サイトは一部アフィリエイトを含みます。
沖縄旅情報に関する記事

南城市「斎場御嶽」現在も祈りの場として使われる生きた聖地

斎場御嶽(せーふぁうたき)は、琉球時代からつづく「祈りの場所」。

南城市にあります。

非常に人気のあるスポットで、よく沖縄観光情報では「有名なパワースポット」として紹介されています。

神秘的な雰囲気の森の中、各所に祈祷場があり、現在でも地元の方々がお祈りに使う「生きた聖地」です。

神様への祈りの場として、とても大切にされている場所です。

スポンサーリンク

歴史・文化的に貴重な、神秘の場所

斎場御嶽は、もともとは琉球時代に王族管理の高位の祈祷の場所として使われていたところ。

なぜかというと、琉球神話の神が住む島、久高島が見えるからです。

斎場御嶽の一番奥に、三庫理(さんぐーい)という最高位の祈祷場があり、そこから久高島をのぞむことができます。

※現在は神域であることから三庫理(さんぐーい)は、立ち入り禁止とされ祈祷の場として保護されています。

というわけで、歴史的・文化的にも非常に価値のある場所なのです。2000年に世界遺産認定を受けています。

神秘的な雰囲気の森へ

斎場御嶽へは、近くのがんじゅう道の駅に行ってチケットを買って歩いていきます

斎場御嶽へは直接車で行けませんし、チケットも売っていません。
間違えると数百メートル往復することになりますので、お気をつけください。

斎場御嶽の入口

斎場御嶽入口。

この手前にある「緑の館・セーファ」でチケットを渡します。歴史資料館にもなっていて、ムービーなどで斎場御嶽の前知識もバッチリ入れられます。

斎場御嶽の中の道

斎場御嶽は森の中です。ゆるやかな山道を上って行きます。気持ちがいいですね。

雨が降ったりすると滑りやすいので、滑りやすいヒールのある靴やサンダルは避けましょう。

神秘の森

森に入ると、なんだか急に静かになり、空気がしっとりし始めます。

すごい!これが聖域の力!?

神秘的な雰囲気

斎場御嶽の森

おおぅ、なんだか本当に神様がいる雰囲気がでてきました。

この感じは、実際にいって、肌で感じてほしいと思います。すごいな……。

砲弾によってできた池

道の途中に、唐突に池が。

何かと思ったら、戦争で落ちてきた砲弾によってできた池だそうです。

直径3mはゆうに超えるサイズ。

拝所

しばらく歩くと拝所があります。
この石を積んであるところに向かって、祈りをおこないます。拝所は非常に簡素な造りながら、自然のもつ厳かさみたいなものを強く感じさせます。不思議な空間です。

当時、斎場御嶽は男子禁制の場所だったそうです。

祈る人はすべて女性。
王族管理なのに、王様ですら入るためには女装しなきゃいけなかったんだとか。

拝所は斎場御嶽内に3つあり、それぞれ役割も違うのでぜひそちらも気にかけながら見てみてください。

御嶽は今でも祈りの場所

さて、斎場御嶽の道をずっと進むのと一番奥にあるのが、こちら。

※現在は聖域保護のため、立ち入り禁止となっています。

三庫理(さんぐーい)

これが最高位の祈祷場、三庫理(さんぐーい)です。

三角形

特徴的な三角形のトンネル。写真などでよくみかけるかもしれません。一枚岩がよりかかってできているんですね。こちらもなんだか神秘的。

壺

壁面伝いに落ちてきた雫をためる壺は、昔から設置されているものだそう。溜まっているお水は非常に聖なるものだと言われています。

三角形のトンネルをくぐれば、神様が住むとされる久高島をのぞむ祈祷場にたどり着きます。

当時はここで神様と通じて、祈りを届ける信仰がなされていたのですね。

不思議な力を感じます

私は霊感とは無縁のNOTスピリチュアルな人間。

実際に斎場御嶽に聖なる力があるのかどうか、感じ取るような力はありません。

とはいえ斎場御嶽は森の中にあって騒音もなくとても静か。
そして緑があって空気もしっとりとしているので、私みたいな人間でも、なんとなく不思議な雰囲気を感じることができます。

あーたしかにここは祈祷の場所なんだろうなぁーと納得してしまう、この神秘の雰囲気。

聖地に思いを巡らせながら、パワーをもらってみるのもなかなかいい体験ですよ。

近くの「知念岬」も合わせて観光がおすすめです

スポンサーリンク

スポット情報

名称斎場御嶽
住所南城市知念字久手堅270-1
アクセス那覇市内より車で約40分
営業時間3〜10月 9:00 - 18:00(最終 17:15)、11~2月 9:00 - 17:30(最終 16:45)
定休日休息日あり(公式サイトを参照)
電話番号098-949-1899
URLhttps://okinawa-nanjo.jp/sefa/
駐車場あり
メモ現在、御嶽内でのカメラ撮影はできるだけご遠慮いただくことになっています。( 特に拝所を背景にした人物撮影。神域へ背を向けています。ご注意ください。)

地図

スポット情報は2015年05月27日更新時点のものです。

閉じる