【祝3周年】夫婦でブログを続けるために、私たちが実践している運営のコツ
※記事の情報は執筆時点のものとなります(7年前の投稿)
2014年7月に「沖縄移住ライフハック」を始めてから、なんと3年の月日が経ちました!
沖縄移住・沖縄生活をメインテーマに、夫婦で運営するというスタイルでやっているこのブログ。おかげさまでタイアップ記事を書かせていただいたり、バナー広告を始めたりと、だいぶ立派になって参りました。
開設1週間で更新が止まったり、ロゴが混沌(カオス)なデザインになったりしていた小さなブログが、マイペースでも、ここまで成長するかと思うと感動です。本当にありがとうございます。
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夫婦でブログ。増えてきた気がする
最近は、夫婦で1つのブログを運営されるかたもよく見かけるようになりました。
イェーイ先駆け!
先駆けー!なのか??
私たちが先駆けかどうかは、まったくもって定かではありませんが、夫婦ブログ・夫婦ブロガーの存在は、これからまだ増えていくだろうと思います。
「結婚を期に」
「子供が生まれたのを期に」
「共通の趣味を始めた」
「起業した」
「引っ越した」
「太った..」
「なんとなく」
…etc。
こんな感じで、ご夫婦でブログを始めようと思う機会はけっこうたくさんありますからね。
まぁでもブログは続けるのが大変なのも事実..。
それを夫婦でやるとなれば、やることをなすりつけあい、醜い争いの渦中に飲み込まれていく、、なんてこともあり得る話。
今回は、無事、3年続けて来られた記念に、この経験を世に還元すべく、誰の役に立つかはよく分かりませんが夫婦(ブログ)円満の術を唱えたいと思います!
私たちが実践しているもののなかから夫婦でブログを続けるコツを9つほどご紹介します。
夫婦運営でブログを続ける!私たちの実践している9個のコツ
1、夫婦で共有のネタ帳
まずは、夫婦でネタが被らないようにネタ帳を共有。これですね!
私たちの場合、Google Driveのドキュメントに、「箇条書き」でネタのテーマを書き出して共有してあります。
思いついたら、勝手に書き足してOK。
現在も40,50本分のネタが箇条書きされています。
(ボツになるネタも含む。むしろボツがほとんど)
その中から、「今日はこれ書こうかなー」といった具合で書くネタをピックアップしていく方式です。
ネタ帳を共有しておくと、相手が今、どんなテーマに興味があるのかわかったり、取材が必要なネタがあればスムーズに取材段取りを決められたりします。
反対に、ネタ帳が別々だと、だんだんと相手の記事への関心が薄れていきがちです。
夫婦同士でブログ内の連携がうまくいかなくなるので、そういう意味でも大事です。
2、最初の読者はパートナー
私たちはブログの記事が書けたら、一番最初に隣で作業しているパートナーに読んでもらいます。
君に一番に読んで欲しいのさ
あま〜い!!
…これも大事かもしれないけど違います。
一緒に運営しているので、推敲をお願いします。
私たちはライティングは素人から始めました。
誤字脱字や、文章の言い回しなど、初歩的な文章ミスが非常に多いです(いまだに多い)。
はっきり言って、他人様には見せられない!!!
少しでも読みやすい記事にするために、夫婦であーだこーだ修正します。
そのときに、お互いのことで書かれて嫌な内容があったら、これも修正します。
例えばみなみのひげが「ピノ子の寝顔はスフィンクスのようだ」と書いたとして、読み手を笑わす冗談のつもりでも、ピノ子が「それは本気で嫌だな」と思うこともあります。逆も然り。
そういうのを事前に話して調整したり修正したりします。
推敲だけならプロにお願いするのも一つの手ですが、お互いが最近、どんなことを考えているのか記事から頭の中身がわかることも多いです。記事の推敲が夫婦のひとつのコミュニケーションになっていたりもします。
3、お互いに書きたいことを書く
これ書いたら?
って相手に記事をお願いしても、プロのライターさんじゃあるまいし書いてくれません。
ブログの運営を始めて最初の方は、「企画者と執筆者を担当で分け客観性UP!」とか、「調査に沿ってキッチリ企画・執筆!」とか意識高く色々とやっていたんですが、びっくりするほどやる気が出ませんでした。
結果から言えば、お互いが書きたいと思ったことを、やる気にまかせて書くのが一番です。素人っぽい文章にはなってしまうのですが、文章にムリが出ないので、個人の記事らしい、読んで面白い記事が作れることに気づきました。
その分、修正はたくさんやることになるのですが、書けないよりもマシなので、最初はお互いに書きたいように書くようにしています。
4、書き詰まったときは、バトンタッチしてみる
意気揚々と書きたいことを書き出しても、人間ですから行き詰ることもあります。
あぁーダメだ!何を書いたらいいんや〜
ちょっとバトンタッチ!
よっしゃ!
行き詰まったらバトンタッチして相手の記事に手を入れます。全面改修はさすがにしませんが、見出しや構成などを改めると、視点が変わり再び書けるようになるからです。
ちなみに、口頭だけで相談するのはケンカのもとです。
あぁーダメだ!何を書いたらいいんや〜
これがダメ、これミス、これ間違ってる。
書き方は、こうすればいいんじゃないー?
…ちっ
夫婦だと、だいたい上のようになっちゃいます。
5、家族だからって、ダメ出しをありのまま口にしない
夫婦はお互いに家族なので、気兼ねない、とても気が楽な関係といえます。
気兼ねない間柄はいいことなんですが、それが起因して”ダメ出し”がけっこうトラブルのもと。
例えば、「ブレスト(ブレインストーミング)」が捗らない事態が起きます。
記事のアイデア出しのブレストやろー
おー!
沖縄移住して良かったことと悪かったことを紹介してあげようよ
えー、みんなやってるから埋もれておしまいだよ笑(結論先走り)
…
それよりさ!
海でカヤックして、サメ探しとかどう?
えっ怖い..それはやめよう..(即否定)
…
お互いに気兼ねない間柄だと、油断してつい「否定や結論」を連発してしまうのです。今まで「ブレストしよー」から、何度、ケンカになったことか。
本当に「親しき中にも礼儀あり」で、”相手へのダメ出し“など、ネガティブなコメントは、気遣いを持ってエネルギーを費やして伝えるようにしています。
6、読んだ本はパートナーにシェア
参考書や物語など、読んだ本の内容は口頭で相手にシェアします。
そうしたら、情報収集も2人でやれるから早くなりますし、夫婦で話す機会もできて、一石二鳥ですね。
お互いの興味関心の幅を超えて情報をインプットできる点でもとても大事です。
沖縄の縄文時代の人がどこをルーツにきたかっていうとだね..
(全然興味ないけど)ほぇーそうなんだ
とか、
聞いてー
主婦でも節約しながら資産を増やすのにうってつけの参考書ってのがあって..
(全然興味ないけど)ふーん、なるほどねー
こういう感じです。
相手が興味のないことの情報シェアでも、するのとしないのでは大違い。
情報シェアしてないと、
伊計島にある遺跡見に行って紹介しようよー!!
遺跡?なにそれ?全然、興味ないけど
ですが、シェアしておけば、
(あぁーこないだ熱心に話してたな)
いーよ、来週あたりにでもに行ってみる?
となります。本当です。
興味がなくとも、多少でも知っていれば、ブログの企画に出てきたときに、相手の情報を頭から否定しようとは思わなくなるのです。
つまり「やってみなはれ」ができるようになるのです。記事のネタの広がりが全然違ってきます。
7、”不平等”が”平等”の秘訣!
ブログ運営をしていると、”タスク(やること)”が生まれます。企画、取材、画像編集、執筆、サイト調整、調査…。やろうと思えば、いくつでも出てきます。
夫婦だと二人は、どちらのタスクなのか、誰の責任なのか、いつやるべきなのか、この辺ですれ違いが起きてモメます。
一つの対処として、平等に、半々にタスクを振り分けるというのがありますが、経験からいうと、物理的に半々に分けようとすると結局モメます。
オレの方が大変じゃない!?不平等だ!
私の方が大変よ!不平等だ!
人間とは愚かしいもので、タスクを物理的に半々に分けると、自分の方が多くやってるように感じます。心理的にそうできているようです。
なので、タスクは半々ではなく、
- 得意な人が多く
- やる気がある人が多く
- 体調がいい人が多く
などと偏らせてやり、お互いに「自分が多くやってるけどOK」と思えるように気持ちの方を調整する方式がいいです。
具体的には、やってもらった方が、相手を確実に褒め称える方式にするとうまくいきます。また、褒めてもらえないときは、
オレ、お前のやってなかったタスクやっといたけど..?
などというのではなく、
タスクを多めにやったので、すみませんがふんだん褒めてくださーい!ヒャッホーワンワン!
と小学生のように素直に要求した方が、関係が気持ち良いままでいられます。
また、お互いに不調のときには、ブログが多少影響を受けても、休む勇気を持つことが大事です。その方が続きます。
8、特長やキャラをお互いに見つける
記事の書き方で特長的な部分や、キャラクターとなりそうな部分は、小さなことでもお互いに発見し合い、お互いに成長させていくと良いです。
沖縄移住ライフハックは運営しながら、みなみのひげと、ピノ子のキャラや文章を定義してきました。キャラや文章の特長を出せるように、お互いに指摘し合いながら記事を執筆しています。
例えば、みなみのひげ。
- ツッコミ、道楽的、少年
- 生き物好きの小学生みたいなおっさん
- くだけた文章で長文を読ませる
ピノ子はこんな感じ。
- 天然、素直、ちょっと無知
- 得する情報はキッチリ調査
- 簡潔でサッと読める記事構成
実際の自分たちの性格やクセなどを、ブログに反映させていった感じです。
最初は顔も人格もあまりなく、情報を紹介するだけにしていたのですが、「人格」がある方が個人メディアらしく、読み手としては親近感も湧くようです。また書く側も、不思議と読み手の方々を近く感じます。
夫婦関係は、互いが互いを近くで客観視できるので、「小さな良いところを発見」するにはとても良い環境。おすすめです!
9、夫婦で楽しむタスクを見つける
ブログの執筆は普通にやったら個人作業ばかり。
なので、夫婦でブログ運営をするときは、どこかに共同で楽しめるタスクを入れられるように工夫しています。
- 企画のアイデア出し&コーヒーブレイク
- 取材を兼ねて、外出してみる
- 挿絵のイラストをお互いに描いてみる
- 茶番系の記事の撮影
ちょっとした遊び程度でもいいと思っています。
せっかく夫婦で運営するのですから、2人で共同で何かやるフェーズっていうのも大事にしていきたいところ。
共同で楽しめる活動を入れることで、楽しく運営が続けられるようにしています。
以上、9つのコツでしたー!
だんだんブログ運営を始めやすい環境がととのってきた
今はブログサービスも多彩にありますし、マネタイズできる商品もたくさんあります。SNSともすぐ連携できて、ウェブの専門技術が必要みたいな感覚はひと昔前のものになりました。
ゼロから始めやすい環境が、1年、また1年と経つたびに整っているような気がします。
世の中を見ると、ブログでウン万稼いだとか、バズって ウン百万アクセスあったとか、数字を前に出した派手な魅力がたくさん語られてはいるのですが、普通に楽しんで、今の自分たちの世界を1つ広げるツールとして、ブログを使って良いんじゃないかな、と思います。
もちろんInstagramとかでも良いと思います。
モバイルコンテンツが主流になって、より直感的で、簡潔な情報が良しとされていますからね。
マイペースな情報、自分たちが必要な情報を形で残して、世の中にシェアすることで、どこかで誰かとつながることができる。良い時代になったなぁーと思います。