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マガジン「沖縄で家づくり」読んでみてね!

なんで最近ずっと「猛暑」なのか理由を調べてみました

沖縄は南の島。だけど、じつは夏場、最高32度くらいまでしか上がらず、東京と比べたら避暑地レベル。いぇーい!

なーんて調子にのっていたのは、もう過去の話になってしまいました!

猛暑がつづく

沖縄も暑い!

あちー!

あっちーーー!!

なんでこんなに毎日、暑いかね!

今年は全国的に猛暑がつづき。
場所によっては最高気温が40度なんて、見たことない数字がニュースで流れていて、ビックリ。沖縄も「最高気温は32度まで伝説」が崩れ去り、8月は最高気温34〜35度ばかりです。

外に出ると、いつもとはレベルの違う暑さで危機感すらおぼえます……。

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なんで、こんなに猛暑つづきなの?

近所のおじさんと「いやー……この暑さは異常だね」とか、「沖縄の暑さじゃないよね」とか、ぼやくのですが、よくよく考えてみると、なんでこんなに猛暑つづきなの?

地球温暖化がーとか、CO2がーとか、ちまたで耳にしますが、そのせい?

それともただ、たまたま暑い時期なだけ?

また別の要因がある??

きちんと整理して把握できていないからモヤるな

というわけで、今回は猛暑つづきの理由を調べてみて、わかりやすいように、かんたんにまとめてみました。

関連「ゲリラ豪雨」と「線状降水帯」は何が違うの?わかりやすくまとめてみた

猛暑の理由として考えられること

温室効果ガスによって地球が温まっている

もっとも有名で代表的な「温室効果ガス」、やはりこれが理由にあがるそうです。

むしろこれが主な要因でした

温室効果ガスとは

人間の工業活動により発生する二酸化炭素(CO2)やメタン、一酸化炭素などが温室効果ガスといわれています。

温室効果ガスが大気中で濃度を上げると、地球全体でみても平均気温が高くなる状態がつづきます。

ここ最近は、気象庁の予測資料にも「少なくとも過去80万年間で前例のない水準」の濃度だと書かれています

↓こちらの資料です。一読してみてください。

温室効果ガスによる「温暖化」によって、今後、猛暑日が増えていく旨が書かれているので、猛暑つづきの理由としては、もっともこれが当てはまるでしょう。

ヒートアイランド現象(都市部)

東京で暮らしていた時期に、よくいわれていたのが「都内はめちゃ暑い」ってやつ。

これはヒートアイランド現象と関連があるようです。

ヒートアイランド現象とは

都市の気温が周辺の地域よりも高くなる現象です。人工物(ビルやコンクリート)への輻射熱や、排熱(エアコン等)の関係で、都市部には熱が溜まりやすいとされています

関連気象庁 | ヒートアイランド現象(外部サイト)

都内に限っていえば、猛暑の理由にはこれも入ってくるでしょう。
ただ、全国的な現象として説明するとなると、これは関係ないですね。

ここのところは全国的に暑いからなぁ

ちなみに都市部になると「ヒートアイランド x 温室効果ガスによる温暖化度」みたいな感じで暑くなるらしく、聞いてるだけでめっちゃ暑いです。

訳わからん暑さにはフェーン現象も関係している

なんか「39度」とか日本では考えられないような、訳のわからない暑さまで、出ている地域、あるじゃないですか。

もう、日本も終わりだよ……

って焦るんですが、あれは温暖化の猛暑に加えて「フェーン現象」っていうのが起きていることもあるのだそう。

フェーン現象とは

湿った空気が山を越えて反対側に下りたときに、風下側で乾燥した高温の風が吹きます。その影響であたりの気温が上昇することをフェーン現象といいます。

フェーン現象の仕組み

湿った空気が高い山をのぼるうちに雲として湿度を減らし、今度はくだりながら気温を上げる

日本海側でよく起きるのだそうですが、こないだ静岡もフェーン現象が加わって、むっちゃ暑かったそう。

関連静岡で観測史上1位の39.3℃ 真夏並みの暖気にフェーン現象加わる – ウェザーニュース(外部サイト)

これもヒートアイランド同様、温室効果ガスの温暖化にプラスされる現象ですね

ラニーニャ現象によって猛暑が長引く可能性

今度は気温の高さだけでなく、「つづく」ほうにも着目。
すると「ラニーニャ現象」が、猛暑つづきに関係しているとの資料を発見。

ラニーニャ現象とは

南米ペルー沖の海水温度が通常よりも低くなる現象。これが起こると夏〜秋にかけて日本の気温が暑くなるのだそうです。
ちなみに「ラニーニャ」はスペイン語で「女の子」の意味だそう。

2024年はラニーニャ現象が起こると予測されています。

今年の秋(10月くらいまで)は暑さがつづく可能性が高いようです。

関連2024 年も猛暑か?台風活動はどうなる?(SENSOR No.073 東京海上研究所)(東京海上研究所ニュースレター)(外部サイト)

台風の発生数も増えるかもとのこと……。えぇー困るー

太陽の活動が活発な時期だから?←そうでもないらしい

そういえば最近、「太陽活動」が活発だって聞いたような……

先日、太陽フレアの影響によって日本でも「オーロラ」が観測されたと、ニュースで流れました。

太陽フレアに伴う磁気嵐で「低緯度オーロラ」が出現 5月11日(土)夜 – ウェザーニュース(外部サイト)

太陽の活動が活発ってことは、これも猛暑に影響していそうな気がする。

どうなのだろうと思って調べてみると、意外。

一応、研究のレベルでは、太陽活動と猛暑の関連は「影響は小さい or 影響しているかわからない」くらいのものなのだそう。

関連温暖化の科学 Q12 太陽黒点数の変化が温暖化の原因?|ココが知りたい地球温暖化 | 地球環境研究センター

温暖化はあくまで「温室効果ガス」が要因になっているんですねぇ。

へぇ〜、なるほど。

猛暑の理由は主に「温室効果ガス」による温暖化だった

なんとまぁ、調べてみたらシンプルな話。

温室効果ガスを主にした温暖化が、この猛暑つづきの要因になっていたんですねぇ!

「SDGs」もいろいろ言われていますけれど、温暖化を抑える手立てとしての「CO2の削減」はとても大事だと考えられているのがわかりました。

加えて、都市部ではヒートアイランドが、山の麓ではフェーン現象が暑さをプラス。
そしてラニーニャ現象によって暑さがつづく予測があり……と。

いやはや、暑い暑い……。

とにかく熱中症には注意して、なんとか猛暑をのりきりたいものです。

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