも、何箇所も「ヤンバルクイナ飛び出し注意看板」を見ました。車で轢てしまう人も、もちろん故意ではないですし、動物も人間もお互いに浮かばれません。

やんばるエリアの道路は車通りも少なく、景色も似ているので、ついついアクセルを踏みがちですが、動物のためにもスピードは出さないようにしようと思いました。

ヤンバルクイナの保護施設でもある

ちなみにここは展示施設がメインではなく、ヤンバルクイナの生態を保護するのが目的の施設です。私たちに公開されている場所以外では、交通事故にあってしまったヤンバルクイナの治療をし、野生に戻すための手助けをしたり、人工孵化を行い野生の個体数を増やす取り組みなどをしているそうです。

ヤンバルクイナが好きになりました

赤い足とクチバシが特長的で、もともとヤンバルクイナは気になってはいたのですが、今回、実物を見たら動きもかわいらしくてすっかり好きになってしまいました。

観光ではアクセスしにくい場所にあるヤンバルクイナ生態展示学習施設ですが、辺戸岬や、ヒロコーヒーファームなど、北部、やんばる観光に訪れた際は、ぜひ行ってみてくださいね。

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