1年間、夫婦で無職ブロガーを続けた結果、沖縄で個人事業主になる
※記事の情報は執筆時点のものとなります(8年前の投稿)
2014年の6月に沖縄に住みだしてから、1ヶ月で友達ができ、2ヶ月にウツもどき事件が起き(1週間で回復したけど)、そして3ヶ月目で沖縄移住ライフハックも記事70本といい調子。
なんだかんだで沖縄生活できてる?
あとは収入がなんとかなればね
なんて思いながらも、実質、無職な沖縄夫婦生活を送りました。
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1年間、沖縄移住ライフハックばかり運営する
沖縄に引っ越してからの1年は、本サイト、沖縄移住ライフハックの運営ばかりやっていました。
無職であることに焦ってしまう
もともと半年、1年くらいはのんびりしながら職探しみたいな生活が出来るように準備していました。それに加えて、ウツもどき事件もあり。
だからゆっくり出来るし、すべき状態ではあるのですが、焦る。
さすがに夫婦ともに無職じゃいかんよな..
やっぱりこう思います。
生活費の当てがあっても、収入がない不安と焦燥感は想像以上にすごい。SNSを見ると、周囲の同じ世代の友達は当然、大変そうに毎日を頑張っている。
子育てを頑張っていたり。
繁忙期を乗り越えていたり。
イベントを主催していたり。
ボーナスもらったり。
有給使って休暇で海外旅行したり。
一方、無職になり、家の周辺で節約しながら、ただ生きる私。
沖縄に住みたいと思っていたけど、1円も稼がず、社会に貢献するわけでもなく、何もせず。この年で「自分探し」なんて訳でもないし。
わしゃ一体、何しとるんじゃ..
早すぎる隠居状態を、後悔する日もポツポツありました。
だから無職移住したけれど、割と本気で無職移住はオススメしません。当たり前か。
のんびりしろと、妻にさとされる
しかし、私が焦りだすと、妻ピノ子、速攻でインターセプト。
焦ってムリするのだけはヤメて!
せっかく準備もしたんだから、期間内はのんびりして!
やりたいことを見つけて、それをやって!
ピ、ピノ子さん..
次、本当にウツになったら、生活崩壊する!!
たしか〜に!!!
やるべきことは決まっているのです。
「のんびり過ごして沖縄のよさを体感してみること」
「自分が沖縄で力を入れられる仕事(取り組み)を見つけること」
これ。
このために予算も自分たちで用意して、今、沖縄にいるのです。
よく考えたら極上じゃないですか。
じっくり職探しすればいいじゃないですか。
17年越しの沖縄をのんびり堪能すればいいじゃないですか。
何を悩む必要があるんだ、と。
自分たちで極上のこと考えて、準備して、実行できているのに、周りの目を気にして何を自ら潰しにかかっとんねん。
私が焦りだすと、いつも待て待てと言ってくれる妻に、こう言われているような気がしました。
いかん、いかん。
つい目先の不安に引っ張られてしまった。悪いクセだな
もとの性格と、作りあげてしまった性分
末っ子で田舎者で生きもの好き。
のんびり自分のペースで生きてきた私は、もとの性格はマイペース、大雑把でのんびり屋です。究極、何もしないでぼーっとしてたい人間なのです。
しかし妻と暮らしだして気付いたのですが、私は何かにつけて不安症で、かつ周りの目を気にしてしまう人間でもありました。
けっこうマイペースな人間なんだけどな。
真逆な性格な気もするが、意外だな..
私は小学校の頃から学級委員長だとか、部活動のキャプテンだとか、会の幹事だとか、そういう(やりたくない)役割が必ず回ってくる性分でした。
ですから、いつの間にか幹事役をこなすのに適応し、そして気づけば何かにつけて不安症でで、かつ周りの目を気にしてしまう人間になっていました。(事務のミスを減らしたり、色々な人とコミュニケーションをとったりする幹事役で、この性格は役立ちます。)
「大雑把でマイペースなのんびり屋」
「不安症で周りの目を気にする」
反対の性格2つが私に同居しているのは不思議な感覚でした。自分の新しい側面を発見した気分でした。
そんな私にとって目の前にあるサイト運営は楽しかった
不安と焦燥感にかられながら極上な沖縄生活を送る私。
そんな私にとって、目の前にある「沖縄移住ライフハック」の運営はとても楽しいものでした。
- 夫婦ふたりで運営できる
- 取材を兼ねて外へ出向く機会にもなる
- 今までのキャリア(ウェブデザイン)を使える
- デザインが自分の裁量でやれる
- マネタイズで成果も測れる
- 何もやってない不安感から逃れられる
ポジティブな側面だけでなく、ネガティブな側面にも優しいのです。
実はウツもどきの一件があってから、メールでもメッセンジャーでも、なぜか他人からの依頼ごとの連絡がくると心臓がバクバクと鳴り出し、手が冷たくなるくらい緊張する現象が起きるようになって困ってました。
最終プレゼン前じゃあるまいし、ただのメール返信でこんな心臓がバクバク状態じゃ話になりません。だからアルバイト的な受注仕事もやりたいんだけど、避けたい状況。
そんな私の、いや、僕の心の柔らかい場所に、なんともピッタリ優しいサイト運営。
おぉサイト運営さまさまだ!
心のより所ですわ本当。
沖縄でたまに外出してはネタを仕入れ、週の半分くらい引きこもり、たまに海に散歩に行って缶ビール飲むような生活がすごい楽しく感じました。
サイト運営のやることも、たくさんあります。
- 記事の企画
- 取材・調査
- 記事執筆
- サイトデザイン
- 紙もののデザイン
- コーディング
- アクセス分析
- 広告効果の検証
- 集客施策の企画・実施
- SNSの運用
などなど。サイトデザイン以外は素人から始めましたが、もともとウェブ屋なので勉強がてらできるし、やることがたくさんあるのは大変だけど逆に気が楽。
あぁ..沖縄で何もせず一体オレはなんなんだ..
とかならないで済みます。
やることも自分のペースでいいから急かされないし、ダメだったら自分の責任だし。
そして、妻ピノ子も集客まわりを中心にサイトの運営にどっぷりハマっているご様子。
しゃんなろー!!!
↑実際こんなことは言ってない。
あれ?これ、意外と力いれて良いやつなんじゃね?と思いだす
気がつくと、あっという間に1年が経っていました。
正確にいえば、年度の終わり頃になりました。
その頃になると、まだまだ生活費を賄えるほどではないものの、沖縄移住ライフハックのアクセス数もわりかし多くなってきました。
この伸び率なら..(皮算用)
おぉ、マジか。
こりゃえらいことになるで!
とまぁ、全然、間違えてるサイト成長シミュレーションをしましてね。数年後には家が建つで!なんて調子でいたら、賃貸の家賃も払うのギリギリな今なんですが。
でも沖縄で、夫婦でサイト運営しながら暮らすのが、本当に楽しかったんですね!
知り合いも友達も少ない場所でしたが、Twitterを中心にやり取りする人も増えて、毎日、新しく出会った沖縄の情報を多くのかたに発信できて。
こういう風に生きていけるのは、すごい良いかもしれない!
そうして、私は自営業者になりました。
夫婦でサイト運営する自営業者として、沖縄で暮らす
自営業者になると、変な焦りや不安はだいぶ解消され、サイト運営を中心に沖縄生活の日々が動き出しました!ついでに、沖縄の観光情報をまとめる「ODAY(オーデイ)」も、自営業になってからすぐにリリース。
サイトを多くの人に読んでもらい、収益化し、生きていけるよう妻と二人でアレやコレや。同時に、沖縄の暮らしを楽しんで堪能する。
そんな生活を送っていたら、あっという間に2年が経ちました。