瀬底島の海辺にある三角形の土地を耕したら、小さな畑ができあがった
※記事の情報は執筆時点のものとなります(7年前の投稿)
今は昔。というか2週間前。
瀬底島の海辺の土地で、自分たちが思っていたよりも、土地の草刈りがうまくいき、原野を更地っぽくしたアラサーでパンピーな人々が、次は「土地の半分を畑にしちゃおっか!」と盛り上がっておったそうな。
あれから月日が2WEEK流れ。
瀬底島の小さな三角の土地に。
運命に導かれし、アラサーでパンピーでアグリーでカルチャーな人々が。
再び、集いました!!!
(ひとり増えてます。)
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前回までの話
ひょんなことから、瀬底島の海辺にある小さな三角形の土地(26坪)を協働で使わせてもらえることになった私たち、「みなみの家(みなみのひげ、ピノ子)」。
土地を使った協働事業ということで、土地オーナーに企画を提案する際、「自由にやってください」と言われ、
じゃとりあえず、”なんか”やりますね、決まってないけど
時代の一歩先いく感性で土地運用の企画を提案するみなみのひげ。
それにあっさりOKし、しかもなぜか、
サボテンを植えましょう、サボテン
と、神がかった想像力まで発揮する土地オーナー。
妊娠8ヶ月、妻 ピノ子。
ブログやってます♪
友人・知人・ヒーローなどの助けを借り、毎度毎度、思いの向くままに、それはまるで詩をつむぐかのように、瀬底島の土地で”なにか”をやっていたところ。
こんな感じの流れで、
原野が更地っぽくなりましたー。
土地の一部を耕して「畑」にしてみる!
そんな訳で、更地なう。
前回の草刈り完了の盛り上がりで「畑にしちゃおっか!」的な会話があったので、畑にしてみます。
今回のメンバーは、前回に続き、草刈りを完了させてくださったヤマグチ家ご夫妻と、ナカツカサさん、そして、彼↓。
ヤマグチご夫妻の友人で、なんと現在、ベトナムで農業をされているというミヤザトさん、通称ミトさん(農業ブログやってます)が応援しに来てくださいました。
ベトナムから、ヘッドハンティングですよ!
いえ帰省中で、時間があったんで遊びに来ました〜
そりゃそうだ
運良く、農業従事者と、週末農業夫婦がいる畑づくりです。だいぶ心強い。
とりあえずクワ・シャベルを準備
さて、耕すといっても手でやるわけにはいきませんから道具を用意しました。
先日、草刈機のレンタル店を求めてツイートしたところ、大変に親切なかたから草刈機を貸してもらえる奇跡が起きた私たち。
これは完全に、わらしべ長者的な昔話展開だな、と味をしめて、耕す道具についても世間に向けて募集を放ってみました。
まぁ無理だと思うけど一応ね!(下心あり)
そうそう一応ね!(下心あり)
こ、耕運機も貸してください..
..流れ的には、こう、池から金と銀の耕運機を持った女神でも出てくるかと思ったのですが、特に誰からも連絡はございませんでした。
そう、ここは昔話の世界ではない。
現実(うつしよ)だ。
よかった、戻って来れたんだ..アノ世界から。
というわけで現実に戻って、クワとシャベルで、人力耕作をすることにしました。
6人でやるからといって、クワもシャベルも、そんなにいっぱい持ってても仕方ない。
とりあえず1本ずつホームセンターで購入し、もう1本ずつは、「アイレント」というレンタルショップ(うるま市内にお店があります)で借りてみました。
1泊2日、クワ・シャベル合わせて800円なり〜。
畑を耕そう!→違うな、やっぱこれ開墾だな
さぁさぁ、畑を耕しまっせー!
とりあえず、土地の半分弱くらいの範囲を耕します。
で、その中に小さな畑を作ってみようと思います。畑で採れた野菜をかじって、海辺でひと心地つけたら最高ですね。
今回もかわらず、強敵はサトウキビ
ですが、耕運機のくだりで女神が出てこなかったように、土地を耕すのも予定通りに進みません。
野生のサトウキビの根っこが強すぎる。
みてくださいよ、これ。
ムッチャ固い草の繊維。
1箇所に何本もくっついている。
縦横無尽に張っている根っこ。
ほぼ全員で、かわりばんこに根っこをほじくり返しても、なっかなかとれない。
なんかもう根の張り方が強すぎて引く。
うわ、本当、何おまえ..そんなに意地もとい、根っこ張っちゃってんの..。
サトウキビと格闘して、試行錯誤すること30分。やっとこさ、1つ目の根っこが..。
とれた!ってうわでかっ。
余裕で顔サイズ。こんなのが全力で根っこにしがみついてるんだもんな。そりゃなかなか取れないわ。
しかも、こんな根っこが土地のあちこちにいらっしゃいます。
サトウキビさん、もう許して..。
暑いというか熱いというか、アッヂィー〜
そして暑さね。
前回、前々回と、沖縄の灼熱の暑さに身を焼かれ、「次はもっと涼しい時間に!」と時間を調整して、今回は朝8時スタートにしたのですが、まだ暑い。
毎度、わかりやすくグレーの長袖で来てくださるナカツカサさん。汗を見てください。まるで海に飛び込んで来たかのよう。
暑すぎて、気がついたらこの状況。
東南アジアかなんかで、道路でも作ってるの?って感じです。
あ、でも、ベトナムよりも、沖縄の方が暑いから大丈夫
大丈夫じゃない
とりあえず、エネルギッシュに頑張るナカツカサさん(最年少)を残し、大人たちは日陰へ。
臨時の休憩スペースを作り、休憩。
頑張るナカツカサさん。
木陰でくつろぐ大人たち。
そのまま僕たち、それぞれの時間は流れ…。
しばらくすると、いつのまにか、なんか、畑らしい形が完成していました。
ちょ…(ハァ、フゥ)、えぇ..
ありがとうございますナカツカサさん。
土を作って、畝(うね)を作る
ナカツカサさんが頑張っているあいだに、ピノ子さんとイクコさん(ヤマグチ妻)が買い出しへ行ってくれました。
畑の土作り用の肥料。
- 魚かす
- 苦土石灰
- 牛糞堆肥
- 園芸用肥料
そして、畑に植える苗を買って来てくれました。
なかなか水やりにいけない距離なので、強い野菜を中心に植えることにしました。
- ゴーヤー
- モロヘイヤ
- シシトウ
- トウガラシ
- オクラ
- ローズマリー
苗があると、なんか畑っぽさが急に増しますね!
土に肥料をまくのは、ミトさんにお任せしました。
ファファファーっと撒いていただき…。
OKです
わんわんわん!!!
土と肥料を混ぜ合わせます。
牛糞と魚かすが土に加わると、ウ○コのなんとも言えない匂い。
う〜ん、これはいい土! byナカツカサ
驚くべきことに、肥料を撒いて数秒後から、「どこにいたんだ!?」ってくらいハエが集まりだしました。
そのスピード、まさにインターネット。
虫の世界にもSNSとかあるんすかね。「瀬底島で肥料発見なう!」とかシェアしてんすかね。
それと、ハエと一緒に、幸運を呼ぶ虫として有名な『タマムシ』も飛んできました。これまた虫とは思えない、宝石のような美しさ!
イクコさん(ヤマグチ妻)にとまったので、彼女はしばらく幸運が続くことでしょう。
虫に思いをめぐらせながら、土を混ぜ合わせます。
土が混ざったら、お山を2つ。畑の畝(うね)ですね。こうなるともう完全に畑の土。
いよいよ、苗を植える
まだ水道を引いていないので、ポリバケツを買い、ケンさん(ヤマグチ夫)、ナカツカサさんが、お水を調達。
水道がないので、真水がやたら貴重に感じます。
苗を植える準備が整いました!
いざ!!!
苗を植える!
植える!
植える植える!
植えるーーーー!!
すごい!畑だー!
ちなみに苗のポジショニングはこちら。
左上から、
オクラ ゴーヤー モロヘイヤ ゴーヤー モロヘイヤ モロヘイヤ シシトウトウガラシ モロヘイヤ モロヘイヤ モロヘイヤ モロヘイヤ モロヘイヤ ローズマリーとモロヘイヤ推しの配陣となっております。
苗を植えたら、藁を敷いて、水やりをすれば完了です。
ん?
あれ、ジョウロは..?
あ…..ない…..
さすがにポリバケツ(35ℓ)の水をぶっかけるわけにはいかんよな..。
そんな時、
これでどうだ!
と、ケンさん(ヤマグチ夫)がジョウロを自作。
オォー即席ジョウロなり!
うん、いい感じ、いい感じ。おかげさまで水やりも無事終えられました。
畑ができちゃった
なんということでしょう。
こんなだった場所が…。
みごとな畑になりました〜!
うわー素晴らしい!
みなさま、ありがとうございます〜!
作物、枯れるんじゃねぇか疑惑
さて、畑は完成しましたが、育てるのはこれからが本番。
さっそく、水やりに行けるのが来週という..。
1週間も水やれないで、野菜、大丈夫かな
相当..、いやかなり..、心配ですね..
雨降れって、天に祈りたい。
昔の人の気持ちがちょっとわかるな
たしかに豊年踊りたい
やれるだけの水をあげて、祈りながら帰路につきました。
元気でやるんだよ。野菜たち。
明日からの天気予報は、しばらく、雨だったからさ!
希望を持って生きよう!(←現在、天気予報を見たら、台風10号の影響で、1週間は晴れるらしい..)
そして、農業経験者は気づく。
農作物が干からびることより、虫に葉っぱ食われて終了する気が…
— ユッキー@毎日ビール.jp (@yukipod) 2017年7月30日
うわホンマや。
そうだ、虫もか..。虫も野菜を狙ってるんだ。
大いなる大自然と、現代人のスケジュールは、野菜に厳しい。
収穫は順調にいけば、1ヶ月ちょっと先。
はたして無事に育ってくれるのでしょうか。心配で、もうすでに瀬底島に水やりに行きたいです。
ファイティン!!!
テラスをつくって畑を愛でるBBQをしたい
さて、野菜はこれから育てるモードですが、もう半分の土地は更地のまま。
このまま放っておくと、ふたたび強靭なサトウキビちゃんたちが復活してしまう雰囲気なので、超簡単にテラスでもDIYしたいと思っています。
とりあえず人が乗れる(かつ雑草を潰せる)板があればいいかな、くらいのイメージ。
積み荷とかに使う木製パレットの廃材が結構、いろいろなDIYの素材になるらしく、手に入るなら、それを並べて作ろうかと思っています。
関連「木製パレット」のDIYアイデア | Pinterest
そこで野菜たちを愛でながら、波の音を聞き、 BBQをする..。
夏の間にそれをやれたらきっと、瀬底島のあの土地の良さを、まず一つ、発見できると思うんですよ(←ビール飲みたいだけ)。
まぁ木製パレットの廃材がどこにあるかはわからないけど。
ねぇねぇ、木製パレットの廃材ってどこで手に入るの?
耕運機のくだりで現実に戻ってきたにも関わらず、再びわらしべ長者の世界に戻ろうとする私、みなみのひげ。
みなさま、木製パレットの廃材とか、沖縄で余っててくださるところなんて…どこかご存知ないですかね??
え?
買えって?
これ読んでご覧よ!涙
それと別件で、建築士のかたでセルフビルドで、ビーチハウスでも建てて、ビール飲んで涼んで的な、ちょっと遊んでみたいな、なんてご興味あるかたもいましたら、合わせてご連絡ください。
ほっほっほ。