沖縄移住の現実を知る。憧れと実生活のギャップに悩まないために
沖縄へ一度でも訪れたことがあるひとなら、
という言葉に、うんうんと共感できるのではないかと思います。
それくらい。沖縄には私たちを魅了する素晴らしい自然や文化、環境があります。
しかし、憧れだけで沖縄へ移住してしまうのはどうでしょうか。
移住者のなかには途中で「思ってたのと違う!」と、沖縄生活を断念してしまう人もいます。
沖縄移住の「失敗談」はネット検索するとたくさん見つかります
私は2014年に沖縄へ移住し、現在、移住10年目です。
結婚してマイホームも沖縄に建て、今は子育てに取り組みながら、沖縄暮らしを楽しんでいます。
沖縄で実際に生活してみると、ここには魅力もたくさんありますが、生活する上で事前に知っておくべき、現実的なことがらもたくさんあります。
沖縄生活の現実をほとんど知らず、引っ越しへ踏み切ってしまえば、ギャップを感じた瞬間に気持ちが冷め、早々に移住を諦めてしまうことも仕方ないように思います。
沖縄移住へ憧れて本当に移住を成功させたいならば、現実的な部分もおさえて対処しておくべき。
そこで、この記事では、憧れや理想だけではない「沖縄移住の現実」についてご紹介します。
憧れと実生活にギャップを感じて、移住を後悔しないようにしたいですね
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沖縄移住の理想と現実|夢と向き合うために知っておくべきこと
せっかく大好きになった沖縄。すこし嫌な言いかたに聞こえてしまうかもしれませんが、実際に移住生活を軌道にのせるためにも、次にあげるような現実は知っておくとよいでしょう。
基本的に車がないと生活が厳しい
沖縄は車社会。
那覇の中心部をのぞいて、ほとんどの場所で、生活には車が必要となります。
ひとり1台、車をもっている家も珍しくありません。また車社会にともない、都市部では通勤・退勤時の渋滞が頻繁に起こります。
免許をもっていない場合は……
免許をもっていないから住めないという訳ではありません。那覇の都心部ならモノレールやバスが移動手段となります。ゆいレール沿線沿いなどが、住む場所の選択肢になります。
「免許ないけど沖縄の田舎の海辺で暮らしたい」は、場所によっては非現実的かも……。
移住時に仕事探しに苦労しやすい
沖縄は島であるが故に閉じた環境になりがち。仕事の選択肢も限られる場合があります。
とくに郊外に住みたい場合
(都市部はまぁまぁ、仕事の選択肢もあります。)
- 「観光業」を中心とした就職先が多い
- 非正規雇用が多い
- 大手事務系の仕事はかなり少ない
- 専門的な職種(医療・介護・建築・ITなど)は人手不足な傾向もある
- 都市部と比べると低賃金になるケースが多い
まだまだ、勤務形態がひと昔前な企業も多く、やりがいやスマートさを重視してくれる企業を探しても期待に添えないこともあります。
仕事に充実感や発展、自己成長を強く求めると虚しくなってしまうケースもあります。
(保守的な仕事の仕方、末端仕事を望む会社もあり、それはそれで悪いことではない。)
- 給与の高さ
- やりがい or スマートさ
- リゾートライフ
これらをすべて充実させたいと考えると、仕事選びに苦労する可能性があり、そうなったときは、やはりどれかを諦めることになります。
また、移住者を採用するがすぐに辞めてしまうなど、移住者に対してあまりよいイメージをもっていない会社があるのも事実です。
※やはり外からやってくる人間がすべてよい人ではないので、問題のある移住者に出会うと、イメージが悪くなってしまうのです。
沖縄の生活物価は「割高」である
「沖縄って物価、安いんでしょ?」と、東南アジアのような物価感を想定している人が一定数いますが、これはよくある間違い。
沖縄は日本国内ですから、物価は大きくは変わりません。
一度でも旅行にきたことがある人は、すぐわかりますね
それどころか物価に関しては、ほとんどの品物で若干、高めの値段設定になります。沖縄は島なので、輸送費用が何にでもかかるからです。離島になると、その傾向はさらに強くなります。
食料品なども若干、高めになると思ってください
また値段だけでなく物が届くのにも時間がかかります。
Amazonなどの当日配達は郊外では難しく、品物によっては1週間以上、待つこともあります。家電量販店や、無印、ニトリなどもありますが、家電やインテリア類は注文後に本土から輸送となるため、時間がかかる場合がほとんど。
台風とあわさると、かなり待ちます
時は金なりと思うと、「時間高」な場所でもあります。
ポイント
輸送スピードについては那覇空港に大型倉庫ができるなどで、年々、改善はおこなわれています。だんだん流通はよくなっていて、沖縄、かなり頑張っています!
家賃は低いが安くはない
沖縄は東京や大阪などの大都市と比べれば家賃の金額が低いです。
沖縄の不動産会社さんの家賃相場の記事を参考に貼っておきます↓
参考沖縄の家賃は高い?地域ごとの家賃相場を徹底解説|中部興産(外部サイト)
沖縄へ移住する最初は、不動産屋さんで提示される部屋の家賃を見て、「これなら安い!住みやすいかも♪」と思うものです。
しかし前述のとおり、働き始めるとだいたいの人は給与が低くなります。
さらに生活費が他地域よりもかかり、生活費が増えます。
結局、相殺され、住み始めるとそこまで安さが感じられません。
カビ、虫、塩害、台風……住環境につきまとう問題
沖縄は亜熱帯気候。
温暖・高湿度や台風、海風など、住環境でいろいろな対策が必要となります。
- カビ
浴室やトイレ、押し入れなど、油断すると、ありとあらゆる物にカビが生えます - 虫
大きいゴ○ブリ、クモ、それ以外にも羽アリやヤスデ。ヤモリも嫌いだときついかも - 塩害
自転車はあっという間に錆び、洗濯物はゴワゴワ。車、室外機など外にある物の経年劣化も早い - 台風
風速30〜40m以上になることも普通。台風のたびに窓ガラスを補強したり、停電に備えたり
基本的に高温多湿な生活なので、マメに家をメンテナンスして、快適さを保持していく努力が必要です。
リゾートホテルで感じる快適さは、ホテルスタッフさんのプロの仕事によるスペシャルな環境です。
(沖縄の自然本来の快適さではない。)
関連【キョエー!】湿気が凄まじい沖縄でデカい除湿機をかけてみた結果……
みんなの憧れ「海が見える部屋」の現実
沖縄へ移住したい人のほとんど100%に近いひとが、家探しでこの言葉を言います。
海が見える家や海が近い家は、リゾート沖縄らしい魅力がある一方で、「塩害」や「台風」の被害が大きい家でもあります。
そして海が見える部屋は競争率も高く、通常の部屋よりも高くなります
沖縄で住む家についても「理想と現実」がつきまとうことが多いです。
地方であることの限界もある
沖縄は那覇など栄えている都市もありますが、なんだかんだいっても地方のひとつ。
郊外の地域など場所によっては、どうしても物足らない部分はでてきます。
例えば……
- 公共サービスは都心のようには充実していない
図書館の冊数が少ない、役所の待ち時間が長い、オンライン手続きがないなど - お店が少なく選択肢が少ない
特に郊外では飲食店、娯楽サービスなど数軒の場合も - 医療・教育インフラが十分でないこともある
病院の待ち時間が長い、進学先が物足りないなど - 地域で仕事をたくさんお願いされることも
行事の人員、清掃作業の人員、学校役員、その他いろいろ
離島エリアでの生活は本島とはまた状況がちがい、さらに強く上のような感想を抱くこともあります。
「ないちゃー」と「うちなーんちゅ」の区別
地元の人から「あなたはないちゃーね?」と聞かれることがあります。
「ないちゃー」とは、方言で「内地の人」という意味。
反対に沖縄が地元の人を「うちなんちゅ」と言います。
とくに差別用語ではありません。
沖縄は地域や親族のつながりがとても強く、それに準じて、地元民とそうでない人を区別する意識は存在します。
これは相手を低く見るとかはなく、慣習や文化がちがうための区別。悪意はないです
しかし、言葉や態度に敏感な人は、その態度に疎外感やショックを感じることがあるようです。
(沖縄県民はやさしい性格のイメージで移住し、”疎外された”と思うと余計にショックに感じるようです。)
娯楽が少なくつまらないと感じる人も
就職して以前より収入が減ると、旅行のときのようにリゾートレジャーを存分にやるのは、ちょっとお金がもったいない。
そう考えると、急に沖縄が娯楽の少ない場所に思えてきて、「あれ、おもしろくない……」と気分が盛り下がって、飽きてしまう人もいます。
沖縄の冬場はマリンレジャーオフシーズンなので、そういうときに思うのかも
大都市圏で働き、週末・休日はいろいろな娯楽サービスを楽しんだり、旅行をしたりが楽しみな人はギャップを感じやすいようです。
(沖縄で自分の趣味をもっている人は、あまり気にならないようです。)
国内旅行も県外へは必ず飛行機に乗る必要がでてくるので、そのへんも事前に頭にいれておく必要があります。
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沖縄移住のメリットとデメリット
沖縄で生活するうえで起こる、現実的な側面を知ったところで、あらためて沖縄へ移住するメリット・デメリットをあげてみます。
沖縄移住のメリット
豊かな自然でリゾート環境が近い
世界でも有数のマリンリゾートだけでなく、世界遺産にもなった「やんばる」など、海に山に、沖縄は素晴らしいリゾート環境を有しています。
沖縄に住むということは、それらのリゾート環境をそばに生活できることでもあります。
スローライフの雰囲気でリラックス
沖縄らしいゆっくりとした時間の流れを感じて、リラックスして日常を過ごすことができます。
たくさんの自然や、人々のゆったりとした感性が、スローライフをよりよく感じさせてくれます。
一年を通して暖かい
沖縄は亜熱帯性気候です。冬はありますが、それでも15度くらいまでしか気温は下がらず、年間通して暖かい環境で過ごせます。
魅力的な沖縄文化・おいしい沖縄料理
沖縄は台湾、中国、フィリピン、マレーシア、ベトナム、インドネシア、そして日本など、さまざまな国の中間点に位置し、それぞれの地域の文化が混ざり合った「ちゃんぷるー文化」と呼ばれる独自の素晴らしい文化をもっています。
沖縄料理もそういった文化の混ざり合いで成り立っており、おいしい沖縄料理を楽しむこともできます。
子どもにやさしく子育てしやすい
沖縄は子どもが多い家庭が多く、子育てに対してとても寛容です。
街中ではほとんどの人が子ども連れの人に協力的で、飲食店でも座敷や子ども用の設備がそろっているお店が多く、大きな遊具のある公園も県内各地にたくさんあります。
花粉症がない
沖縄には花粉症の主な原因にある「スギ」が生えていません。そのためか花粉症を発症することがほとんどなく、「避粉地」ともいわれています。
花粉症に悩まされている人からすると、沖縄は花粉症に縁がなくなる天国のような地域に感じるそうです。
沖縄移住のデメリット
先ほどの移住の現実をまとめるかたちでデメリットも把握しておきましょう。デメリットには対策が打てるものもあります。
意外と高い物価。生活費がかかる
移住前後で同じような暮らしを送る場合も、生活費は安くなるより、若干、高くなると考えたほうがよいでしょう。
就職先がすくなく、低賃金が多い
移住時の就職活動では、理想の職場にめぐりあえず、大変だと感じるこケースもあります。
また移住前の給与から収入が下がってしまうことも珍しくはありません。
高音多湿の環境、台風や塩害に慣れる必要あり
亜熱帯特有の高温多湿によるカビ・虫被害、潮風による錆や塩害、毎年のようにくる強い台風被害などを覚悟する必要がでてきます。
それぞれに知識を増やし、住環境に対策をほどこす必要があるでしょう。
地方であるがゆえの不便さ
大都市圏と比べると公共サービスに不便を感じたり、周辺のお店や施設に物足りなさを感じるかもしれません。
地元の人との相互理解・コミュニケーション
沖縄らしいゆっくりとした慣習が、時には違和感として目に映ることもあります。また、ないちゃー・うちなんちゅの区別に対して、ショックを受ける人もいます。
田舎生活で飽きてしまう人もいる
娯楽サービスの少なさも相まって、リゾートアクティビティ利用が減る時期に、沖縄生活がものたりなく感じてしまうこともあります。
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憧れと現実に悩むひと、乗り越えるひと
実際に沖縄移住の現実へ直面したとき、移住者の反応は大きくふたつに分かれます。
- なんだかんだ乗り越える人
- ギャップに悩んで帰ってしまう人
ふたつの人は何がちがうのでしょうか?
「リゾートホテル」のイメージのまま移住する人は悩みやすい
絶対にうまくいかないだろうと私が思うのはこれ↓
よく「あぁー南の島のリゾートで何もかも忘れてゆっくり生きていきたーい」とか言いますが、それはあくまでセリフだけですよね。
それをそのまま実生活としてやるのは、現実的ではありません。
(莫大なお金をもっていればできるかもしれませんが……)
沖縄移住が「逃げ」の人は、どうしてもギャップに悩みやすいです
沖縄に住んだらリゾートへ行くなって訳でありません。住んでからも活用したらいいと思います。
実際に私自身やの私の周りの友人・知人は、こんなときにリゾートホテルを使っています。
- 誕生日、入学など「お祝いごと」でリゾートホテルへいく
- ゆったり「スポーツ観戦」したくて、リゾートホテルで観る
- 「同窓会」の食事会でリゾートホテルを会場に
- 「日帰り」でリゾートプールやビュッフェを楽しみにいく
- 仕事を頑張って、そのあとのリフレッシュのために
沖縄to沖縄だから、リゾート環境への移動時間も短くて、めっちゃいいですよ♪
沖縄で実際に生活する人間としてリゾートの新しい活用シーンを考えるのが相応しいし、楽しいですよね。
ギャップを乗り越えるひともたくさんいる
そんなふうに移住の現実に直面しても、うまく乗り越えていける人もたくさんいます。
一概にこうとは言えませんが、なんとなく、こんな人が乗り越えられてるイメージ↓
ギャップを乗り越えるひと
- うまく消化、前向きに対処
文化や気候、仕事など違いも、うまく自分のなかで消化して、向き合える - 沖縄でやる楽しみをもっている
趣味でも仕事でも、これをやるために沖縄にいる。そういうものがあるとよい - 違うことを許せる
自分の価値観と他人が違っても許せる。ある程度は距離を置ける人の方が悩まない - 人好きのする性格
人嫌いせず、親しみやすい、人から好かれる性格なほうが、現実的なギャップものりこえやすい
まぁー、いうならば私もー?乗り越えた人ー?みたいなー?
……と自慢するほどでもないですね。
かくいう私はべつに人好きのする性格ではないです。(どっちかっていうと偏屈家。)
私、個人としては「沖縄でやる楽しみをもっている」のが大きく、いろいろギャップを感じても気にしないでいられる理由になってます
このなかのいくつかでも当てはまっていたら、ギャップを乗り越えられる理由としては、十分なのではないでしょうか。
- 「人好きのする性格」は注意も……
- 人好きのする性格とひと口に言っても、周囲に気を遣って、ムリにほがらかに振る舞い、自分が我慢するタイプの人は、長い目でみたときにツラいです。
- 沖縄の慣習や文化、生活様式で、「変だな」とか「思ってたのと違うな」とか、そう思ってしまうときは、素直にそう思えばいいと思います。
- 大事なのは「違うからといって不機嫌に振る舞ったり、地元の人へ罵詈雑言を言ったりしない」であって、行動に配慮ができていれば十分。
- 人好きをする性格で疲れてしまいがちな人もいます。そういう人は、好かれるためにムリに沖縄の現実を好きになる必要はないことだけ、覚えていてください。
なんのために沖縄へ移住するか?
といったように、ある程度、移住の目的が明確になっていたほうが、移住の現実に直面しても心折れずにいやすいです。
多くの人は自分自身にポジティブな変化を期待するから、沖縄移住したいのだと思います。
- その変化はどういったもの?
リラックス? 人間関係? アクティビティ? 仕事内容? 健康状態? etc - そのためにどんな環境が大事?
リゾートが近いこと? 自然が多いこと? 仲間がいること? 暖かいこと? etc - 多少なら許せることは?
低収入? 仕事の種類? 高温多湿? 虫? うちなーたいむ? etc
誰かに説明できるほど、明文化しなくてかまいません。自分の心の内で自問自答できるくらいでも十分です。
沖縄へなんのために移住するのか、自分の中で答えをもっておくとよいでしょう。
デメリットも前向きに捉えると変わってくる
先にあげた沖縄移住のデメリットもあえて前向きに捉えてみると、心持ちが変わってきます。
移住直後はみんな不安です。
ちょっとしたことも強いネガティブに感じがちなので、気持ちを冷静にするためにも、よい側面からの視点ももってみることが大切なのです。
→島の暮らしを維持するための価格。住んでいるみんなが島の経済を支えている証拠でもあります。
→のんびり、ゆっくり、多くを求めず、一度なじめば一生大事にしてもらえる人間関係の職場が多いということです。
→独自の自然や生態系を支えるための自然環境。リゾートである証拠ともいえます。
→都会の人がうらやむような広大な自然がたくさんあるということです。
→じっくり向き合うことができたら、沖縄に馴染めた証。沖縄らしいあたたかな関係を築けます。
→沖縄らしい伝統、文化、自然のよさを知るよい機会。沖縄を新しい視点で理解して、より深く理解できるチャンスかも。
「ピンチはチャンス」とはよくいったものですが、新しい環境、今までと違う環境のなかで、新しい自分に出会えることもあります。
前提として、もちろん無理はしなくていいと思います
「これは前向きにいけそう!」と思えた事柄だけでも、なるべくポジティブに受け取っていけると、変わってくるものがあるかな、と思います。
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沖縄移住に向いている人はこんな人
いろいろ書いてきたことを加味して、では「沖縄移住に向いている人」はどんな人だろう、と、私が特徴をあげてみるならば、こんな人かなと思います。
のんびり、大らか、柔軟
まるで沖縄県民のような気質ともいえますが、性格的な話だけでなく移住に対する気構えの話でもあります。
- のんびり
時間的な予定外にもじっくり向き合える余裕 - 大らか
予想外のことにも、動じず、こだわらず、許せる心意気 - 柔軟
臨機応変に生活を紡いでいく対応力
こういう人じゃなきゃ移住できないなんていう意味ではありません。
これを書いている私自身、こんな風ではないし。
私、めっちゃこだわり強い人間だし……
向いている人としてあえて私が特徴をあげるなら、こういう人って意味です。
もしこれに全部あてはまる人がいたら向いていると思われますね。沖縄へ住み始めても、おそらくすぐに馴染んで、長く生活を楽しめるように思います。
沖縄での楽しみをもっている人
これは「リゾートホテルの延長で移住しない」とつながる部分でもあります。
- 趣味や私的な活動
- 仕事、社会的な役割
- 学業や習い事
こういったこと以外にも、なんでもいいのです。
「沖縄でこれをやるために住んでいるんだ」という楽しみがある人は、移住後に後悔することは少ないでしょう。
デメリットよりも”楽しみ”が勝るからですね
内外関係なく人好き
そして、やっぱり「人好き」であること。
これは移住を成功させる気質としてはとてもよいですね。
沖縄は島ですから、なんだかんだ世間が狭くて、人間関係は宝です!
いちゃりばちょーでー(行き合えば皆、兄弟)は、けっこう本当にそう
ですから「南の島で人に縛られず〜……」という人だと、やはりツラい部分はでてきます。
(沖縄で無人島暮らしとかを望んでいるひとは、別にいいかもしれない。)
人を寄せ付けないオーラを出している人は、人間関係を築く上では、まわりも近づきにくいですからね。
こういう人は仲間ができやすいですし、いろいろな現実に直面しても、まわりの人々の助け合いの中に入れて、のりこえていけるように思います。
※一応補足……でも「素直に」は「気に食わなかったらガチンコで怒っていい」とか、そういう意味ではないですからね。さすがにそれは引かれるからね!さすがにわかりますかね!?
関連沖縄移住して1年経って感じた、移住できる人の意外な3つの共通点
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現実を知ったうえで沖縄移住を成功させよう
以上、沖縄移住の現実的な側面と、それを乗り越えるためのいろいろなお話でした!
最後に、現実を踏まえた上で、沖縄移住を成功させるための具体的な対策ポイントもいくつかあげて、この記事を終えたいと思います。
資金は多め!絶対におすすめ
慣れない地域での新しい暮らしです。予定外のことが起こらないほうがおかしいくらい。
移住資金は必ず多めに用意しましょう!
家、車、交通、買い物、病気・ケガなど、予定外なことが起こりやすいです
移住前に仕事を探しておくのがベター
資金多めなのはもちろん、身入りも確保してから移住するのがよいです。(移住してからお金の当てがないのでは困ってしまいますね。)
なるべく可能な限り、現地で面接やインターンをするなど、仕事の様子を調査して就職を決めるのがよいでしょう。
地元のお仕事紹介サイトも、いくつもあるので、チェックしてみてください
参考沖縄の求人・転職ならジョブアンテナ沖縄(外部サイト)
いきなり移住よりも、まずは「短期移住」から
前述のとおり、沖縄移住は生活が大きく変わることから、慣れていない時期に、予想外のことがたくさん起こります。
短期移住から中長期、そして移住と、沖縄生活へすこしずつ適応していったほうが安心です。
私はいきなり移住と結婚、退職をした結果、突然、鬱になりかけました……
思い直しも含め、できることなら移住といえども、徐々に現地に慣れていったほうがよいです。
台風や高温多湿、海岸部の環境へ備えよう
海に近い暮らしは海岸の自然災害が近い暮らしでもあります。
また高温多湿の環境も、やはり沖縄では沖縄らしい現象が起こります。(カビの生えやすい場所、時期とか、入ってくる虫の種類とか)
いきなりすべて対策を打つのは無理なので、これは住んでから少しずつ知って対策していくことになります。
暮らしの問題について関心をもって移住してくれば、すぐに動けます
地元文化へ理解には「そういうものだ」という姿勢も
個人的にはうちなー文化は身内の繋がりを長く大事にしたり、様々な立場の人とも共に支えあったり、そういったことに長けている美しい文化だなと思います。反面、まぁ確かに保守的でのんびりしてて、こんなで大丈夫かな〜と思う節も……。
例えば、仕事の進め方などで、ペースが合わず、イライラして当たってしまうなど
でもそれでうまく回っているのです。そこが大事。
多少、利害が不一致な場面があっても、
と、一定の距離で見ておくことで、かえって互いに理解が進むこともあります。
付き合いながら、ウマの合う部分と、そうでない部分と、ゆっくり見極めていけばよいでしょう。
移住者が喜ばれる場所へ
移住におけるとても大切なことは、「自分の存在を喜んでもらえる場所」へいくことだと思います。
たとえば沖縄の田舎は、20〜30代の若く働き盛りの人々が、田舎は嫌だと都市部(というか県外)へ流出してしまい、人員不足が起きていたりもします。
そういう場所では、若い移住者さんはだいたい喜ばれます
宜野湾市などデジタルファーストを宣言にしている街では、「IT化・DX化」に積極的な移住者が喜ばれるはずです。
その他、医療・介護、ホテルなどホスピタリティスタッフ、農業従事者、電気工事士、etc 専門技能が喜ばれる場所もあります。
また、職能とは関係なしで、子育て世代が喜ばれる場所もあります。
沖縄の各地に、きっといろいろなマッチングの可能性があります
そういった自分が喜ばれる場所へ積極的に出向いていけるように、情報収集をしたり、興味をもって飛び込んだりしましょう。
移住の現実を超えて、沖縄移住の成功確率がググッとアップすると思いますよ!