沖縄県北部で住みやすいおすすめのエリアはどこ?4つの地域を写真付きでご紹介します
※記事の情報は執筆時点のものとなります(7年前の投稿)
沖縄での家づくりノウハウまとめ
沖縄移住して7年目に、私たち みなみの家 はマイホームを建てました!沖縄でのマイホームづくりで、「建てる前に知っておきたかった!」と感じたことを、沖縄での家づくりノウハウとしてまとめています。
→沖縄で家づくり〜沖縄移住者のマイホーム実体験ノウハウ〜|note
私たちは今まで、下記のような住みやすいエリアを取り上げてきました。
沖縄移住となると「とりあえず那覇あたり」という声を伺うことも多く、どうしても「北部エリア」が候補に入りませんでした。
でも、北部にもいいところがいっぱいある!
ということで、今回は、沖縄北部に絞ってオススメのエリアを4つピックアップしてみました。
ご紹介しまーす!
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1、宇茂佐の森(名護市):利便性が高く、新しい建物が多いエリア
まずは、北部の都市「名護市」の人気エリア、宇茂佐の森(うむさのもり)。
高速道路の終点、許田から車で15分走ったところにあります。
宇茂佐の森は区画整備されており、新しいマンションやアパートが建ち並んでいます。名護の市街地に近く、名護市内で人気があるエリアです。
北部で名護市街は何かと便利です。
名護の市街地周辺であれば、利便性は沖縄中部・南部とそこまで変わらず、住むことができると思います。
買い物スポットが充実している
宇茂佐の森は新しいマンションが建っているだけあって利便性が高いです。
JAファーマーズマーケットまでは車で約5分。
北部最大のショッピングモール「イオン名護店」や、メイクマンまで車で約10分。
ちょっと車を走らせれば、やよい軒・くら寿司・温野菜などの外食チェーン店もたくさん見かけます。
ビーチや公園に比較的アクセスしやすい
宇茂佐の森は、公園とビーチへのアクセスも比較的良いです。名護市が誇る『21世紀の森公園』まで、場所によっては徒歩で行くことができます。
21世紀の森公園には、500mほど続くビーチが2箇所、球場・少年野球場・サッカー・ラクビー場があり、運動や散歩するのに最適です。
名護図書館が広い(電源もあり)
宇茂佐の森は運動だけでなく、勉強(読書)するのにも良いところです。
宇茂佐の森から車で5分の所にある「名護市立中央図書館」は広く、書籍・雑誌が充実しています。
自習スペースも多く、電源とwifiが設置されている席もあるので、パソコンの持ち込みもできるようです。
ちなみに、名護市内在住でなくても、北部広域11市町村在住であれば、書籍などを借りることが可能です。
名護バスターミナルから那覇空港まで行ける
さらに、宇茂佐の森近くに、「名護バスターミナル」があります。
ここから高速バスに乗ることができ、1本で那覇空港まで行くことが可能です。
自家用車で空港まで向かう場合、那覇空港の駐車場代がバカにならないので、長期で旅行や帰省する場合は、バスで空港まで行くことができるのは便利です。
時刻表を見てみると、1時間に1本程度のペースで運行しているようです。
【デメリット】ゴミの分別が厳しい
おすすめエリアではあるのですが、ちょっとしたデメリットもあります。
宇茂佐の森がある名護市は、プラスチックと燃えるゴミを分けなければいけなかったりと、沖縄県内の中でゴミの分別が厳しい市なのです。
沖縄県の市町村別「ゴミ出し方法」を、ピックアップして比較してみました | 沖縄移住ライフハック
ただ、マンションによっては、民間業者に依頼して毎日ゴミを回収してくれるマンションもあります(その場合はプラスチックと燃えるゴミを分別しなくていいそうです)。
ゴミ出しの分別が面倒な場合は、「24時間ゴミ出しok」の建物を探してみましょう。
名護市で海の近くに住みたい方は、宇茂佐・屋部がおすすめ
「名護市内で、海の近くに住みたい」という方におすすめなのが、宇茂佐(うむさ)の海沿いと、屋部(やぶ)。
「宇茂佐の森」は内陸にあるので、海まで少し距離がありますが、この2エリアは海が近いのが特徴です。
21世紀の森公園から屋部まで白い砂浜が続いているので、ビーチの近くに住むことができます。
宇茂佐の森より利便性は若干落ちますが、15分ほど車を走らせれば、イオン名護店まで行くことができます。
「北部で海の近くに住みたいけど、ほどほどには便利なところがいい」という方にはとても良い場所です。
2、瀬底島(本部町):本島と同じように暮らせる離島
次にオススメのエリアは、美ら海水族館近くの車で行ける離島、瀬底島(せそこじま)です。
島ながら、スーパーが近く・光インターネットが開通している
沖縄県内(本島)には、車で行ける離島がいくつかあります。
観光地で人気な古宇利島・うるま市にある離島、浜比嘉島・伊計島などがそうです。
どこも魅力的な島ではあるものの、私としては、正直、住むことを考えると少し不便さを感じます。
理由は、スーパーが近くにない、光インターネットが開通していないからです。
瀬底島は、橋を渡った先に、スーパーが2箇所あり、ダイソーやガソリンスタンドもあり、さらに、光インターネットも開通済み!
沖縄県内の車で行ける離島の中で、一番利便性が高い島だと思いました。
沖縄随一ともいえる透明度のビーチがある
瀬底島の魅力は利便性だけではありません。北部の西海岸に位置しており、海の透明度がとても高いです。
島内には、瀬底ビーチ・アンチ浜など、キレイなビーチがあります。これはかなり素敵なポイントです。
リゾートホテルが建設予定
東京オリンピックのある2020年までに、瀬底島にリゾートホテルが建設されるニュースがありました。
瀬底島には建設が途中で止まってしまったホテルがあり、そのままになっていたのですが、そこを森ビルが買い取り、沖縄最大級のホテル開発に踏み切ったそうです。
美ら海水族館にも近い島なので、今後、どんどん観光地として発展していきそうです。
ただ、個人的には、「リゾー島(←リゾート開発に振り切った島を私はこう呼んでいます)」になりすぎそうで不安です。天然のビーチや自然が減ってしまいませんように・・・。
離島へのアクセスもいい
瀬底島は離島へのアクセスも良好です。車で5分のところに、本部港があります。
この本部港からは、伊江島、与論島(鹿児島)に行くことができます。
さらに、本部町のもう一つの港、渡久地港(瀬底島から車で7分)からは水納島へのフェリーが出ています。
瀬底島にはこの2つの港が近くにあるので、“休日は離島へ旅行”なんてのも、気軽にできちゃいそうです。島から島への旅行、素敵ですね!
さらにさらに、本部港近くにはゴリラチョップという、シュノーケリング・ダイビングの人気スポットもあります。
離島ながら、素晴らしい充実度・・・!
これだけ利便性と、環境面が揃っている離島は、なかなか珍しいと思います。
【デメリット】なかなか物件が出ない
瀬底島の難点を挙げるとするならば、物件がなかなか出てこないことです。
集合住宅がほとんどないので、戸建ての賃貸を狙うのが一番良さそうです。
たまーに、古民家が賃貸で出ているのを見かけます(←人気すぎて一瞬で借りられてしまいますが)。
こまめにチェックしていると、人気の古民家に住めるかもしれません。
3、結の浜(大宜味村):学校・公園と子育てに良さそうなエリア
続いて紹介するのは、大宜味村。58号線沿いにある、結の浜です。
最近、開発が活発に行われているのを感じます。
学校が近い&新しい
結の浜の近くには、「大宜味小学校」と「大宜味中学校」があります。
小学校と中学校が併設されており、建物が立派です。そして、新しい!
大宜味村のすべての小学校4校を閉校して、この1校にまとめたようです。
こども園ができる予定(2020年2月追記)
どうやら「大宜味村立おおぎみこども園」がオープンするようで、工事をしていました。
これは楽しみですね。
公園・海がある
結の浜には、遊具付きの公園があります。
しかも、オーシャンビュー!
バスケットコートやゲートボール場もあるので、大人も運動を楽しむことができます。
学校が近く、公園もあって、子育てするのにとても良さそうな住環境です。
アパートもできました
今まで結の浜周辺に集合住宅はありませんでしたが、新しくアパートが建設されました。3DKで、家賃5.7万円(共益費2,000円)。
学校まで徒歩で通うことができ、広さ的にもファミリー向けです。
学校まで遠く、車で送り向かいしなければならない親御さんも多いと聞くので、徒歩で通える距離に学校があるのはいいですよね。
また、結の浜は現在、土地も絶賛分譲中のようです。坪3万3,000円〜。
もうすでにほとんど売れてしまっているので、人気さがうかがえます。
【デメリット】スーパーが遠い(コンビニはある)
結の浜のデメリットは、近くにスーパーがないことです。
おそらく名護まで車で走らせ、スーパーへ行かなければいけないと思います。
共同売店はもっと近くにあると思いますが、まとまった買い物についてはちょっと不便な場所です。
ただ、新しい学校があったり、分譲地ができたりしているので、今後、近くにスーパーができる可能性は高そうです。
4、辺土名(国頭村):海も山も店もある、活気のある集落
最後に紹介するのは、沖縄最北端の国頭村(くにがみそん)で最も栄えている集落、辺土名(へんとな)です。
那覇空港から向かう場合、車で2時間近くかかり、今回紹介するなかでも那覇から最も遠く離れた場所になります。
集落の中で必要最低限が揃う
「那覇からそんな離れたところじゃ、何もないようなところなのでは?」と思うかもしれませんが、意外といろんなものが揃っています。
学校は幼稚園・小学校・中学校が集落内にありますし、商店街もあってスーパー(共同売店に近いスーパー)もあるんです。さらに徒歩圏内に天然のビーチまで!
辺土名は飲み屋さんが多く、飲み歩くのが好きな人は毎晩楽しいと思いますよ。
実際に住んでいるかたに住み心地を聞いてみたら、「モノを選ばなければ、辺土名に売っているもので生活できる」とのことでした。特別必要なものは、名護まで買いにいけば、そこまで物資には困らなそうですね。
オクマリゾートのビーチもある
辺土名の近くには、オクマリゾートがあるので、そこまで足を伸ばせば、しっかり整備されたビーチもあります。ここで休日を過ごせるって、贅沢ですよね。
コワーキングスペースがオープン
辺土名の商店街のなかに、コワーキングスペース「Hentona Lounge」がオープンしました。
2017年4月には光回線が開通して、ここで仕事もできるようになったのです。
村民であれば、4時間300円、1か月2,500円で利用することができますよ。
アメリカの保養地に遊びにいける
これは国頭村だけでなく、大宜味・東村に住んでいるかたも同様ですが、アメリカの保養地(通称、軍ビ)へ遊びにいくことができます。
この保養地内にはビーチやレストラン、スタバがあるそうです。
場所はオクマビーチのすぐ横なので、週末に合わせて楽しむことができそうですね。
【デメリット】なにより那覇が遠い
デメリットとして考えられるのは、那覇が遠いってことでしょうか。
それと瀬底島同様、なかなか家探しに苦労するようです。
最近では辺土名に新しくマンションが建ち、賃貸で借りやすくなってきていますが、戸建てとなると見つけるのが難しいそう。
国頭村への移住を考えているかたは、移住トライアル施設がありますので、そこに滞在しながら家や仕事を探してみるのがいいと思います。
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まとめ
ということで、個人的に住みやすそうと感じた、北部エリアをピックアップしてみました。
- 宇茂佐の森(名護市)
- 瀬底島(本部町)
- 結の浜(大宜味村)
- 辺土名(国頭村)
ほかにも「やんばるの自然の中で暮らせるエリア」、「老後移住にオススメのエリア」なども、今後、紹介していけたらなと考えています。また情報がたまってきたらご紹介します。
ではではー!