「与那原大綱引きまつり」に行ってきました
※記事の情報は執筆時点のものとなります(9年前の投稿)
与那原町に住んでいるからには、行ってみたかった「与那原大綱引き」。
去年は参加できなかったので、1年越しに念願の綱引きに友だちと参加してきました!
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お祭りに綱を引く沖縄
沖縄ではお祭りに綱引きが開催されます。
綱引きなんて、運動会くらいしかしたことがない私からすると、お祭りに綱引きってなんとも不思議な組み合わせ。
私のように「どうしてお祭りに綱引きをするの?」と疑問に思った方は、下記の記事をどうぞ。
綱引き前の様子
与那原大綱引きは、沖縄県内の3大綱引きの一つ。
そのため、与那原町に1年間で最も人が集まる日でもあります!
東西のチーム
綱引きは東(あがり)と西(いり)に分かれ、私たちは家のある東チームに参加することにしました!
東チームは、えびす通りを左に入った奥に集まっています。
なんだこのでかさは〜!キングコブラみたい!想像以上の綱の大きさににびっくりです。
綱の下にはすでに棒が置かれ、この棒を持って運んで行くそうです。
エントリーは不要!
事前にエントリーが必要と聞きましたが、とくにエントリーはありませんでした。
綱引きは17時開始ですが、私たちは16時前に集合場所へ行ったところ、なんなく参加できました!(ひょっとしたら、今年は甲子園の沖縄戦と重なっていたので、人が少なかったのかな?)
綱引きTシャツがもらえる
綱を運ぶ人には与那原の綱引きTシャツが配られます。
私はオリオンがスポンサーのTシャツをゲット。
泡盛のまさひろやコカコーラTシャツもあります。
よくCMで「うまさひろがる〜」って言っていたのは「まさひろ」が含まれていたからなのか!今さら気がつきました。
Tシャツのほかには、はちまき・肩パッドが支給されます。
2人1組で担ぐ
綱の左右に2人1組で担ぎます。
この時に、「右側に並んでいる人は右に肩パッドを。左に並んでいる人は、左に。」という説明があったので、左に並んでいた私は左に装着。すると、今度は別の方が反対側に装着する説明が…。
毎回、人によっていうことが違ったので右につけては外し、左につけては外しを4回ほど繰り返したところで、
「自分が綱を持ちやすい方につけてください」という最終的な案内に!
これがてーげー(適当)というやつか!と笑ってしまいました。(結局、どっちが正しいのかわかりませんでしたが右側に装着しました)
意外と危険なスポーツ?
みなみのひげを含む男性陣は、重いといわれてる前方へ。私たち女性陣は真ん中くらいのところに並ぶことに。
すると、奇数だった私の横には地元の方と思わしきおじさまがきて、「持つのは初めて?こんな前じゃなくて後ろに並んだ方がよかったのに」と教えてくれました。
さらに、おじさんは笑顔で「担いだ棒が最後、足下に落ちてくるから骨折しないようにね」と続けます。
え、そんなに恐ろしい競技なの!?
確かにこんな巨大綱が足下に落ちて来たら、痛そう…
怯えていると、さっそく担ぐときがやってきました!
みんなで協力し合って、綱引きをする会場(図書館横の御殿山青少年広場)へと運んで行きます。
おじさまが頑張って担いでくれている横で、「すみません、写真撮るために手を離していいですか?」と図々しいお願いをして、撮らせてもらった一枚。
綱の上には人も乗っているので、確かに前方はとても重そう…。
実際に担いでみたらわかったのですが、身長差があると背の高い人の負担が大きいようです。
横のおじさまとは身長差があったので、おじさまが大変そうに担いでいる横で、私の肩にはさほど負担がありませんでした(おじさん、ごめんなさい)
それでもずっと右手をあげて持ち上げているのは、想像していた以上に辛いものです。
綱を運ぶ際は、「はーいやー」とみんなで声を掛け合います。
どういう意味なのかは、結局わかりませんでした…。
会場に到着すると、前から順に担いでいた綱を手放していきます。
この時に足に棒が落ちてきて、危ないのでご注意ください!(私の横のおじさまが、背中をぶつけて痛そうでした)
綱引きがスタート!
綱を運ぶだけでも結構な疲労感があります。会場についてから、「あれ?まだ綱って引いてなかったけ?」と思ってしまったほど。
大きな綱に結ばれていた細い綱をほどき、こちらの細い綱もみんなで引っ張ります。
これからようやく綱引きです!
綱引きになると、綱を運んで来た人の他にもたくさんの人が参加します。綱引きからは子どもも参加できるようです。
綱引きのスタート時は、綱の上に再び人が乗り、スタートの合図と一緒に飛び降ります。
綱引き中は懸命に綱を引っ張っていたので、写真はありませんがすごい迫力です!
ここ最近は西チームが連覇しているそうで、負けるわけにいかない東チーム。
3分以上、とにかく引っ張り合います!
でも…
残念ながら、今年も西チームの勝利。く、悔しい…!!!
勝ったチームはカチャーシーを踊っていました。さすが沖縄!みんな踊りにキレがある。
2回戦は東が勝ちましたが、1回戦目で勝利が決まる仕組みらしいです。
それにしても3分以上も綱を引っ張っていたため、腕がパンパン!綱引きは想像以上に体力を使うスポーツでした。
飲み会がスタート!
「綱引き後のビールは美味しいから!」を合い言葉に、綱引きを頑張っていた私たちは終わった瞬間、お酒を調達!
いやー、本当に綱引き後のビールはおいしいっ!!!
「大人で良かった!」と思った瞬間です。
お昼ご飯を食べていなかったので、焼きそばや焼き鳥でお腹を満たします。
綱をベンチ代わりにした席。すごい有効活用!
沖縄タイムスの号外
綱の上で休んでいると、沖縄タイムスの号外が配られました!
甲子園の号外かと思ったら、ついさっきの綱引きの結果が掲載されています。沖縄タイムス、仕事が早い!
よーーーーーーくみると、みなみのひげの後ろ姿が!
ということで、みなみのひげ、沖縄タイムスデビューです。
お祭りの様子
綱引き以外にも、催しは目白押しでした。
エイサー
ヨナバルファイタースリー
全島角力大会
綱をお持ち帰り
家内安全・厄除けの効果があるというので、綱を持ち帰ることにしました。どこに飾ろうかな〜!
最後は花火をみながら飲み会
最後は自宅に移動して友だちと飲みなおし、花火を鑑賞!
こんな間近でみられるなんて、贅沢すぎる!
花火をみていると、「夏だな〜」としみじみ実感します。
綱引きで一致団結できる!
なかなか普段は地域の人と交流する機会がないけれど、綱引きの日は色んな人と少し関われた気がします。2回戦目に勝ったときは、知らないおじさまたちとハイタッチしたり(笑)
これもみんなで頑張って引っ張り合う綱引きだからこそな気がします。
あとはお祭りで1番盛り上がった瞬間が、甲子園の興南高校が勝利したアナウンスが流れたときでした。
やっぱり沖縄の方々は沖縄愛に溢れていますね!まず普通はお祭りの最中に、甲子園の様子をアナウンスしないと思うし(笑)
綱引きといい、野球といい、会場が一体になるスポーツっていいものですね〜!
翌日の後遺症
綱引きから一夜明け、朝からみなみのひげが「腕がぁ〜、手がぁ〜!」と叫んでいました。
どうやら、扉も瓶のフタもあけられないくらいひどい筋肉痛で、握力が0に近いらしいです。
はたからみるとちょっと面白いけど、本人は笑えないくらい痛いみたい。
今日はジャンケンをしても、チョキを出せば勝てるので簡単です(笑)
ピノ子の小さな疑問
沖縄はツナ缶の消費が全国1位というけれど、綱も全国1位なのかな〜?