沖縄の地元人でも「?」きわどい沖縄あるあるたち
※記事の情報は執筆時点のものとなります(5年前の投稿)
日本のなかでも、独自といわれる沖縄文化。
琉球の島の歴史と生活文化にもとづいた「沖縄あるある」はとても興味深く、いつも心を突かれ、感心してしまいます。
そうです、私は沖縄あるある好きです。
- 沖縄県民はあんまり海で泳がない
- 「だからよー」は何の返しにもアリ
- 飲み会のシメにステーキ食べる
とかとか。
あげればキリがないほど、魅力的なあるあるがたっぷり。
しかーし!
たまにですね。たまーにですよ。
それ本当にあるあるなのかな?
と思ってしまうやつとも遭遇します。
申し訳ないけど勘ぐってしまう、地元同士でも意見が揃わない、ニッチ(もしくは異次元)な、きわどい沖縄あるあるたち。今回はそれをピックアップして7つほど、ご紹介します。
目次
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本当にあるの?きわどい沖縄あるあるたち
沖縄地元のみなさま、これ本当ですか?
以下、私が今までにチラリと耳にしたけれど、なかなか真実として受け入れられない「きわどい沖縄あるある」です。
もし「これは嘘でも幻でもなく、本当にあるあるです」っていうのがございましたら、ぜひ教えて欲しいです。
どうぞ!
01サトウキビをかじりながら登校
まず軽いジャブからいきましょうね。
子どもの頃は、通学路にある畑のサトウキビを折って、かじりながら登校してましたね〜
あぁ〜!
ほ、ほほぅ..
なんとも沖縄らしいあるある。
沖縄ではあちこちでサトウキビ畑を見つけます。サトウキビ畑を通って通学する小学生は多いはず。だから、たしかにありえそうな小学生時代..。
いやいやいやいや待って。
食べるかな?
畑の作物フランクにとって食べるかな?
あえてめちゃくちゃマジメなこというと、他人の畑のサトウキビを勝手に折って食べる行為は、盗難ですからね。いや多分、ゆいまーる沖縄だし子ども時代だし、そこはサトウキビ農家さんとの間に盗難にならない関係性があったとは思いますけどね。
でも問題の核心はそこじゃなくて、サトウキビ素手で折れるかな?ってところですね。
サトウキビってめちゃくちゃ強靭で、人手で刈るときもカマ必須だし、西表島のかたいわく、キビ刈りはオリンピック競技にできるくらいハードだっていうし、難しいんじゃないかなーと思うんですよね。どうなんだろ。
02余ったケンタッキーの骨で出汁をとる
アメリカ文化色濃い沖縄では、ファストフードがわりとポピュラー。
なかでもケンタッキーは親戚が集まると頼むくらいに家庭に馴染んだ存在です。(ケンタッキーもたしかによく見る。)
それでケンタッキーが余ると、出汁とりますよね〜
あ〜!ね〜!笑
えぇー・・・
ウソでしょ〜〜?
出汁までとるかなぁー。
こう、食べ終えて、残った骨のアノやつらからでしょう?
あれを..わざわざ集めて〜…? 鍋にぶち込んで〜…?
あ、鶏ガラ出汁か。
いやいや納得しかけちゃったよ。
えーでもとるかなー?食べたあとの残りの骨を。
まぁ家族だから、食べたあとは嫌だとか、その辺はクリアできる可能性あるとしても、残りの骨まで使うかなぁー。
でも豚は鳴き声以外食べるっていうからな。
そう考えると、本当っぽいんだよなぁ〜…。
※ちなみにケンタッキーの肉で「チャンプルー」をつくるっていうのもあったんですけど、これはおいしそうなので、あるあるとして許容します。
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03中学校の卒業式とメリケン粉
すみません、これは数年前に聞いた話&私のメモが曖昧で、情報がうろ覚えなんですけど、こんな感じ。
中学校の卒業式の前になると、ちょっとヤンチャな先輩を中心にしてメリケン粉(小麦粉)を買い占めだすんですよ
ありますねー!
小麦粉ですか?
なぜ?
卒業式の日に投げ合うんです
待って!なんでが増えた!
沖縄は卒業式でメリケン粉を投げ合う文化があるんですよねー。
あまりに買い占めるものだから、その対策のために近所の売店は小麦粉販売禁止になります笑
どんだけ買うんですか…
でも先輩からは用意しろって言われてるし板挟みで、大変なんですよー。家の小麦粉かきあつめたりとか
いやいやマジかよー…って書いてた途中で検索したらありました。
本当でした。
きわどくないです。あるある認定です。小麦粉投げまーす。
04親戚のサトウキビ刈りに駆り出さる子ども時代
親戚がサトウキビ育ててると、駆り出されます
親戚のなのに..
サトウキビ刈りは人手が入りますからね〜
サトウキビは強靭。その通りです。
人手で刈り取るのはたしかに、めちゃくちゃ大変な作物です。
でも家族を超えて親戚の農作業ですら駆り出されるっていうね。お手伝いの要求先が二親等をこえてくるあたりが沖縄らしいというかなんというか。
でも沖縄は家族人数も多いし、親戚レベルで招集をかけるとちょっとした運動会規模になっちゃうような気がするんですよね。
でもサトウキビを刈る時期に、そんな大軍を見たことがないし、どうなんだろ?
今は機械化したから見ないけど、昔はそうだったってことなのかしら??
ちなみにこれを言っていた人の家は農家じゃないそうです。たしかに駆り出されてる。やっぱり本当か?
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05洞窟(ガマ)探検をして持ち帰ったもの・・・
子どもの頃は洞窟にみんな探検にいくんですよね〜
ほぇ!?洞窟に?
沖縄はたしかにガマと呼ばれる自然にできた洞窟がたくさんあります。小学生くらいの時分は、みんなで洞窟探検にいくものらしい。
で、洞窟によっては防空壕に使われていたものがあってですね
おぉ、戦争の爪痕ですね
けっこう当時のモノとかが落ちてたりして。
で、洞窟で遊んだあと石蹴りして帰ったら、石だと思ってたのが小さい不発弾だったりしてねー笑
!!!!?
いやぁー、家族にむちゃくちゃ怒られましたよー笑
はっはっは
・・・。
笑えないよ。
「だったりしてねー」とかのレベルじゃないでしょ。もはやただの奇譚ですわ。命がけじゃないの。
不発弾に引っ張られてしまいそうですが、きわどいあるあるは「洞窟探検」の方。
やってるのかなー。たしかに洞窟はけっこうあるんですけど、命がけ過ぎてやれないんじゃないかな〜。
06あの頃の真栄田岬はよかった
真栄田岬といったら「青の洞窟」で有名な恩納村にあるシュノーケリングスポットです。
恩納村の出身の人と飲んだときに聞いた話によると。
今はもうやれないけど、ちょっと昔なら真栄田岬は小学生が飛び込んで泳いで遊んでたんですよ〜
えぇー!めっちゃいいですな!
二十数年前はふつうに地元の人くらいしかいかない、ただの海岸だったそうな。
青の洞窟という名称はもちろん、きちんと整備された駐車場とか、たくさんの船とか、そういうのは全然なし。だからあの辺の小学生は、「真栄田岬=魚とりとかして遊ぶ場所」だったらしいです。
遊び場は「青の洞窟」だなんて、なんちゅー素敵な小学生時代。
お酒の席でポツリと聞いたあるあるですが、南の島らしいロマンを感じるので、これは本当であってほしい。
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07墓地に集う青春
青の洞窟で遊ぶ小学生もいれば、墓地で青春を送る中学生もいる。それが沖縄。
田舎だと、友達と集まる場所がなくてですねー
そうですよねー。
やっぱり家に集まるんですか?
それもあるんですけど、子どもだけで集うときは墓地ですね
なんっ!?えっ!!?
- 沖縄のお墓はアットホーム
- 沖縄のお墓って大きくてですね。ちょっとしたお家みたいなカタチをしていて、内地のやつとは造りが違うんですよ。「シーミー祭」といって先祖のお墓に親族で集って食事をするイベントもあったり、沖縄のお墓はご先祖様が住んでる(?)場所みたいな感覚らしい。かなりアットホームです。
あのくぼんで、ちょっと囲われた感じ。
ジュースとかお菓子を持ち寄ってグダグダ喋るのに、お墓がちょうどいいんですよね〜
ふだんは大人も滅多に来ないですからね。中学生の青春の舞台になるわけです
なるほど〜
沖縄に5年も住むと、この感覚、意外とわからんでもない自分がいます。沖縄のお墓は、内地ほど怖いイメージの場所ではないですし、ニライカナイ的な考え方で海が見える景色の良い場所に多いですからね。中学生のイマジネーションにかかればお墓も海が見えるカフェ感覚。
言葉だけ見るときわどいけど、ありえそうな墓地集い。
どうなんでしょう?
墓地で青春、送りましたでしょうか?
以上、7つの「きわどいあるある」でしたー。
子ども時代に多い「きわどいあるある」
サトウキビ食べたり、洞窟で不発弾蹴っ飛ばしたり、墓地に集ったり…。
こうやって見返すと、きわどくなりがちなのは、子ども時代のあるあるですね。
子ども時代って、こう、生活文化の影響を、そのまんま直球で表現しますからね。独自性が強過ぎて、きわどさが生まれるのかもしれません。
しかし、どれも興味深いあるあるですな
ケンタッキーの骨で出汁とかは、ふつうに生活の知恵としてマネしようかな、と思っちゃいますもん。素晴らしき、沖縄あるある。
新たに発見したきわどいあるあるは、こちらに追記して更新していきたいと思いまーす。
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