与那国島「didi」でクバの葉の工芸体験をしてみました
※記事の情報は執筆時点のものとなります(7年前の投稿)
与那国島にできた文化交流施設「didi(でぃでぃ)」。
赤屋根に木造の、なかなか素敵なスペースです。
雨の日に寄ってみたところ、クバの葉の工芸体験をやっていたので参加してみました。
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「体感する」ことがテーマの施設
与那国文化交流館 didiは、「風ラボ」、「食ラボ」、「唄ラボ」という3つの分野から、与那国島の文化や歴史を体感できる施設です。
私たちが訪れたときは、まだできたばかりでしたが、島の文化・歴史の展示や、ちょっとした体験をやっていました。
風ラボ・与那国島の歴史・文化資料スペース
入り口付近と、少し奥にある「風ラボ」。与那国島の歴史・文化の展示が見られます(200円/人)。
与那国島で昔から使われていた道具類や、歴史などが展示されています。
与那国島の観光名所でもある、海底遺跡の構造模型もありました。
唄ラボ・広〜い畳のスペース
「唄ラボ」はイベントスペースみたいな広〜い畳の部屋。
天井も高くて開放感ばっちり。いい場所だなぁ。
ただ私たちが行ったときは、残念ながら何もやってはいませんでした。
ここで島唄ライブとかあって、食事とかできたら雰囲気ありそうです。
食ラボ・島で口にされる食材
食ラボにはキッチンがあって、食事を作ったりできるみたいです。
私たちが行ったときは、島のおばぁがお茶と黒糖をくれました。
お茶はレモングラスティー。美味しくてすぐ飲み干したら、おかわりもくれました。
クバの葉っぱで工芸体験
館内を見終わると、食ラボの隣、入り口付近でクバの葉の工芸体験をやっていました。
クバというのは、与那国島で採れる植物のクバの葉っぱのこと。与那国島は、クバの葉をカゴやザルなど、様々なものに加工して日常に役立ててきたため、クバ工芸の技術がとても優れています。
クバ体験、こんな与那国の雰囲気たっぷりのお兄さんが教えてくださいます。体験は一人500円なり。子供と一緒でもできるカンタンなものを作ってみる感じです。
代表でピノ子さんがやってみることにしました。
魚を作ってみる
いくつかお題が選べます。私たちは「魚」を作ってみることにしました。
「一緒にマネしながらついてきてくださいねー」
1工程ずつ、ゆっくりと教えてくれます。
葉っぱの加工なんてやったことない、と、緊張していたピノコさん。
でも、折り紙のような感覚なので、すぐに慣れた模様。
「…折りたたんだ葉っぱをこんな感じで切ると…..ほら、完成です」
おぉー!本当に魚っぽく折れたー!
ちなみに、元のクバの葉っぱはこちら。全然、魚の原型などございません。よくここから魚を思いつくなぁ。
一度、作り方を覚えたら、あとは自分で好きに何個も作って良いそうです。
私たちの周りでは、おばあさんとお孫さんが一緒に作っていて、おばあさんの方がハマったのか何個も何個もクバを折っていましたよ。
リクエストにも答えてくれる
このときは、お兄さんがリクエストに答えて、クバで何か作るコーナーをやってくださいました。
「何か作って欲しいものはありますか?」と聞かれ、ピノ子さんが一言。
では、ゴマちゃんをひとつ..
さすがに南の島で、ゴマちゃんをリクエストされたことはないらしく、お兄さん苦笑。しかし、作ってくれました。
うぉー!ものすごいクオリティで作りますね!
あまりに器用でびっくりしました。
雨のときでも寄れる場所
与那国島は雨が降ってしまうと、景観地や海へ行っても雨曇の空ばかりに。
なので、そういうときは、体験施設や、アヤミハビル館のような展示施設に行くと良いですよー。
didiでクバ体験は、のんびりした雰囲気でなかなか癒されました。