「ふらっと住んでみたいけど..」目的なく沖縄移住したい人々

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ほほぅ目的ですか
何かをやるにつけて、「目的ってなに?」、「目的ないの?」、「目的はっきりしてる?」、このような質問を受けて「うっ」となったことがある人、多いんじゃないでしょうか?

目的ある人生が豊かなことは、たしかに正しい考えなのですが、沖縄移住してくるかたは、目的を持つことに疲れを感じているかたも多いようです。

目的を持つこと・目的疲れした私たち

ふらっと沖縄に住みたい..

友人・知人に沖縄移住したことを伝えるとよくある会話があります。

私「沖縄に移住したんだよ!」

友「おぉーマジで!?すごいね!うらやましい」

私「へへー(なぜか得意げになる)」

友「いやぁいいなぁ..。沖縄でのんびり海見ながら生活かー♪」

私「いやいや実際そんなリゾートな暮らしじゃないよ笑」

友「でもうらやましいよ。はぁ、俺もふらっと沖縄とかに行って生活してみたいなぁ..。(意味深)」

私「し、仕事辛いの..?汗」

このくだりです。

往往にして、「俺もふらっと沖縄とかに行って生活..」、こちらのセリフが出てくる方は、その時の表情に絶妙な哀愁が漂っていて、「あぁきっと仕事が今大変なんだな..」と勘繰ることができます。
(だいたい、話を聞くと激務の渦中にいます。)

「ふらっと」とか「沖縄移住」とか「海をみてのんびり」とか、セリフだけ聞くと「沖縄だってそんなのんびりしてないわい!思いつきで来られても困るわい!」となりますが、不思議なことに、こういう会話になる友人は、過去の付き合い上、責任感があって、性格も朗らかな人が多いのです。

一体なにがあったの..っ!?

生産する社会は「目的」好き

少し目的の話を。

人間が目的をもつことは、産業中心社会と非常にマッチしています。

豊さを生み出してより多くの人に配布するのが、今の社会の基本的な仕組みです。より多くの人に配布するためには、どんどん生産するヒト・モノが必要な存在となります。

そんな社会で喜ばれるのは、「どんどん考えだし、動き続けられる人」です。
どんどん考え、動き続ける人にはそれだけのエネルギーを持つ理由、つまり「目的」があります。

「世の中の病気をなくしたい!」「面倒な事務を社会から減らしたい!」「障害がある人でもスポーツを楽しめるようにしたい!」こんなことを面と向かって言える人って、素晴らしい人ですよね?

色々な目的を持ってこそ、人は考え、動き、それぞれの豊かさを生み出しています。

反対に言えば、目的がなく停止している人間は、「どんどん産み出す」ことの反対にいるので、今の社会生産の仕組みとは相性が悪いです。

生産活動に人が加わるのが当たり前の時代なので、目的を持たないと人は社会には好かれません。「目的ある?〜..」などの言葉も、会社組織や、それの前哨である学校教育で聞かれることが多いですよね。

人は「目的社会」(※造語です)に住んでいるともいえます。

動物本来でいえば疲弊する社会

一方で、動物本来の人間の姿からいえば、「目的社会」で生きるには疲弊します。

言葉にできるほど明確な目的」なんてものを持ち合わせている人はいないからです(特に自分の外へ向けた貢献は動物には難しい)。

食欲、性欲、睡眠欲とか、安全欲、所属欲とか、人間には本能的な欲求からくる目的がたくさんあって、脳みそは「社会貢献の目的を一番に優先する」ようには作られていません。
基本的には自分の命優先です。

私たちが社会で生きる上で「明確な目的」を持てるのは教育や慣習の恩恵よる理性的なものです。

そういう意味では、誰もが少しだけ無理をして、動物本来の欲求をねじ曲げ、社会へ貢献できる目的を持って生きているのが今の社会といえます。(数十億人が理性的だと考えると人間がいかに高度な生き物かがわかりますね)

一方で、社会の中で「目的」をもつために、みんながみんな、「ちょっとねじ曲げ」て生きている事実はかわりありません。目的を持つことを強制されていると感じる場面が増えるほど、社会で生きる人は疲弊します。

目的を持たなければいけない」と感じながら生きている人は、目的を持つことに常に疲れを覚えているといえます。

沖縄移住は「目的」からの解放?

いっそ住んでしまおうか..

目的社会に疲れを感じている人は、閉塞感から逃れたいと考えています。

そういった状況で、人は長期のバカンスなどをとり「しばらく何も考えないでぼーっとする」「仕事を忘れて自分のやりたいことを思い切りやる」などリフレッシュしますね。

目的から解放され、生き物本来の欲求に正直な時間をとり、バランスを取り戻すわけです。

ただ、バカンスの場合、終わってしまえばもとの閉塞感との戦いが待っているわけです。根本的な解決を図りたいと考えると「沖縄に住んでしまおうか」なんて、考えがよぎったりもします。

ふらっと行きたい人ほど行けない

沖縄移住するにあたって、「ただただ沖縄に行きたいから移住したいんだけど、さすがにそれではダメだよなぁ」と、悩んでいるかたはたくさんいらっしゃると思います。

旅行するのとは違いますから、沖縄での住処や収入の目処を考えると、「なんとなく」移住してしまうのは気が引けますよね。

賃貸物件を借りれば家賃契約の初期費用がかかるし、渡航費用も引越し代もかかる。現地で生活用品を揃えて、車を買ったりもする必要があるかもしません。家族がいるかたは、家族の意見も踏まえる必要がありますし、沖縄での十分な収入の見立ても準備する必要があります。

コストがかかることを考えると、ふらっとなんて夢のまた夢。

冒頭に出てきた友人も、やはり「現実的な問題を考えると移住はあり得ないなぁ」と言っていました。
目的疲れして「ふらっと」なんて思わず言ってしまう人ほど、きちんと筋道を整えて行動する人だったりします。

とてもじゃないですが、思い立ってスーツケースに着替え詰め込んで移住!なんてできないものです。
(できないですし、やらないほうがいいです。まず短期移住しましょう。)

沖縄移住したあとの目的は必要?

「ふらっと」はまぁいいとして、それでもやっぱり沖縄移住したい!そんなかたの場合、「こんなことをしたい!」という、明確な目的を持つ必要があるのでしょうか?

一般的にはあったほうがいい

一般的に考えれば、目的を持って移住したほうが、移住後の生活がスムーズに動き出します

また、目的があったほうが沖縄移住のリスクが減ります

なぜなら目的があれば基準を持って、家や仕事、収入設計、スケジュールなどを決めていくことができるからです。

例えば、「沖縄で医療職として活躍したい」という目的があれば、事前に就職活動を行い、家を病院の近くに決め、必要な家具などを準備し、スムーズに医療職としての生活を始めることができますよね。

何も目的がないと、とりあえず家を決めたあとに、就職活動をしたら会社が家から車で1時間以上もかかる場所で通勤が大変。移住疲れで事故が!みたいなことも起こり易くなるわけです。

他者とのコミュニケーションでも目的があるほうがスムーズです。
「医療職として活動するために沖縄にきたんです!」って人と、「あ、いや、まぁ、、沖縄にはなんとなく?」って人、あなたが大家さんだったらどっちに家を貸したいですか?前者ですよね?

「目的社会」は沖縄も同じ、一般的にいえば目的があるほうがいいといえます。

でも後から見つけるでもいい

じゃあ移住後の目的がなかったら沖縄に移住しないほうがいいのかといえば、一概にそうとも言えません。
その理由は「機会損失」という考えかたにあります。

機会損失とは、費用概念の一つ。実際に取引を行い発生した費用ではなく、最善の決定をしなかったがために、利益を得る機会を逃した場合の費用概念のこと。

機会損失 – マネー辞典 m words

端的に言うと「悩んでる時間がもったいないねん」という話です。

沖縄移住を考える際にも大事な言葉となります。

機会損失を踏まえると、沖縄移住したいのに移住後の目的がはっきりしないので後付けの目的を検討する。この時間て、いったい何のための時間?となるわけです。

準備や検討はもちろん非常に重要なことではあります。
ただし、理性的な思考は危機回避の質を上げる一方で、やりたいことの本筋を遠ざけます。

ところで、沖縄移住の失敗って何なんでしょう? | 沖縄移住ライフハック
先日、奥さんと車のなかで話していた時に、「沖縄移住はなにをもって失敗となるのか?…

こちらの記事で奥さんが立派なことを言っていますが、「移住って、そもそもやるだけでたくさんの経験を得られて、色々な失敗含めて、実践したことが成功みたいなもの」とも考えられるのです。

「沖縄移住したい」という思いがはっきりしているなら、移住してからあとの目的を模索するほうが、本筋の「やりたいこと」に対してはまっすぐな姿勢だといえる場合もあるのです。

「ただただ実直に生きのびる」でもいい

私は、17年も前から沖縄移住をあたためていた人間ですが、「沖縄移住」それ自体が目的で、住んでから「さて、何しようかな..?」と考えたクチです。

一応、生活の糧となるように、専門技能(ウェブデザイン、介護・社会福祉士)などを身につけてはきました。しかし、移住後の目的がはっきりしていなかったので、正直に言えば今でも戸惑うことも多いです。

とはいえ、奥さんと迷いながらもこうしてサイトを立ち上げ運営しながらも、なんとか生きています。そして別に不幸ではないです。

移住したことによって、何か幸せを感じられたなら、それ以上をわざわざもとめることもないのかな、そう思います。今の社会のために目的が必要なだけであって、自分のためにはただただ実直に生きのびることに徹しても動物的には全然OKだと思っています。

それに逆説的ですが、世の中の仕組みでいえば、質素に淡々と生きられる人も、巡り巡って色々な人に役立っている場合もあるのです。

まぁ往々にして、移住が叶ったら何か次の欲求が出てくるのが人間ってものなので、「沖縄移住できたらから次は..」となったときに自分がどんなことを考えそうか、予想しておくのもいいかもしれませんね。

▼私たちの体験談・生活、仕事、お金のことなど、沖縄移住に関する情報は、すべてこのページにまとめてあります。
沖縄移住ページ

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記事を書いたひと

みなみのひげ
みなみのひげ記事数 234本
南の島のヒゲ系ウェブデザイナー。風景とオカヤドカリ写真家。プロフィール

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