【海が見えるデスクワーク】理想の作業環境を求めて。沖縄移住5年目の私が考える最適解
※記事の情報は執筆時点のものとなります(5年前の投稿)
「海を見ながら、ゆったり仕事…」
沖縄移住し、そんな夢を見てはや5年。
こんにちは、みなみのひげです
今回はデスクワーカーさんの夢とも言える「南国の海を見ながらパソコン作業」をテーマに書きます。
沖縄ぁ〜なPC作業環境を求める私は、沖縄移住5年目のデスクワーカー。
(サイト運営を主とする在宅ワーカーです。)
この5年間、現実世界で体当たりで試した、ロマンティックな作業環境と、その現実たちとともに、海が見えるデスクワークの理想と、現時点で考えられる最適解を語りたいと思います。
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海が見えるオフィスは、ワーク or 海
一番最初にやったのが「海が見える家」での仕事です。
2014年に沖縄に移住して、最初に住んだ与那原町の家は部屋の窓の向こうに海が見えました。景観重視の素敵な家です。
最高や、最高やで!
千葉県出身なのにエセ関西弁が出てしまうくらいの素敵さでした。夢に見たオフィス環境です。在宅ワークもさぞかし素晴らしいものになるだろうと思いました。
しかし。
ふぅー(海を見てる)
はぁー(海を見てる)
はわわぁー(海を見てる)
ちょっと
海、見ちゃう。
住み始めてすぐに現実を思い知らされるのです。
○ 海を見てる時は作業が止まる。
そりゃ、そうだよな。
画面もキーボードも見ずに作業できるわけないわ
たしかに素敵だし、素晴らしいのですが、仕事中に海、見てる場合じゃないわけです。
作業をすると海は見えない。海を見れば作業はできない
そんな当然の矛盾に気がつきます。
海で作業すると、アリに噛まれる
同じ時期に部屋ではなく、海辺で作業するというのも試しました。
関連南の島で海を見ながらMacをひらいて優雅に作業したいなぁ、、ってやつを実際にやってみた
こちらも上と同じような状況になり撃沈。
加えて野外だと虫ちゃんたちとの共生も、問題になってくることがわかりました。
海辺の東屋(あずまや)で作業してたら、アリに噛まれて痛かった
アリだけでなく、蚊もきます。ハエも飛んでます。彼らだって生きているんです。
もちろん南国の海辺らしく、カニやヤドカリがいたり、青い海に白い鳥が飛び交っていたりもします。でもアリに噛まれながらだと、南国の爽やかさも半減します。
あと潮風でベトベトするし、何しろあっつい。
ちなみに冬場は風ビュービュー吹くよ。
こと仕事環境に関していえば影響大な要因ばかりで、なかなか集中できません。
現実とはかくも厳しいものか…
ロマンティックとは程遠いロマンティックなシチュエーションこそ、海辺でのパソコン作業と言えます。ぜひお試しください。
打ちのめされます。
ワーケーションを夢見てわかったこと
じゃあワーケーションだと思ったのが、2017年くらい。
関連ワーケーションを本気で考えてみる。見えてきた4つの可能性
ワーケーションとは
「ワーク」と「バケーション」を混ぜた造語。バカンスなどへ行き、そこで通常通り仕事をする。リラックススペースと業務が一体化する。合間の時間、リフレッシュができる。家族と一緒にいられるなどのメリットがある。
最高じゃないですか。
夢見るじゃないですか。
しかも、その言葉が出てきたあたりから、ワーケーションを意識したコワーキングオフィスみたいなアイデアを巷で見かけるようになります。
あ。
ってことは沖縄、最高のワーケーションスポットになるじゃん
私がそう考えるのも自然な流れ。
実際、そのあたりで竹富町の西表島で「ワーケーション」推進の取り組みがおこなわれています。
関連竹富町における新たな観光誘客コンテンツ 「ワーケーション」の推進につきまして|ブルーオーシャン沖縄
現時点でも民間、行政ともにワーケーションの言葉に興味を持っているところが増えていそうです。
※沖縄には花粉症がほぼないので、避粉地ワーケーションって考えもあるらしい
じゃあワーケーションスペース作るか、と知り合いの瀬底島の土地をいじくろうとしていたのですが、このタイミングで子どもを授かりまして、ウハウハ&バッタバタしてたら、そのまま土地の企画を放置して今に至ります。
(瀬底の土地、地味にまだ諦めてはいない。)
帰省をワーケーションと見越してシミュレーション。見えてきたもの
まぁ動けないんじゃしょうがないと、スペースを作る流れとは別に「関東の実家への帰省」をワーケーションと見越して、ここ2年くらいどんなもんかとシミュレーションしてモヤモヤ考えてみました。
で、やっぱりメリットがある一方で、デメリットもあるなと感じたのが以下のこと。
メリット
- 取材はしやすい
外部刺激が多いのでマンネリしない。取材兼務のワーケーションは良いと思う。 - コミュニケーションチャンスが増える
いつもと違う人と話すので。出先での出会いなどあれば最高。 - いつもと違うアイデアが出やすい
いつもと環境が違うので視点も変わりやすい。よって新しいアイデアとも出会いやすい。
デメリット
- 移動時間は思ったより作業ができない
移動が全部、専用運転手にファーストクラスの飛行機とかじゃない限り、移動時間はどうしても作業に集中できない。 - 移動先での集中力はめちゃくちゃ下がる
実家ですら集中力が下がる。いつもと環境が違うし、完全に意識が外に向かってしまう。私の場合、執筆の進捗が確実に遅くなるし、作業時間も減る。 - ミスが増える
いつもと違うし、出先だし、集中できないし、あらゆるうっかりミスが増える。
まぁ要するに旅の浮かれポンチ状態での仕事になるってわけです。
良いアイデアは出たんだけど、メモしそこねて忘れたとか
いい刺激は受けたんだけど、アウトプットまで繋がらないとか
楽しかったけど、作業予定の50%しか進まなかったとか
がっかりワーケーションとして、このようなことがあるなと感じました。
どうしても「作業への集中」が、リラックス、リフレッシュと引き換えになるんですよね。
現状、最適と思われる沖縄ぁ〜な環境は「近接」
そんなこんなで今。
じゃあ、何が最適解だっちゅーねん
そう考えて出てきたワードは近接です。
- 作業能率、集中を重視する → デスク環境(オフィス)
- 散文的な思考、アイデアの拡散 → バケーション環境
この一見すると相反するふたつの環境を近接させ、ゆるやかに繋げることで、生産性をあげるのが一番良いです。
みなさん、スティーブ・ジョブスの散歩の話をご存知でしょうか?
かの有名な会社、アップルを創業した天才ビジネスマン、スティーブ・ジョブスは、クリエイティブな交渉を必要するときに、相手をよく散歩へ誘ったと言います。
その理由は色々と語られるところなのですが、私の良いように解釈すると、これ。
反対にいうと能率・集中重視な環境だと、思考がルーティンに最適化してアイデア発散しにくいと言えます。
うまく組み合わせられる仕事環境が最高ってことですね
まぁよくいう、風呂入った瞬間にひらめくとか、そういった類の話かもしれません。
沖縄ぁーな作業環境、私の最適解
というわけで、まとめるとこれ。
沖縄ぁーな作業環境、私の最適解
- ワークとリフレッシュの近接
海が見える→ 海まですぐ- オフィスは普通にオフィスがいい
- 海、近く。緑が近く。(見えなくてもいい。すぐ行けるのが大事)
- 海、緑は散文的思考の場所。オフィスは集中作業の場所
- ミーティングルームはリラックス重視でもいい
- 旅に行くなら、取材半分、ぼーっとする3割、作業2割
私のようなサイト運営がメインの人間だとこんな感じですね。
ちなみにもし私が理想のワーケーションオフィスを作れるとしたら…。
- 作業室は地下でもいい
- ミーティングルームは海が見えてほしい
- コワーキングカフェ併設
- 海沿いまで徒歩3分以内
- 海沿いに30分くらい歩ける散歩道
な〜んてのができたらもう、最高ですね。
→ 合間にササッと海でぼんやりする
→ ブレイクスルー爆発
これですわ。
来年あたりに火星移住ライフハックがリリースされることでしょう。
まぁ現実的なところでいうと、沖縄は車で30分あれば、どこからでも海に出られるので、多少の差こそあれ、どこで働いていても割と沖縄ぁ〜な作業環境にできるような気もします。
なーんて、調子の良いこと言って終わります。