「沖縄に来れば夢が叶う」という言葉のうさん臭さと、その魅力
※記事の情報は執筆時点のものとなります(9年前の投稿)
今回は、「沖縄移住」を調べている時に、なんとなく目につく言葉たち。
「沖縄に来れば夢が叶う」
こういった言葉って冷静な人から見ると、ちょっとうさん臭いです。
一方で、沖縄移住を本気で考えていると、いつの間にか心惹かれていたりもしますよね。
沖縄移住と夢について、ちょっと考えてみましょう
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沖縄移住を調べると目に付く甘い言葉たち
あなたが沖縄移住のことを調べている時、巷にこんな言葉は溢れていませんでしたか?
「念願の沖縄移住で夢を叶えよう」
「夢が叶う沖縄移住」
「沖縄に移住して夢が叶う」
一見、沖縄移住を叶えるために、後ろから背中を押してくれるような言葉たち。
でも何かうさん臭いような..。
そんな「甘い言葉」。
多くの場合は移住支援サービス申し込みだったり、不動産の購入だったりを促すために、サービス業者が広告しているものに入っています。
つまりキャッチコピーですね。
「沖縄移住したい」という願う人がいれば、同時に「沖縄移住」をサービスとする人々がいます。
移住サポート
土地・住宅販売
短期移住支援
移住情報提供
などなど。
多様なサービスがあります。
私たちもそうですね。
直接、移住支援を提供するわけではありませんが、沖縄移住ライフハックは広告運営がなされております。沖縄移住を調べる人々から人気が出れば、多少なりとも利益を得ることになりますので、沖縄移住の情報サービスとなります。
生業を持つ、特に会社としてサービスをする人からすれば、利益を上げることは命題です。
利益目標の程度によりますが、ストイックならば「甘い言葉」を使ってでも、沖縄移住したい人々を振り向かせようとする業者さんが現れるのも必然と言えるでしょう。
そんなわけで、
「叶う」をごっちゃにさせている
さてこの、「沖縄移住で夢が叶う」。
この言葉のうさん臭さがどこにあるかというと「沖縄移住」と「夢」を同じものにしているところです。
沖縄移住する人にとっては、移住してからが生活(夢)のスタートなのに、沖縄移住をゴールにしちゃっているんです。
叶えるべきは「沖縄移住して、かつ、思い描いていた生活を実現させて、そしてそれを続ける」ことですよね。長い挑戦です。
でも「念願の沖縄移住で夢を叶えよう」なんて言われてしまうと、うっかり、引っ越しすることや、家を購入することや、とりあえず2,3カ月分の沖縄での生活を実現させること、それだけが夢の達成だと思ってしまうのです。
短期的な目標は集中しやすいので、それに終始しがち。
ついでにその時、身の周りで嫌なことがあると沖縄移住が、嫌なことから逃れるための言い訳になりがちです。
そんな風にうかつに視野を狭めてしまうのは危険です。
目の前でお金を払うと夢が叶う(ように見える)サービスがあると、多少高額でもきちんと計画立てずに購入してしまったりもするのが人間だからです。
くそー、業者の奴、甘い言葉で誘惑してきやがってー!怒
と、そんな気持ちも出てきますが、ちょっと立ち止まって冷静に考えてみましょう。
振り返れば、私は「甘い言葉」が好きだったなぁ..照
正直に言います。
移住前の私は、胡散臭くて甘い言葉だけの、そんな広告コピーたちにめちゃくちゃ心揺さぶられてました笑
「念願の沖縄移住で夢を叶えよう」なんて言葉を見ようものなら、
「そうだよ、沖縄だったら自分のやりたかった暮らしができるかも..」
「沖縄みたいな暮らしこそ、自分のやりたかったこと(=夢)だ..」
「ザブーン、ザブーン(波の音)」
なんて、いつの間にか考えちゃったりしています照
いやぁ広告代理店ってすごいんですよ。(そして私もチョロいんです..)
やっぱりね、人間、多少うさん臭い言葉でも、「欲」にピントが合ってると心に刺さっちゃうんです。脳内で美しい方に補正かけちゃうんです笑
日常で辛いことや嫌なことが全くない人間も少ないですから、ついついそこから逃れるのに沖縄妄想を使ってしまうわけです。。
幸い、私は高額サービスをよく考えず購入なんてことにはなりませんでしたが、リゾートエリアのお家とか、移住サービスの説明とか、沖縄移住がうまくいった事例とかに吸い寄せられ、ネットサーフィンに大いなる時間を費やしました。
あぁ、あのめくるめくネットサーフィンの時間に、プログラミング言語の1つでも勉強しておけば、観光サイト ODAYをもっと役立つ素敵なサイトにできたかもしれないのに…orz
人間はなんて自分の欲に弱いんだ..
ここには1つの教訓があります。
「人間は「自分の欲」にめっぽう弱い」それを知っておくことです。
そんなこたぁわかってるよ!なんて思うかもしれませんが、私だってこんなことはわかってるんです。わかってても、油断すると欲に抗えない場面が出てくるのが問題なのです。
私だって「沖縄に来れば夢が叶う」この言葉のおかしさくらい、普段ならすぐ見抜けます。「じゃあ移住じゃなくて、旅行でえぇやん」とか「じゃあカレーライスが好きならカレー屋に行けば夢が叶ったことになるんかい」と、大して面白くもないツッコミを入れる余裕だってあります。
でも「沖縄移住」のような夢があって叶えるのにエネルギーの必要なことを思い描いている渦中にいると、うっかり視野狭窄におちいってしまいます。
自分がやりたいと思っていればいることほど、冷静さを失いがちになってしまうのです。
甘い言葉を提示する業者さんは、(たまに悪い人もいますが)基本的には悪くありません。
サービスはあくまで利益と引き換えに役に立つものを提供するのがビジネスですから。それ以上でもそれ以下のことでもありません。
冷静な状態で、きちんと業者さんとのコミュニケーションをすれば、前述した移住支援のサービスだって、不動産の購入だって、あなたにとって素晴らしいものとなるでしょう。
周りの人のリアクションから冷静さを取り戻す
そんなこと言っても、自分はすぐ冷静じゃなくなっちゃうよー!どうしよう!なんていう方は、周囲の友人やご家族のリアクションから冷静さを取り戻しましょう。
例えば、沖縄移住の計画などを話してみて、「いいね」ではなく、「え?」とか「大丈夫?」とか、10人話してほとんどの人から心配されたら、冷静じゃない可能性大です笑(まぁそれでも自分の意思を貫きたい場合は、貫くのも手ですが)
行動力がある人ほど、自分にとって魅力的な言葉だけに盲信せず、様々な角度からの意見を取り入れたいものです。
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